走り始めたのは20代でしたが40代後半に差し掛かり、体力の低下や疲労回復が遅いことを否定できないと感じるようになりました。
先週参加した大阪マラソンの前哨戦東京30K冬は、個人的な結果としては上手く走れた方だと思っています。
予め用意しておいたプランAとはいかなかったものの、最低限のプランBを完遂し大阪へ向けてちょっとは自信になりました。
ガーミンコネクトにて走破データを見ていると、そう言えばあることを思い出しました。
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2017年東京30K冬と2023年東京30K冬
過去と比較
ランナーの間でもっともシェアがあるガーミンは、ウォッチを機種変してもアプリ上ではデータがしっかり残っています。
これはたとえ不具合があったとしても、中々ガーミンを他機種に変更する決断に至らない理由の一つとなっています。今までのランニング記録は、一つの繋がりをもって保存しておきたい心理が働きます。
6年前は初代ガーミンを購入して1年ちょっとの時期でしたから、当時参加した東京30K冬の記録はしっかりと残っていました。
〔 東京30K冬 、2017年と2023年〕
2017年
2023年
正直に言いますと全く同じコースを走った過去を比較して、あ〜だ・こ〜だ変わったと始めたかったのですが、データそのものが根本から違いました。
ネット検索して記録を辿ると、2017年と2023年大会とでは周回コースの長さが違っていました。
2017年は15キロコースを2周、2023年はいつから変更となったか分かりませんが、10キロコースを3周に変わっています。
よって単純比較とはなりませんが、ほぼ同じ平坦路かつほぼ同じ走路を走っていることから、このガーミン記録から何かが見えて来るのではないかと興味深く記録を振り返ってみました。
ペースが違う
結論として2023年の東京30K冬は2017年と比較して、走りの中身がかなり異なっていることだけは間違いありませんでした。
まずは上の写真を見ると6年前の方が2分以上速く、キロ当たりペースでは約3秒違っています。
キロ3秒というと30キロまで保ったペースを、このままフルまで走り切れば (まず無理だが)3時間13分台か15分台の違いとなります。
2017年時点ではこんな走りが可能ならば、フルで相当な記録が狙えると当時は自信過剰になっていました。
内容が違う
当時ブログは未開設だったのですがあれから6年、この間にランニングに関して多くの経験と知識を多方面から身に付けてきました。
以前のように練習を目的とするこのような大会においては、その時の走力全て注ぐ走りを今ではしなくなりました。
もちろんテキトーに走るという意味合いはなく、綺麗な言葉で言えば大人の走りとでも言いますか、あくまで練習としてどの位のペースで走るかを精査し、走り出したらそのペースを維持することに注力してきました。
要は6年前よりタイムだけ見れば劣化したのですが、事前に決めた目的ペースで走ることで現時点での実力を再認識するようなりました。そこを踏まえ次の練習フェーズに移る算段をつけることができるのです。
当時は肉離れのシーズン、コンディションが今と違う
2016年から毎年のように頻発し悩まされた肉離れから、幸いにも2021年11月以降もう1年以上あの痛みから遠ざかっています。
初めて肉離れを発症したのが2016-2017シーズン。2016年秋に肉離れを連発しさいたま国際で大きなダメージを負ったのですが、年明けから良化して調子を上げ迎えたのが2017年東京30K冬でした。
30キロでは当時のベストタイムで駆け抜け、憎っくき怪我の克服に成功したと勘違いしてさらに負荷を上げました。
その結果3週間後の北九州マラソンにて再発、わざわざ飛行機で遠征した結果が病院送りとなる結末でした。
そして結果的にこの東京30K冬がシーズンピークであった事実は、今だから言えることとなります。
中度の肉離れ、全治3ヶ月
(当時の写真より)
ネガティヴよりポジティヴに
6年前はレースで必要以上に一所懸命走るたび、自己ベストが出てタイムが伸び続けました。
でも今はそれではスタイルに合わないと断言でき、そこまで追い込まなくてもクレバーに運動効果を上げる術があることを知っています。
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走りの分析を深く掘り下げてMy研究、今ではそれに基づいて闇雲には頑張らないスタンスを取っています。
練習で出来ないことは本番も出来ない、と思ってしゃかりきに走っていたのですが、出力を頑張って上げた練習で出来ても、本番で出来るとは限らないと思うようになりました。
実際の走力に当てはめるてみてネガティブに考えると今の実力ではサブ3.15は無理。自分本位にポジティヴに捉えれば、自己ベストは十分狙える位置にあるとの結論が出ました。
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