県を跨いでの移動自粛要請が解かれた週末、3ヶ月ぶりに※心弾むロング走へ出掛けてきました。東京は西のターミナル立川駅から、奥多摩は日の出山山頂を目指します。
梅雨の晴れ間に約43キロの道のり、東京都から出ることがなかったため久々のロング走にテンションが高め移行で推移します。
気温28℃で高めながら湿度が低くカラッと晴れて快走、上り切った山頂では素晴らしい景色が待っていました。
※記事作成時はコロナ禍の真っ只中
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ロードもトレランも楽しめるおすすめコース
コース行程
立川駅→多摩川→羽村の堰→御岳→
武蔵御嶽神→日の出山山頂→つるつる温泉
キョリ測を加工
上の写真をご覧いただくと標高差でわかるように、後半まで平坦基調なのですが最終盤に一変します。アップダウンに慣れていないと上り坂区間はかなりキツいと感じるコース設定となります。
しかしこのコース、朝出発で夕方温泉到着の日帰りに最適なコースとおすすめできます。1日のんびり走って温泉に浸かり、ゆっくりと電車で帰宅するには丁度良い塩梅です。
それでは地図上の①から⑩を順次追って見ていくことにしましょう。
① 立川駅南口出発
まずは家を出てスタート地点の立川駅へ向かいます。この駅は5路線が乗り入れ都心から神奈川から、そして山梨からも利便性高いターミナル駅です。
出発前に自宅窓から富士山が見え素晴らしい天気、思い出に残るであろう1日になりますよう願掛けして家を出ました。
② たまリバー50(立日橋〜羽村の堰)
駅から多摩川までは迷いようがありません。南口を出て、多摩都市モノレール沿いを南下すれば、多摩川とぶつかりそこでたまリバー50のコースがお見えです。
大田区大師橋から羽村市羽村の堰まで50キロにも及ぶ多摩川堤防コース (たまリバー50) に合流したら北上、まずは羽村の堰を目指します。
大井川の時もそうでしたが、川沿いは視界が開け晴天になると開放感がハンパではありません。
特に注意する点はありませんが唯一の懸念は、休日になるとサイクリストの数がとても多くなります。コースの左側を進んでいれば、彼らは後ろから危なげなく追い抜いてくれますから端に寄って走りましょう。
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③ 福生南公園は台風の影響で通行不可
福生南公園は2019年の台風の影響で通行不可となっていました。ランナーとサイクリストはちょっとわかりづらい迂回路を余儀なくされます。
広範囲に渡る増水によって河川敷が沈没した模様、写真の通り橋がメチャクチャです。
※2023年現在通行止めは解除され、この橋も復旧しています
④ 懐かしい・・・
フルマラソンに挑戦し始めた当時、この辺に住んでいてジョギングでよく走ったコースがこの辺りです。上の景色はその当時から好きな景色でした。
当時はまだジョグの域を出ず、5キロを週2回走って満足していました。今では考えられない頻度と距離ですが、あの頃はそれはそれで楽しみながら必死に走って駆けていました。
⑤ たまリバー終点、羽村の堰
立川駅から約15キロ、たまリバーの終点に到着となります。羽村の堰でタマリバー50と別れを告げ、その後一般道で御岳山ケーブルカー乗り場を目指します。
羽村の堰
玉川上水の取水口
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⑥ 小作坂下交差点を左折、国道411号を右折
たまリバーに別れを告げ、その脇の一般道を北上すると『小作坂下』交差点です。このコースはここだけ押さえておけば迷うことはまずありません。
小作坂下の交差点を左折して、突き当たりの国道411号を右折、その後は吉野街道を道なりに約15キロ進みます。
⑦ 吉野街道から御岳方面へ
ここを左折して鳥居をくぐりると、御岳ケーブルカー乗り場へ約1.5キロの激坂がスタートします。
今年の春に富士登山競走の練習コースに (勝手に) 認定した場所です。ここはキツくても1.5キロは頑張り所で、なるたけ歩かないでケーブルカー乗り場まで上り切る覚悟が必要です。
実際の見た目も凄く根を上げたくなる厳しい坂道、そして何と言ってもカーブがあるので先が見えず1.5km弱の距離でも長く感じ心折れそうになります。
ケーブルカーが見えるここまで来たら一服し、再び上り坂を武蔵御嶽神社まで一気に上がっていきます。
⑧ 武蔵御嶽神社
神社ですから由緒正しい場所、脱帽して賽銭を入れ拝んだら再スタートとなります。
神社から少し戻ったところで分岐となり、ここを日の出山方面へ進みます。看板があるので気にして進めばまず間違えません。
このコースもいよいよファイナルが近づいてきました。
⑨ 武蔵御嶽神社〜日の出山山頂〜つるつる温泉
御岳山から日の出山、そしてつるつる温泉へ下山するコースはハイカーの中では定番コースとなってます。よってここは休日には多くのハイカーで賑わいます。
あちらは徒歩なのですから、追い抜き&すれ違いはスローダウンが山でのマナーなのは言うまでもありません。
ここからコースが一変しトレランコースとなります。走りやすく初心者向けですが無理は禁物です。
このような尾根を颯爽と走っていきます。これが実に気持ちいい。
日の出山頂からつるつる温泉まで、分岐では必ず看板に「つるつる温泉」とあるので初心者でも迷いようがありません。
参考
トレラン区間→日の出山山頂前後
⑩ つるつる温泉
つるつる温泉をゴールに選んだ理由
・座敷の食堂で飲酒、食事できる
・休憩室で雑魚寝できる
・本格温泉でリセットできる
館内は清掃が行き届いていてとても綺麗な温泉施設です。
つるつる温泉と言いながら、お湯がとてもヌルヌルする面白い泉質ですからぜひ体験してみて欲しい温泉です。
《つるつる温泉基本情報》
営業時間 | 10:00~20:00 |
入浴料 | 大人960円 |
休館日 | 第三火曜日 |
送迎バス(有料) | 武蔵五日市駅まで450円 |
2023年6月現在
帰りは送迎バス (有料450円) ※でらくらく武蔵五日市駅へ、新宿方面へ都心へのアクセスは良好な部類です。
※2023年にこのSLバスは現役引退
立川駅から日の出山頂までの給水事情
今回の多摩川沿いのサイクリングロード (たまリバー50) では、コース脇に時たま自販機が見受けられる程度でして給水事情はちょっと難しめな方です。
よって暑い時期にはハイドレーション機能を備えたバックパックか、ペットボトルを携帯した方が身のためです。
多摩川を離れ公道に出てからは、程よい間隔でコンビニが現れるのと、要所の御岳山ケーブルカー乗り場、御嶽神社の参道のお店にて十分に給水できます。(トイレあり)
ポイント
補給の心配はほぼないがバックパックに飲み物携帯は必須
今回40キロの道のりをハイドレーションは使用せず、スタート時にペットボトル (500ml) を3本持参しました。
途中休憩で新たに購入して1本飲み干したのと、2本買い足しの計6本で3L消費しました。中盤まで日差しが強く最高気温が28℃、ランパンから汗が滴り落ちるコンディションでした。
こうなると小まめな水分補給が必須で、3Lが多いとは全く思いません。身体が欲するだけ飲んだら3Lだっただけです。
晴れの日を狙い撃て
40キロ以上のロングラン走、雨の日にわざわざロングランを選ぶ方は限りなく少数派だと思います。
もしも日の出山山頂を目指すなら、湿度が低い晴れの日を選んで走ることをすすめます。
ポイント
景色を望むなら、山は湿度が低い日に行くべし
日の出山山頂から都心方面を眺望でき、立川駅から辿ってきた道が見えました。40キロの行程をワンフレームで眺める感動がそこにありました。
ただし残念ながら朝自宅から見えた富士山は雲で覆われ今回も見ることができませんでした。これは湿度が低く快晴になる冬に再訪することを楽しみに残しておきましょう。