「No Running No Music」を地で行くランナーたち、観察眼を駆使するとたくさんのランナーがイヤホン着用でランニングをしています。
イヤホンを付けて走っているのですから、音楽やら読書やら何らかの音声を聞いているのは間違いありません。
私は普段5回に1回くらいの頻度でしか音楽は聞かずに走るのですが、河川敷の周回コースで行われた3月のフルマラソンに備えるため、飽きが来ないようワイヤレスイヤホンを初めて購入しました。
その時買ったものがコスパ良く性能も高く、ランニングには申し分ない仕様だったので紹介してみたいと思います。
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目次
AVIOTワイヤレスイヤホンの特徴
まずはAVIOTの読み方ですが、そのまま「アビオット」と読みます。その意味までは調べていませんが、何らかの洒落た意味がありそうです。
ちなみに本記事は2021年モデル「AVIOT TE-D01d mk2」の紹介となります。
付属品多し
何と言ってもAVIOTは日本発祥のオーディオメーカー、ここ数年で大きく注目を集めたブランドとなり、大手家電チェーン店舗にも陳列される高品となりました。(近所の電気屋で確認)
外部音を取り込むモードがボタン一つであたり、防滴耐水性能は普段使いでは必要十分なスペック(IPX5相当)となります。またケース込みの連続再生時間は最大約120時間ですから、ケースを満充電してしまえばしばらくは放置となります。
脱落時の紛失を防ぐストラップが付属されており、イヤホン同士を繋げば片方だけ落とすリスクが限りなくゼロになります。実際3月のマラソン大会にて両方外れてしまったのですが、首に掛かったままで止まることなく走り続けました。
そして充電ケースがすでに大容量バッテリーとしての体をなしているので、これでスマホや他デバイスの充電が可能となる点は見逃せません。
最後にどうしても強調したいのが、音声案内がアニメ調でエモい声だということです。
少しゴツい
AVIOT TE-D01d mk2、ランニングシーンでの使用感
3月にこれをコストコにて購入※してから早4ヶ月、この期間の使用感を振り返ってみると、現時点でおすすめに支障がないとの結論に達しました。それゆえのレビューとなります。
※2022年7月現在、コストコにて購入できるのは2022年モデル
ランニング時
イヤホンジャックのサイズさえ合っていれば、少し大柄な筐体ですがランニング中に外れることはまずありません。
当然といえば当然のことですが、ご自分の耳のサイズと適合しなければどんな高品質製品でも評価はガタ落ちとなります。
このAVIOTは残念なことにその点で、自分に合ったイヤホンジャック(イヤーピース)が予め付属されていませんでした。以前使用していたイヤホンから移植して対応、それ以降外れることなく現在の快適なランニングライフを送っています。
音質については可もなく不可もなく。ランニング使用時なら十分で、これで文句を言う方はハイエンドモデルを購入すべきです。
また音質は専用アプリでイコライザー調節ができ、ある程度は自分好みの音質を再現できます。
レース時
3月の大会時点ではイヤホンジャックが合わず、走行中度々外れてストレスあるフルマラソンを走りました。暑さで大量発汗により失速したのですが、失速要因の一つが度重なるイヤホン外れだったかもと今では思います。
ただ上述の通りこの大会以降イヤホンジャックを変更、今では全くもってランニング時に外れる心配はありません。秋以降のレースにて実践投入に値するものと思っています。
雨天時
まだ確信ではないのですが、雨天時に雨による誤操作が幾度かありました。
というのは土砂降りの中音楽を聞いてランニングした時、曲が止まったり再生されたりを繰り返す誤作動を経験したからです。ラチが明かないので聞くのを止め、イヤホンをポケットにしまって走り続けました。
ただこの点はイレギュラー的要素を含んでいるため、この結果だけで確証とまではいきません。降雨中の使用感は追記として報告したいと思います。
AVIOT TE-D01d mk2とAirPods Pro(Apple)との比較
1万円以下のモデルと4万円近くするアップル最上位モデルを比べること自体どうなのよ?と思われるかもしれません。でもせっかく娘が所有するAirPods Proが自宅にあるので無謀を承知で比較してみました。
AVIOT TE-D01d mk2とAirPods Pro(Apple)
の比較表
性能 | AVIOT TE-D01d mk2 | AirPods Pro |
音質 | ▲ | ◎ |
使い勝手 | ○ | ◎ |
デザイン | △ | ○ |
価格 | ◎ | △ |
音質
娘に借りたAirPods Proにて同じ曲をYouTubeで聴き、素人目線ですが音質を比べてみました。それはそれは大きな違いを感じました。

感じ方に個人差はありますが、AirPods Proには到底及ばないが、ランニング主体での使用を考慮すると、それほど性能差に拘る必要はないのかと思います。
使い勝手
ランニング中に各命令(再生、停止、次曲、音量調整)はタップをすることで行うのですが、この操作がちょっとやりにくいことが難点です。触れるとすぐに「音停止」になりやすい傾向があります。
でも走っている時に操作をあまりしない人にとって、これは大した問題ではありません。むしろ走りながら曲スキップや音量調節ができるだけありがたく思えます。
とにかく頻繁に充電する必要がないので、いつでも音楽を聞いて走れる態勢を取れます。ランニング出発時に充電されていなくて、音楽を諦めたことは皆無です。
デザイン
これは完全に好みの問題。そりゃスタイリッシュなのはアップルでしょうが、目的は走りながら音を聞くことですからデザインについては目をつぶります。
そしてAirPods Proとの決定的な差は「付けてる感」です。AirPods Proは軽量ゆえに圧倒的に装着していることを忘れてしまいます。高機能を小さな筐体に詰め込んだ技術力、これはさすがのAppleと言うしかありません。
価格
これだけの機能を1万円以下で買えるのですから、贔屓目に見てもリーズナブルと言えます。コスパを重視するユーザーの満足感を十分満たしてくれます。
2022年7月値上げされたアップル製品の扱いは、その価格からどうしたって最大限の注意を払って使用しなければいけません。
気兼ねなく使用できるワイヤレスイヤホン
ある程度雑に扱っても十二分に性能を発揮してくれ、気兼ねない使用を担保してくれるのがAVIOT TE-D01d mk2です。
このイヤホンは音質に最高を求めず、使い勝手が良く気兼ねなく使用することを重視するランナー向けのイヤホンとなります。