五号目から山頂を目指す富士登山競走

https://running-is-traveling.com

役立ち話

試走に勝る練習なし②|富士登山競走山頂コースへ

2022年7月5日

前回の試走は富士吉田市役所から佐藤小屋までの五合目コース、今回は残りの山頂までを高所順応を視野に試走してきました。

前編
富士登山競走の試走へ(五合目コース)
試走に勝る練習なし①|富士登山競走五合目コースへ

知識と体力を併せ持つ先人たちが、そして猛者ブロガー達が記し残してきた言い伝えによると、こと富士登山競走に関して試走に勝る練習なしとされています。 ここ最近のご近所での坂道練は少しマンネリ化、よりリアル ...

続きを見る

富士登山は過去3.5回(3回登頂+0.5回は砂走りのみ)あるのですが、最も有名な吉田ルートからの登頂は今回が初めてです。

実際に登ってきて感じたことは、他の3ルートの特徴を足した感じでテクニカルな登山道だなぁと思いました。砂礫(されき)あり、岩場あり、階段あり、やはり一度は試走して練習しておいて損はありません。

富士登山競走の試走、五合目から

富士スバルライン五合目

富士山はどの登山道から登っても、出発前に山を目の前にすると畏敬の念が湧いてきます。


スポンサーリンク


富士登山競走山頂コースの概要

富士登山競走にはどうしても付いて回る関門時間があり、目標となる場所は山頂コースの場合五合目以降では以下の通りです。

 

五合目(佐藤小屋)→八合目(富士山ホテル)→山頂

 

コース全体で見れば、スタート→馬返し→佐藤小屋→富士山ホテル→ゴールとなります。

それでは詳細見ていきましょう。

 

佐藤小屋から六合目まで

山頂コース試走、佐藤小屋脇の登山道から

一般登山者はここから山頂へ

五合目のレストハウスから登山に向かう場合、道なりにちょっと歩けば吉田ルート登山道入り口に到着します。

山頂コース試走、五合目から佐藤小屋へ

大会パンフを加工

でも律儀に山頂コースを辿るために、少し高度を下げるかたちとなるのですが、この登山道入口を左に逸れ佐藤小屋まで戻っての試走スタートとしました。

五合目のゴール地点佐藤小屋

試走はここから

今日は五合目からスタートですが想像力を目一杯働かせ、自分は今富士吉田市役所から息を切らせて2時間ちょっとでここまで来たと言い聞かせ出発しました。

富士登山競走試走、平坦もある

六合目までは平坦路が部分的にあり、もちろん走れるところは走って進みます。

佐藤小屋からは意外とあっさり六合目の富士山安全指導センターに到着です。ここで本大会からヘルメットの着用が義務付けられています。

持参予定
富士登山競走で配布されるヘルメット(ヘルメット(ミドリ安全 INC-100B)
富士登山競走のヘルメット着用義務化|大会で配布されるものを予め購入

※2020年、2021年大会は中止となりました。よって2022年以降の大会にお役立て下さい。 日本一過酷な大会、それは富士登山競走だと私は思ってます。 ゴールが日本一高い場所という付加価値は唯一無二、 ...

続きを見る

 

六合目から七合目

登山競走試走、六合目〜七合目

六合目以降はコース幅は広く視界が開けています。もしも晴れていれば夏の日差しは強烈なものです。今回は七合目付近から天候が悪化したのですが、この区間だけ晴天だったので結構日焼けしました。

そして足元は昨夏以来久しぶりの砂礫です。「されき」なんて登山してなければ読めない漢字です。

とにかく足が砂に埋まり普通の一歩が刻めない区間となり、無理して疲労するよりも、細かい歩幅で登った方が良いです。

余談ですが昨年登った御殿場ルートの砂礫の方が断然深く進みづらいものでした。

登山競走試走、六合目〜七合目

七合目の山小屋までは広い道幅のジグザグ道となるのですが、曲がり角では写真の通りイン側が階段となっています。一般の登山者は階段がない外側のラインを通っていたので、私はイン側からモリモリ階段を登って抜いていきました。

本番ではこのジグザグの曲がり角が抜き所のひとつとなり、前の状況を見てインを攻めるかアウトから抜いて行くことになるはずです。しかし徐々に薄くなって行く空気の中で、終盤のためにも無理な追い越しはヤメた方が無難です。

 

七合目から八合目(富士山ホテル)

富士登山競走は富士山吉田ルート

七合目からはいよいよ岩場が登場です。各ブログ記事から得た事前情報に間違いなはなく、ここでは四足歩行が基本だということを身を以て知ることとなります。

傾斜的に脚のみでも登れるのですが、手を使った方が断然楽に速く登れます

スパイダーマンになった気持ちで上を目指せる岩場は、個人的に好きな方で、四足歩行区間は自分でも驚くほど速く登れました。

富士登山競走の試走、岩場が続く

昨年も3000メートルを超えた辺りから感じたのですが、自分が思っているよりも足が上がり切らず、階段調の岩場だと躓いたり岩に足先をぶつける頻度が増えてきました。

この場合は手を膝に添え上半身で下半身のお手伝いをしながら、決して脚だけで登らないよう意識して進みました。

手も使って登る富士登山競走

スタートからずっと脚を酷使して登って来るのですが、岩場が現れる七合目以降は時折脚が休まる区間が増えてきます。上半身を使えば、ふっと脚が軽くなる感覚を感じ始めます。

富士登山競走試走九十九折りの道

岩場が終わると九十九折りの砂礫の道が再び登場します。私は早歩きで進みましたが、試走ランナーと思しき方はずっと走って登って行きました。

 

4時間関門の八合目(富士山ホテル)から九合目、そしてゴール地点へ

八合目関門は4時間、富士山ホテル

ここが最終関門の本八合目の富士山ホテル、スタートからここまで4時間以内で到着しなければなりません

前回のそれほど気張らない試走で五合目まで2時間19分、今回五合目から富士山ホテル到着まで無理はせずに1時間43分です。合計すると4時間02分で関門アウトとなります。

でも要所々でタイムを削れる要素満載の試走ですから、この試走体験を糧にポジティブに考えると完走がわずかに見えたと思えました。

富士登山競走試走、九合目は山頂までもう少し

ゴール寸前はまたしても岩場、手を使って最後の頑張りが続きます。鳥居が見えて来たらそこがゴールと思って差し支えありません。

富士登山競走のゴール地点

 

天気急変、山に恐怖を感じた

雲の中でかなり気温が下がったことは、汗で濡れたTシャツが冷たいと感じることで知ることができました。

それでも過去の富士登山では登山指数Aの日を選択しているので降雨は一度もなく、そのまま山頂を目指しました。

もちろんこの日も指数Aの日に来ました。関門の富士山ホテルを過ぎた辺りからパチパチと体に何か当たり始めます。降って来たのは雨を通り越して雹(ヒョウ)です。

富士登山競走試走中にヒョウが降って来た

九合目付近からは雨で体が濡れ震え出したので、いよいよ持参した防寒着を身に付けて山頂を目指しました。

そして濡れた体で辿り着いたゴール地点では、今度は雨が霰(アラレ)に変わっていました。

もはやこの場所は真冬、山頂滞在時間はわずか5分ほど、すぐさま下山しましたとさ。

 

手袋は必須なのか?

岩場での四足歩行では手袋が必要と言われています。ただ今回は手袋は持参せずあえて素手で登りました。

実際に登ることに関しては、手袋はなくてもさほど不便を感じませんでした。

ただこれは登るだけならの話、気温の低下や天気の急変に備えるなら手袋は持参した方が無難です。

富士登山競走試走で寒さに手が震える

体がすっかり冷え切って指先が真っ青となりました。こうならないために、手袋は防寒具としての役割もあるのです。

 

一般登山客を追い抜く際に必要なこと

富士登山競走の試走にて一般登山者を抜く際は声掛けを

登山道はみんなのものここには一般の方々もおり、すべての登山客が速いペースで進むわけではありません。

この写真のようなシーンが今回の試走で多々ありました。前のお二方の右から抜いて行きたい状況です。ここで必要なことは、後ろから存在を誇示したり、無言で驚かして追い抜くことではありません。

焦ってはいけません。追い抜くときに必要なことは声掛けです。一般の登山者は声掛けをすれば必ず道を譲ってくれます。これはマナーと言えばそれまでですが、目指している場所は一緒なのですから皆気持ちよく登山したいものです。

 

マイカー規制前後の富士スバルラインについて

マイカー規制前は五合目までは無料シャトルバス

五合目から試走スタートとする場合、夏季の繁忙期において富士スバルラインは一般車両では五合目まで行けません。

よってマイカー規制前に試走するか、マイカー規制開始後はバスを利用して行くしかありません。

今回は朝の6時台に五合目に到着したのですが、登山客用の駐車場は五合目から1番遠いエリア(下の写真①)しか空いておらず※、そこに駐車し五合目まで無料シャトルバスで向かいました。

走って五合目まで向かう試走ランナーを見かけましたが、私は2キロ以上あるのでバス利用としました。反対に帰りはバスが待ちきれず、下りなので走って車まで戻る選択です。

マイカー規制前は五合目までは無料シャトルバス

見えづらいが30分間隔で運行

 

※追記:スバルライン入り口料金所のおじさんに聞いたところ、この登山者用駐車場が満車になると料金所のゲートを閉めると仰っていました。

 

予行練習から見えた光明、いざ本番へ

帰宅後の夕方、スーパーの屋上駐車場から遠く霞む富士山、

雪ん子
あそこさ行ってきた

1日で真冬と真夏のダブル体験ができる場所はあそこしかありません。

そんな唯一無二の体験ができた富士山登山、赤く染まった富士山を攻略したい気持ちで一杯になりました。

本番は練習とは違ってもっと気張ることを前向きに考慮すると、今回の試走で初めて完走できるかもと実感できました。それでもやはり私は制限時間ギリギリゾーン、おそらく上手く走れて4時間15分以降のゴールとなります。

そこを踏まえこの2回の試走の総括をするならば、やはり馬返しまでどこまで上手く頑張れるのかにかかっていると言えます。可能な限り何度も試走は訪れるに越したことはありません。

お金はかかるけど、もう一回来たい
雪ん子

富士登山競走試走

      ランニング良著

      マラソン遠征に

アクセス数が多い記事(直近3ヶ月)

青島太平洋マラソン会場、スタートブロック案内 1

2022.8.17 更新   締め切りと同時にエントリー延長とか2次エントリーだとか、どうもマラソン人気の陰りが顕著となってきた模様です。人気の奈良マラソンは、エントリー締め切りまで実に12 ...

ランナーズフルマラソンチャレンジin荒川河川敷 2

2022.8.17 更新   年明け大会はどこにする? 自分の年明けマラソンをどうするか?そんな予定立てのために、気になる2023年1月〜5月の主要フルマラソン大会情報を集めては発信していま ...

2021年とくしまマラソンのオンライン景品 3

2022.6.1 最終更新 2017年開設以来最もランナーの皆様の興味を惹き付けた記事となり、ここはブログ史上最多アクセスを記録したページとなりました。 その間情報収拾が至らない場面があり、何通もご指 ...

4

絶版に、いやモデルチェンジしたため、もう1年半以上前にゴミ箱に入れていたレビュー記事を拾い上げてきて加筆修正しました。 当時はただ特徴を挙げて作成、しかし今回はこのバックパックの約4年間に及ぶ使用感を ...

富士山マラソンでフジパン提供 5

夕飯前に意気込んで家を出てロングランの末にガス欠になること数回。 今日は走る日と決めている日、家族と食べ放題の外食へ赴き、帰宅後30分でランニングに向かい吐き気・腹痛を引き起こすこと数回。 こんなキツ ...

-役立ち話
-, ,

© 2022  走るは旅なり