2020.5.1 富士登山競走は中止が発表されました。よって2021年以降に開催される大会の参考にお役立て下さい。
日本一過酷な大会、それは富士登山競走だと私は思ってます。
ゴールが日本一高い場所という付加価値は唯一無二、自らの富士山登頂経験から、完走した際の達成感はもの凄いものがあると思います。
昨年両足を攣りながら辛うじて山頂権利をゲットした時点で、フルマラソンシーズンが終了したら次のターゲットはここと決めていました。
残念ながら完走率が2割弱のCブロックスタートです。そこで少しでも完走に至る有利な要素はないか?と考えてみるとありました。
ネットでヘルメットを事前購入、あらかじめ着用して富士山頂目指してスタートを切るのです。
スポンサーリンク
目次
富士登山競走|ヘルメット着用義務化の概要
今現在、要綱で分かっていることは以下の通りです。
着用区間 | 富士山六合目(星観荘)〜山頂 |
どんなヘルメット? | 各自で基準を満たすものを用意するか、大会が準備するものを使用 |
トレランなど普段から使用しているものを選択肢に入れている時点で良心的な大会だとわかります。所持しているのならそれを使えばいいのです。
大会側で準備されるヘルメット(ミドリ安全 INC-100B)は、インナーキャップ式と言って、ヘルメットの上からキャップを被せて使用するタイプです。
ルール通りに着用しているかのチェックポイントは六合目、八合目、山頂ゴール付近にあります。大会スタッフによるヘルメットの着用チェックがあり、このチェックポイントで着用していない場合は失格となります。
山頂コースのヘルメット持参について、メール問い合わせをしてみた
大会発表の注意事項には、ヘルメットの持参品については、硬質(FRP、ABS、PE、PC等)のものに限る、とあります。
それでいて大会側が用意するヘルメット(ミドリ安全 INC-100B)は軟質※なものという矛盾。
ん?自分で買ってスタートから身に付けてはダメなの?大会本部へメール問い合わせしてみました。
質問内容
ヘルメットについての質問です。持参品は硬質のものを用意とありますが、大会側が用意するヘルメット(ミドリ安全 INC-100B)と同じものを予め購入し、スタート時から被ってレースに参加しても良いのでしょうか?
するとご丁寧に1時間もしないうちに返信メールが届きました。
お世話になっております。この度はルール改正によりご迷惑をおかけし申し訳ありません。スタート時から装着して参加されても大丈夫です。よろしくお願いします。
大会使用のヘルメットを自分で購入し、スタート地点から被ってOKです。
※ 2020.3.16追記: このヘルメットは軟質ではなく硬質素材(ポリエチレン・PE)でした。お粗末です。
大会側が用意してくれるヘルメット(ミドリ安全 INC-100B)の使用感と特徴
値段 | ネットなら400〜500円位(税、送料別) |
素材 | ポリエチレン(PE) |
重量 | 約85g |
通気性 | 通気孔配置、装着時のムレを軽減 |
アタッチメント | 耳あご紐取り付け可能 |
「ヘルメットってこんな軽かった?」と思えるくらい軽いです。それもそのはずわずか85gですから。
上に被るランニングキャップにもよりますが、通気性は見ての通り良さそうです。
強度や衝撃吸収性に関しては、正直なんとも言えません。
硬質素材とはいえペラペラ感満載のポリエチレンですから、ないよりマシなレベルではないでしょうか。
後頭部にヘッドバンドがあり、ズレにくく装着感も良い部類です。
このヘッドバンドは写真のようにつまむことで調節可能です。無理くし動かそうとしても、このバンドは動きません。
あと、どうしても伝えたいのが次の写真の内容です。
汗を吸う帽子内側の素材(スベリ)をしっかりとヘルメットに折り返す必要があります。(親指の位置参照)
これをしないとランニングキャップとの一体感がなくなり、キャップがヘルメットからズレて走りに集中できません。
ひとつ前の写真と比較して、なんとなく頼りない感じがしませんか?
すぐにキャップとヘルメットが離脱するイメージしか湧きません。
富士登山競走では
はたして六合目の装着時場所で、額周りの折り返し作業と、自分の頭の大きさにベルトを合わせる作業を素早くできるのでしょうか?

私には自信がありません。
今回購入して試しにランニングキャップに装着してみたのですが、自分のサイズに適した位置に装着するのに数分かかりました。
山頂コースCブロックスタートの登頂完走率は約2割弱と冒頭で述べました。1分1秒を削らなければ完走できない状況で、六合目でヘルメットを装着している時間がもったいないのです。
この数分で山頂コースを完走できないなんて受け入れがたい現実です。ゆえの事前購入、スタート時装着なのです。
さらに
ヘルメットと頭部のさらなるフィット感を求めるのなら、後付けのあご紐(別売430円位)の購入をおすすめします。
富士登山競走のヘルメットについてのまとめ
デメリットとして、このヘルメットはきちんとキャップに装着しないと外れやすいことが分かりました。
そして、六合目でズレたり外れないようにストレスなく調節するには間違いなく時間がかかることも分かりました。
後方ブロックスタートのハンディキャップを乗り越えるため、あらかじめ購入、自分に合うように調節・装着してスタートし、山頂を目指す戦略が有効なのではないでしょうか。
※黒色あり、お好みで
※ あご紐でフィット感UP