京都マラソンのゴール地点・平安神宮

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マラソン大会

京都マラソン|雨の都路へおこしやす

投稿日:2020年2月25日 更新日:




2020年西京極の競技場、8年ぶりに再び同じスタートラインに並びました。

「気温11℃、歴代3番目に高いです」とのアナウンス。気温高めで雨が降る中でのレースは昨秋と同じです。

暖冬続きがゆえにこの気温で走れるのは残り2戦※ではなく、今回の京都だけかもとの思いでした。

震災の犠牲者への黙祷、15000人の静けさの中で緊張感はピークを迎えました。

さてさてスイッチオンです。

 

※残り2戦の東京、とくしまは中止になりました


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京都マラソンゴール地点の平安神宮

京都マラソンで特に印象深かったポイントを独断と偏見でまとめてみました。

 

仁和寺のお坊さんは京都マラソンの一部と化した

京都マラソンのコースを作る際、確か他のお寺が反対したのでコースが変更になったと聞いております。

しかし仁和寺だけは別格です。

お坊さんが並んで大きな声援を送ってくれる

全国の大会に参加して来ましたが、こんなインパクトが強い応援はここ京都だけです。

 

舞妓さんと一緒に写真サービス

ゴールして更衣室へ移動すると”舞子さんと記念撮影” ブースがありました。

可愛らしい舞妓さんが3人、そこに並ぶ42キロ走った後のランナーたち。

普段はそういったものに興味なくスルーするのですが、「ここにしかない体験はしておけ」との心の声が聞こえたので列に並び撮影に挑みました。

マラソン大会に参加している割にオールスポーツの写真を購入したのは1度だけです。

新東名マラソンに参加し、富士山をバックに走る構図が気に入り購入して以来になりそうです。

 

京都マラソンが雨、河川敷コースが大変なことに

何と言っても今年の京都は河川敷コースのドロドロが衝撃的でした。

トレランシューズを履いてるわけではないので足を取られて滑る滑る。

水溜りを避けたり、ぬかるんで滑ったりするうえに、走路が狭くランナー同士の接触リスクがかなり高かった模様です。

サブ4辺りからのボリュームゾーンでは大変だったことでしょう。

 

今までは好天で行われていた

2月の京都で雨が降ることはほとんどないので今までは深刻化しませんでした。それが今回は降雨で表面化してしまったのです。

京都マラソンにおいてスタート前からの雨は初めてとのことだそうです。

ただ個人的には泥んこマラソンはそれはそれで楽しかったです。しっかり記憶に刻まれましたから。

 

河川敷コースは実はずっと下り基調

帰宅後にGPS時計のラップをチェックしてみると、河川敷区間(3~4キロ)は10秒前後のロスで走れていました。

あれ?意外とタイムの落ちが少ないのです。これにはちょっとビックリです。

よくよく29〜33キロ付近のコース高低図を見れば謎が解けました。

京都マラソン河川敷コースの高低図公式HPより

北から南へ鴨川沿いを川下へ進むのでずっと下り基調なのです。

ですからこの河川敷コースは基本スピードに乗りやすいのです。

晴れた日には快走が期待できます。(今回は例外)

 

河川敷で脚が疲弊した

ようやく河川敷が終わってロードに戻ったのですが、ここで明らかにスピードが落ちました。

疲労感が相当ありました。脚を使った証拠です。

土のコースは相当ぬかるんでいて泥跳ねがすごい状態でした。ランナーの背面はみんな泥だらけです。

そんな中で転ばないよう、足をくじかないよう集中して走ったので、アップダウンより脚が削られスタミナを消耗したのです。

途中、看板に「河川敷あと2km」との表示、これは「あと2km我慢してね」の意だったのかもしれません。

京都マラソンの河川敷コースが終わる場所

泥の河川敷から再び舗装路へ出る地点:翌日撮影

ここが待ち遠しかった

 

泥んこの土コースで不整地ランが生きた

私ごとではありますが12月に足をくじいた反動がいまだに残っていたので、雨の河川敷コースは集中力が増しました。

レース中にくじいたら大きなタイムロスになりますから。

12月に足をくじいてからの不整地ラン練習が、まさか京都マラソン本番で生きるとは思いもよらない体験でした。

ピッチを早めて地面との接触を最小限に抑えて進む走法は効果テキメンでした。

滑る前に次の一歩を踏み出している感じです。

 

河川敷コースは観光都市ならではの理由

観光都市京都で開催されるマラソン大会なので、どうしても川沿い河川敷という裏道を通らざる得ないのでしょう。

幹線道路の交通規制を最小限にする策が河川敷コースなのは仕方ないと思います。

ただ公認コースを謳っているのなら、コース変更すべきという声も多かったです。

 

ボランティアの方の懸命な対応に感謝

前日にコースに砂を入れて整地したと聞きました。

レース中は雨の中、ボランティアの方々がスポンジで雨水を吸い取り排水したり、レーキでコース整備に専念している姿を見かけました。

大変な作業であったと思います。

そんな姿を見たらペースを下げるわけにはいきません。

 

京都マラソン翌日に河川敷に行ってみた

翌日レンタサイクルで河川敷コースを逆走してみました。

午前中のうちはまだドロドロの路面状態で、ハンドルを取られます。

京都マラソン河川敷コースのドロドロ

右側に32.2Kmの第11給水所、ここにイチゴがありました
(見逃したけど)

よくもまぁここを走ったもんだ

これが雨のレース中に最も近い状態

京都マラソン河川敷コースの路面

舗装されている箇所もあり

京都マラソン河川敷コースの路面

石畳風もあり

晴れて乾いていれば走りやすい路面

幹線道路の下を通過時はアップダウンあり

 

京都マラソン、河川敷以外のコース特徴について

京都マラソンの沿道

 

ベストタイムは厳しい

京都マラソンのコースは全般的に平坦と思われがちですがそんなことはありません。

跨線橋ときぬかけの路以外はずっと上りか下り感覚があるコースで、楽ではないとの覚悟が必要です。

そして、京都マラソンのコースは記録が狙いづらいと言えます。

ある程度記録が落ち着いてきているベテランランナーにとって、ベストタイムを狙うには鬼門のコースかもしれません。

 

規則的なアップダウン

京都は言わずと知れた盆地です。鴨川を底としてすり鉢状になっているイメージを持つとわかりやすいかと思います。

鴨川に向かって西から東へ向かうと下り、川から東へ向かうと上りとなります。

またその逆で鴨川へ向かって西へ進むと下りとなります。

さらに南から北へは上り、北から南への移動は下り基調といった感じですが、これは先程の河川敷コースが下りであることで納得してのもらえるのではないでしょうか。

 

コース戦略が必要

ズバリ、京都マラソンは変化に富んだテクニカルなコースです。

奈良もそうでしたけどこうしたアップダウンがあるテクニカルコースは私は走りがいがあって好きです。

大半が8年前のコースと被っていたので、一度走った強みでどこがキツイか分かっていました。

ここが肝

・渡月橋を見ながら右折した後の跨線橋から、きぬかけの路を経て今宮神宮までのアップダウン

・35キロ過ぎの御池通り折り返しから、39キロ今出川通り折り返しまでの上り

公式HPのコース図、高低図とにらめっこしながら戦略を練ってみて下さい。

京都マラソンコースの終盤

公式HPより

 

粋な計らい、ラストスパートが効く

今出川通の39キロ付近まで続く上りはフルマラソン終盤では相当に堪えます。

しかしラスト3キロはスピードが出る下り、脚が残っていればラストスパートで一気にゴールまで辿り着ける設定です。

売り切れたランナーを次々とパスできるので、フルマラソンの最後で爽快な気分を味わうことができます。

京都マラソン39キロ付近の今出川通の折り返し

今出川通の最後の折り返し、
よくそここまで頑張って上ってきた

京都マラソン今出川通の最後の折り返しを過ぎればラストスパート

折り返したらあとはゴールまで下り、
さあラストスパート

↑翌日レンタサイクルで撮影↑

 

観光名所の近くを通るだけ

古都京都の名所を巡るコースといえば聞こえが良いのですが、残念ながら名所がほとんど見えない設定なのが本当のところです。

金閣の近くを通っても世界遺産なので敷地には入れず金閣は見えず、銀閣の近くまで坂道を上って行っても銀閣見えず。

そういった意味で仁和寺のお坊さんの応援はもう京都マラソンにはなくてはならないものとなってます。

 

京都マラソンの特徴まとめ

京都マラソンEXPOに振袖のおもてなし

 

おもてなしレベル高し

新幹線で京都入りし、EXPO会場へ向かいました。その入り口に振袖のディスプレイ、京都らしいおもてなしでテンションが上がります。

レース中には植物園内で舞妓さんからの応援がいただけます。これも京都らしい。

ゴール後に頂ける食べ物のために手提げビニール袋を配布する心遣いがありがたいです。たくさん頂けるのは嬉しいのですが、ひとまとめにできなく、心苦しい大会は結構あります。

完走証に関して、ゴールの動線の中で発行されるうえに、クリアファイルに入れてくれるのでしわくちゃになったり濡れて破れたりしない点も高評価です。

極め付けはゴール後のおつかれさま広場にて九条ネギの味噌汁、足湯、マッサージサービスを無料で受けられることでしょう。

京都マラソンゴール後に九条ネギの味噌汁

 

走っていて飽きさせない

さすがは京都、観光資源が豊富です。

観光名所の前では「絶景ポイント」の案内看板をスタッフが持っているのです。

あいにくの雨でしたが、山水画のように霧がかかった山々と渡月橋は印象的でした。

走っていて

「アッップダウンきついなぁ」

「あと○キロあるのかぁ」

と考えていると、絶景ポイントが突如として現れるので絶妙なスパイスとなりました。

 

エコへの取り組み

京都マラソンは他大会よりもエコロジーを目指す大会です。

携帯用マイカップを販売、それでの給水を働きかけています。また、注意喚起しているからなのか、他の大会より路上に散乱している紙コップが少ないと感じました。

そして古着の回収はスタート直前(5分前)にボランティアの方が回収してくれるありがたさです。

ただ回収箱を置くだけではなく、ひとブロック両サイドでボランティアによる回収がありました。

これなら安心して走る直前まで各自持参した防寒着で暖を取れます

 

ボランティアスタッフの数の多さは東京以上?

中止にはなりましたが東京マラソン2020のボランティア数は11000人と事前発表がありました。

そして驚くことに京都マラソンはランナー15000人対して、何と!14000人もボランティアの方がいます。

特徴的なのが、たくさんいるボランティアスタッフの応援がとにかく途切れなく賑やかです。フルマラソンのコース上42キロずっとです。

さらに数だけではなく質さえもトップクラスと言えます。ここまでボランティアスタッフが声援を送り続けてくれる大会はありません。

また、沿道にゴミが見られなかったのは、多くのボランティアが短い間隔で並んでいるためだとも言えます。

沿道でゴミ袋を持っていてくれるので、ゴミを捨てるに捨てられない雰囲気が漂っていました。

京都マラソンの前日受付

 

RUNNETの大会レポまとめ

今回は雨が降ったことで土の河川敷コース問題が顕在化、多くの投稿はこれについての批判的なものでした。

それ以外にも各ランナー感じた内容を読んでいると面白いですね、投稿が900件を超える大会は他にないのではないかと思います。

それだけ愛されている証拠です。

2020.2.24現在

良い感じの投稿

・給水・給食のテーブルが長くてとりやすい

・動線が分かりやすい

・トイレ最後尾の案内はありがたい

・全ての人が京都マラソンを盛り上げようとする空気がある

・名前入りゼッケンだと名前で呼んでもらえ頑張れる

・回数を重ねるたびに進化している

・開会式を競技場のモニターで全員が参加できる

・荷物預け・返却がとてもスムーズ

・エイドに生八ツ橋、都こんぶ

・大学のキャンパスが多いので学生による応援がすごい

・ビニールポンチョの配布は雨だったのでありがたい

・参加賞を入れるビニール袋の配布はランナー目線

・完走後のお疲れ様広場での無料のお味噌汁、マッサージ、足湯はどれも最高

・大会規模が大きい割にトイレは混雑しない

・次のトイレまでの距離表示はありがたい

・エイドの表示はわかりやすく長さも十分

・EXPOはちょうどいいサイズ

・コース上のトイレが豊富で待ち時間なし

京都マラソンコース上の案内看板種類

悪い感じの投稿

・京都駅から受付会場、スタート会場が遠い

・狐坂を回避したのなら河川敷コースも回避すべき

・河川敷コースを舗装かラバー化して欲しい

・コースが狭い箇所多く、前へ行きたくても行けない

・京都を味えない観光コースではないか

・折り返し、カーブが多数

・参加費が高額

・コースが変わらなければ次回エントリーしない

 

個人的レース結果には満足

京都マラソンのコース図

 

雨でも気温が高め

この1年間に参加したフルマラソンは4つ、その全てが雨という現実。

「フルマラソンは雨の中で走るもの」そんな勘違いが定着してきた感があります。

今回は気温が10℃以上で雨、身に付けるものには最後まで悩みました。

結局ノースリーブTシャツ一枚とポンチョで薄着スタートは正解でした。

しかし、「25キロまでポンチョ、ビニール手袋を外さない」作戦は、結果的にレース後半の予報が外れて少雨だったので失敗でした。

20キロで脱ぎ捨てた時の汗によるランTの濡れ具合から、もう少し早い段階で脱ぎ捨てておけば発汗を抑えられたかもと。

ランネットのレポで30キロ以降で脚攣りの報告が多かったのは気温が13℃を超え、前半が雨のためポンチョやウェア類を多めに身につけたランナーが多かったためではないかと推察します。

 

ネガティブスプリットを心がけた

今シーズンは全9戦(5キロ〜フル)全てで前半突っ込んで後半粘るパターンでした。

今回はとにかく前半はネガティブスプリットを過剰なほどに意識。それもあって仁和寺のお坊さんに手を振る余裕がありました。

結果脚を温存できたおかげで最後まで粘れ、残り4キロから脚が完全復活するというおまけ付きでハッピーな展開。

下りで気持ち良く追い抜きなんとか3時間20分カットできました。(それでも目標には5分も届かず)

 

京都マラソンは救護スタッフが多い

先シーズンはほぼ全てのレース中で脚攣りを発症しました。しかし今シーズン(2019ー2020)は一度もレース中にはありません。

今回もレース中はなかったのですが、レース後に段差を乗り越えた瞬間に久々に完全に脚を攣りました。レース中でなかったのが幸いでした。

左のふくらはぎが異常にへこみ悶絶してその場で動けなくなりました。

すぐに救護スタッフが近づいて来て「大丈夫ですか?」「車椅子使いますか?」「何かあったら声掛けてください」と心配してもらえます。

京都マラソンではレース後の各エリア(ゴール直後、動線、更衣スペース)に救護スタッフが多数います

救護体制が万全で安心感があります。

 

いや〜また参加したい度

8年ぶりに参加した京都マラソンは、あらゆる面で洗練され大きな進化を遂げていました。

毎年毎年ブラッシュアップして来たことが窺い知れます。

心地よくマラソンを楽しめたことがそのこと全てを物語っていました。

コロナウイルス対策として前日、当日問わず会場入り口にはアルコールスプレーやマスクが配布され着用の指示がありました。感染予防や雨の河川敷の整地も含め、大会運営の大変さを改めて感じました。

そして現在、各地のマラソン大会が中止になり、今シーズンはおそらく終了です。

だからこそあの雨の中ずっと応援してくれたボランティア、スタッフ、関係各位、沿道の方達への感謝をいつも以上に忘れはしません。

 


(5段階評価)

京都マラソン翌日に金閣へ

        マラソン遠征に

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