昭和記念公園の外周ランニングについて〔皇居ランとの比較も〕

東京西部に位置するターミナル駅の立川、そこからほど近くに鎮座するのがローカル大会が多く開催される広大な昭和記念公園となります。

東京30Kなど園内の大会は置いておいて、その昭和記念公園の外周ランニングは皇居ランに匹敵するのか？

わざわざ電車に乗って立川でランニングする価値はあるのか？

実際に昭和記念公園外周と皇居の両方を走ってみたからわかること、同じ東京でも東と西の異なる場所ではもちろん相違あり、この問いの検証をするために両方走ってみました。

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昭和記念公園外周ランの特徴

外周ランは東京ドーム約40個分と言われる広大な敷地を有する昭和記念公園と、自衛隊立川駐屯地の外周からなるコースとなります。

まずはそのコースの主な特徴を以下にまとめてみました。要点を突いていると思うので、これを参照にランニングコースの引き出しを増やして練習に役立てて下さい。

アプリ「キョリ測」利用

意外に木陰が多い

コース外周の歩道脇には沢山の木々が植栽されています。よって木陰がコースを覆うような感じとなり、暑い季節のランニング中は直射日光から身を守ってくれ助かります。

特に東側直線（地図の右側）は木陰が途切れることがありません。日差しが強い日はこの直線 (2.1キロ) だけを行ったり来たりと往復して木陰ランとして済ましましょう。

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コースを覆う木々

信号による足止めは？

昭和記念公園外周コースにおいては、わずかに一箇所だけ信号待ちを強いられる場所があります。

そこは昭和記念公園の開園時間帯に駐車場の入り口となっている交差点ですが、公園閉園後の夕方以降〜朝までは、信号待ちがなくなりノンストップ走行が可能となります。

②

コース唯一の横断歩道

距離調節が可能

地図上の北西に位置する大山団地付近では、外周コースとなる道路や道が入り組んでいます。

1周をキリがいい数字 (8キロとか9キロとか) に合わせるためた、大山団地周辺で距離の微調整を行ないます。

調整せずにそのまま走ると1周が約7.2Km、この大山団地付近で800mほど距離調節すれば、スタート地点に戻った時点で8Kmのコースが完成します。

そういったカスタマイズ調整区域が大山団地となります。

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大山団地付近

フラットコース

昭和記念公園外周はどこをどう走ってもアップダウンを感じるないコースです。

とにかくこれぞフラットコースの代名詞と言え、平均ペースを主眼としたマラソンのポイント練習向きコースとなります。

人気が少ない箇所があって周りの目を気にせず、思い切ってゼェハァするインターバル走が可能な猛ダッシュができる区間があります。

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コース西側、見るからにスピード出そう

数年前まで公園外周の西側は歩道がなく、やむなく車道を走らなければなりませんでした。それが今では道路が新しくなり、とても走りやすい路面と変わっています。

整備された結果路面が綺麗な歩道が途切れず、その歩道を走らされることで危険に晒されることはもうありません。

コースが単調

どこを走っても直線基調が長く、悪く言えば飽きがくる金太郎飴みたいなコースと言えます。

その反面では、視界が開けて目線が他の景色に惹かれることは少ないです。そういった意味でここ昭和記念公園外周は、ポイント練習として走りに集中するのにもってこいのコースといえます。

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立川駐屯地北側も直線基調

補給に心配なし

コースから目に見える範囲で自販機が数多く点在、コンビニだって数店舗コース近くにあります。よってこの外周コースを走るにあたり、ジェルや水分の補給はそれほど心配する必要がありません。

しかしコース上で水道の蛇口がある公園は、コース北西に位置する「むさしの公園」のみとなります。

青丸内むさしの公園に水道あり

昭和記念公園外周コースは24時間走れる

昭和記念公園内コースは夕方に閉園してしまうと、入場できないことからポイント練習を行うとして夕方までしかランニングできませんと。でも外周コースは街灯があり、立川では24時間ランニング可能となります。

ただし公園西側は開発途中により人がほとんど通るこなく、周りに建物がなくて殺風景でもあり物寂しい感じが漂います。それゆえ女性にとって防犯面では皇居には敵いません。

⑥

夜間は寂しそう

昭和記念公園を走る際のランステは梅の湯ほぼ一択※

まずはランニング後、シャワーを浴びれる更衣施設が園内に存在しないことが残念でなりません。

夏季にはレインボープール内にシャワーやロッカーはあります。でもわざわざ入場料2500円払ってまでランステ利用する人はいないはずです。

でも探してみると公園外にシャワー施設があり、駅から近く重宝するのが梅の湯という銭湯になります。

アプリ「キョリ測」利用

写真だと (始)マークの位置に梅の湯があり、スタート地点まで約1キロあるのでアップすとしても十分な距離があります。

偶然かな皇居ランでよく利用している銭湯名も梅の湯です。(関連はありません)

ランステ機能ありの銭湯

梅の湯は皇居周辺にいくつかある銭湯同様、手荷物をロッカーに預けてランニングできるランステ利用がOKな銭湯です。

さらに交通系電子マネー使用可に加え、レンタルタオルセット (¥200) 有りなのでバスタオル持参の必要はありません。

都市部ではキレイ目な施設

最近では都市部において建て替えたビルの1階にキレイな銭湯が増えたと感じます。ここも例に漏れず、設備自体がキレイな上に清掃がとても行き届いています。

清潔感あふれるランステはリピートしたい気分になります。東京の西側に拠点があるランナーならここはポイント練習にとどまらず、ランステ機能アリの銭湯を利用しても練習の選択肢に入ってきます。

ジェットバスがあった

ランナーにとって銭湯の存在意義はランニング後の汗を流す場所であると同時に、普段頑張っている身体の疲労回復の場でもあります。

その点強めのジェットバスで全身のコンディショニングはバッチリです。

雪ん子

長居してのぼせる

一風変わった銭湯

不思議なのはオーナーの好みなのか、休憩スペースに漫画本が所狭しと並んでいることです。その数1万冊とのこと、漫画好きならランニング後に漫画喫茶を満喫する感じとなります。

こういったランニング後に漫画を読書とかの差別化は、今後もランナーを惹きつける一要素となり得ます。

お風呂上がりにはありがたい

みんな嬉しい生ビール (¥400) の提供があります。来訪日には風呂上がりに注文されている方を数名見かけました。

昔ながらの銭湯の体をなし、風呂上がりに生ビールを提供してくれるお風呂は出会ったことがありません。 (近代のスーパー銭湯では当たり前も)

ありがたや〜

雪ん子

《梅の湯　15:00〜0:00》

※追記2019.7.27：立川駅近の高砂湯もランステOKでした

電話確認したところ、こちらの銭湯もランステ機能として利用できる確認が取れました。

立川駅南口から徒歩約6分、まだ利用したことがありません。次の昭和記念公園ランで利用したいと思います。

《高砂湯　15:00〜22:00 （木）休み》

銭湯頼みだと15:00以前は走れない

※木曜日定休日

銭湯の営業開始時刻は都内で概ね15:00となっています。

園内終了が17:00 (11月~2月末日まで16:00) となっているので、銭湯利用で昭和記念公園を走るとなるとロングランは早朝や昼間から走り始めることにまります。

皇居ランと昭和記念公園外周ランの比較

次にランナー界の重鎮コースである皇居と、今回紹介した昭和記念公園外周コースを比較検討してみました。

昭和記念公園をランニングするかは詰まる所、通える頻度で利便性が変わってくると思います。東京西部に住まわれている方なら、それほど億劫になることないはずですから積極的な利用をおすすめします。

皇居も昭和記念公園外周もランニングコースという観点で、走りやすく問題はないためにマイコースにする価値は十分あると感じました。皇居ランに飽きたランナーが立川に流れてきても、受け入れる懐の深さがあります。

⑦

路面だって綺麗

公園内のコースと外周コースをMIX

この昭和記念公園のランニングコースを最大限に活用するため、独自にコースのカスタマイズが必須となります。

今回紹介した外周コースと公園内のコースを組み合わすことにより、多彩なロングランコースをアレンジ作成できます。その組み合わせは無数にのぼります。

雪ん子

小銭を握りしめて公園内へ

公式ホームページより

公園内のコース利用料に450円かかるのですが、気温が下がってくる秋口ぐらいからは本格的なロング走で活用できます。

ランステ機能ありの梅の湯や高砂湯が公園近くにあり、更衣場所の心配がないことはすでに紹介しました。

ここはさながら皇居ランの西東京版

雪ん子

ちょっとしたランニングから本格的なポイント練習まで、用途に合わせた練習場所として昭和記念公園まではるばる遠征する価値アリと申し上げておきます。

昭和記念公園外周