本当に開催されるのでしょうか?富士登山競走。※
緊急事態宣言延長が現実味を帯びてきた今、返金されないエントリーフィー※を払い終えているので、それを考えても意味がないのは承知しております。
開催すると仮定(メンタル的にそれが難しい)して、できる対策はしておきたいものです。
繰り返し坂道練を続けていた先日、上り切った坂のてっぺんで唐突に思ったのです。
ところで当日はどんな格好で走ればいいんだろう?
※追記:2021.6.18 残念ながら中止となりました
※追記:18000円のうち14000円返金されることとなりました
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先人達から学ぶ
大会HPを隈なく見渡すとメニュー欄に「ギャラリー」を見つけました。過去大会の山頂コース写真が掲載されています。
写真をピンチアウトで拡大して凝視していきます。そこで諸先輩方の身なりを細かくチェックし、身に付けているアイテムをピックアップしてみました。
また、諸先輩方のブログも同様に参考とし、以下に装備品をまとめてみました。
装備各種
ランパン・ランシャツ
基本的に山頂コースであっても普通のマラソン大会と変わりありません。
HP上の写真とブログで装備品を紹介しているものを見ても、ほぼ全てのランナーが夏仕様でした。
中には男女を問わずタンクトップ or 肩が出ているノースリーブの方もいます。それだけ競技中は暑いということでしょう。
シューズ
ランニングシューズかトレランシューズでOKです。
普段から履き慣れたスピードが出やすいシューズを選ぶつもりです。ロードの馬返しまでは飛ばすべきが富士登山競走の鉄則です。
ただ私がズームフライで五合目コースを走った時は、湿った山道で結構滑ったのでこのシューズはヤメておきます。
下山時にシューズを傷めるので、使い古したシューズを履く傾向が見られたことも付け加えておきます。
ウエストポーチ
ウェストポーチが多数派です。多くのランナーが身に付けている共通アイテムでした。
ボトルホルダー付きを装備しているランナーが散見されます。五合目を越えると給水所が少なく、自分のペースで補給したい方は必携です。
脚攣りを抑えるため、電解質系の飲料を携帯して安心感を得たくなります。
ボトルが揺れにくく、しっかりホールドされるものを選びましょう。
帽子
HP上の過去大会の写真ではサンバイザーやバンダナを身に付けているランナーがいます。
しかし今大会から山頂コース出走者はヘルメット着用が義務付けられました。
大会側が用意するものは、軽量なヘルメットに帽子を被せるタイプです。自分で用意しない方は必ず帽子(一般的なランナーキャップ)が必要となります。
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サングラス
富士山は独立峰なので遮るものがなく、強烈な日差しにさらされます。
紫外線から目を保護する意味でも帽子と共にサングラスは必携です。
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ランニングウォッチ
マラソン大会では当たり前の装備品ですが、他大会では忘れてもこの富士登山競走ではダメです。なぜなら明確な関門制限があるので忘れるわけにはいかないのです。
余裕で登頂を果たす上級ランナーならいざしらず、一般ランナーなら途中どんなトラブルがあるか分かりません。
私のようなCブロックランナーは各関門時間との戦いとなります。時間に追われながら登らなくてはなりません。
脚ゲイター
脚にゲイターを装着しているランナーもいました。
極限まで脚を酷使するレースですから、疲労軽減効果が謳われるゲイターを装着する利があります。
でもなぜか腕ゲイターは付けているランナーが少なかったです。
ちなみに私は暑がりなので、少しでも体温を上げる要素を排除したく装着予定はありません。
バックパック
小容量のバックパックを背負って山頂コースに挑戦する方がいます。中にはトレラン大会で見かけるような、胸ポケに2本ボトルを挿したランナーの写真がありました。
きっと山頂到着時の防寒用ウインドブレーカー(シャカシャカ)が入ってると思われます。ウエストポーチだけでは携行品が収まらないランナー向けです。
インナー
ランパン・ランTと夏仕様の格好なのですが、Tシャツの下に体温低下を防ぐインナーを着るランナーが多かったです。
これは2択でfinetrackのドライレイヤーかMILLETのドライナミックメッシュになります。
頂上が近づくにつれ気温が下がっていきます。これを着ていれば汗で濡れても必要以上に体温が奪われません。
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持ち物各種
現金
山では電子マネーは使えませんから現金を用意します。
完走後の飲食を考慮しても2000円あれば十分です。ただトイレが300円なので小銭の準備を忘れずに。
絆創膏
岩場が多いので擦り傷を負う可能性があります。肌の露出が多いことも怪我を負うリスクを高めています。
ちょっとした出血を気にしたくなければ2枚くらい忍ばせておけば十分でしょう。
ネッグクーラー
寒ければネックウォーマーへ、暑ければ給水所で濡らしてネッククーラーとなります。
暑さの中でのランは火照った体の冷却が効果的です。
空の補給用ボトル
中身が入っていないものを用意し、五合目の給水所で水を補給します。
中身にはメダリストなどをあらかじめ入れておけば五合目までは身軽で走れます。このためのウエストポーチやバックパックです。
手袋
前半は暑いですから使用しません。これは八合目のガレ場で威力を発揮します。
両手足の四足歩行で進むのがデフォルトです。前進するのに両腕の力が加わるので、疲労し切った脚を休ませることができます。
この時のために腕の筋トレはしておいて損はありません。
スマホ
せっかくの富士登山、素晴らしい絶景を写真に残したくなります。
写真を撮る際はコースからさっと外れ、他のランナーの邪魔にならないよう配慮します。
塩熱サプリ
もはや説明の必要がないランナー御用達ウェポンです。
携帯しているだけでプラシーボ効果で脚攣りにならない気さえしてきます。
補給ジェル
数量は個人差があると思いますが、登山には大量発汗が伴うので必要なだけ用意しておきます。
五合目までは給食が充実しているので、それ以降のために3、4個携帯すれば足りるのではないでしょうか。
八合目〜九合目ではフルマラソンの終盤然り、カフェイン多めのジェルを投入する予定です。
ポンチョ
ゴール後の身体の冷え対策として携帯します。
またレース途中で寒さを感じたら被る程度ですが、あるとないとでは大違いです。
かさばるものではないですから、シャカシャカかポンチョのどちらかを携帯しておけば良いでしょう。
マスク
コロナ事情で登頂後は着用です。未使用の不織布マスクよりはコンパクトにたためるスポーツマスクやウレタンマスクが携帯しやすいです。
ただ元々下山時の砂走り対策としてマスクは必要でした。須走口からの登山経験が2回あるのですが、2回とも乾燥による砂の舞い上がりが酷かった記憶があります。
体調が良ければマスク着用、五合目まで一気に駆け降りてしまいましょう。
まとめ
歩いての富士山登頂はあるものの、富士登山競走・山頂コースは初めての経験となります。
歩き登山時は結構な無理をして弾丸日帰りツアーでした。しかし山頂コースは、走ってからの早歩き、四足歩行と酸欠との戦いですからその何倍もキツいことは百も承知です。
上記の中からアイテムを選択して挑むことになると思います。大会が無事開催された暁※には体験談として追記したいと思います。
※追記:2021.6.18 残念ながら中止となりました
近所から、近そうで遠い山頂を望む