あおもり桜マラソン｜今年の開催日の天気は？気象データから予測

【2023年大会版】

エントリー最終日にあおもり桜マラソンへ急遽エントリー、その際さっと調べた気温がそこそこ低温で走れそうな条件だったことが背中を押してくれました。

4月は真冬のようなマラソンに適した気象条件は望みづらい時期、三寒四温を繰り返しながら暖かい季節に向かっていきます。

今記事ではもう少し掘り下げて、4月半ばの青森市の天気を過去20年分のデータから調査してみました。

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過去20年分のデータから検証

気象庁のHPを頼りに2023年開催日の4月16日、この日の20年分の気象データから表を作成してみました。それが下の表ですが、特に目立った点を視覚的に分かりやすく色分けしてみました。

◇ 青森市4月16日の気象データ

↓平均値↓

◇青森市 4月16日、
過去20年分の平均気象データ

※大会当日の過去の記録ではなく、今年の開催日の過去の記録

最低気温と最高気温

まずは水色で色分けした最低気温について、朝は例外なく気温はひと桁台となり朝と日中の寒暖差が大きくなります。

平均で3.7℃と朝は冬並みですが、日中気温が上がる予報なら多めにウェアを着込むことはヤメましょう。マラソンの記録は気温から大きな影響を受けます。高温予報なら朝は我慢してでも薄着スタートです。

続いては赤色の最高気温について、フルマラソンにおいては拷問とも言える20℃近辺が20年間で4回あります。ここまで暑くなるとベスト記録は狙いづらく、ゴールまで自分を連れて行くことが目標となります。

走りやすくベスト記録が狙えそうな最高気温13℃以下の日、それが過去20年で8回もあります。ここが本州の最北青森の良いところ、関東地方の4月半ばではそうはいきません。

暖かくなった4月まで頑張って走ってきたランナーにとって、あおもり桜はシーズン最後にベストタイムが狙える気象条件で快走できる可能性があります。

日照時間と天気

日照時間についてはオレンジ色の項目ですが、10時間近辺の日が20年で半数の10回あります。晴れが多く極端に雨が少ない (2回) 天候となります。

ポンチョなどの雨対策よりも、サングラスや日焼け止めの準備が必要となりそうです。

風速について

黄色の平均風速に目を向けると、青森の春の天候が垣間見えてきます。平均風速で5m/sを超えてくる日が6回、青森は風が強い日が多い認識を持った方が良さそうです。

また表には記載していませんが西寄りの風が多く、コース形態から西へ向かって走る区間が序盤と最終盤となります。

特に最終盤35キロ地点で折り返してから西へ真っ直ぐゴールへ向かう約7キロは、向かい風が強ければ正面からもろに受ける仕打ちとなります。

フルマラソンで最もキツい区間が強風の向かい風、そんな心の準備をしておけば面食らうことはないかと思います。

  コース図
(公式HPより)

大阪マラソンと比較

◇大阪市 2月26日、
過去20年分の平均気象データ

◇青森市 4月16日、
過去20年分の平均気象データ

参考までに大阪マラソンと比較してみました。

開催時期が2ヶ月も違うため比較する意味合いは薄いのですが、いかに青森の4月が日照時間が長く、風が強いかがわかります。

逆に大阪マラソンは評判はともかく、平坦コース＋絶好のコンディションで走れる可能性が高い大会です。

津軽海峡

まとめ

青森市4月16日の気候について、気象庁データから読み取れる項目が多々ありました。結局のところ天気は運次第の要素が強いと言ってしまえばそれまでですが、あおもり桜は4月中旬でも低い気温の中でフルマラソンを走れるデータが揃っています。

しかし2023年は平均データの通りにいかない可能性をはらんでいます。なぜなら桜の開花予想が平年よりも2週間早まっているのです。

ということは季節が平年より2週間早く訪れており、2023年は5月初旬の気温程度まで上がる恐れがあります。

開花予想が4/10〜4/14となっていて、シーズンラストを満開の中爽快と走れる公算が高い一方、20℃近くの暑さと強風に打ちのめされる見込みがあることを頭の片隅に入れておきましょう。

◇青森市 4月16日、
過去20年分の平均気象データ