他人の結果なんて本当はどうでも良いと思ってるランナーは多いはず、大撃沈して目標タイムに到底及ばなくともそんなことは誰も気にしません。
私の2023-2024シーズンはどうだったのか? (誰も気にしない)
ふくい桜マラソンからもうすぐひと月経ち遅ればせながらの報告ですが、シーズン終盤新たな発見もあったことですので、先シーズンの振り返りと現状把握といった個人的な内容を備忘録として記しておきます。
ふくい桜マラソン
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年初の時点でシーズン予想がすでに当たっていた
年明け1月6日に参加した西東京30Kの走破内容から、今後のフルマラソン予想タイムを自ら考察した結果、おそらく3時間25分〜35分の間だと予想しました。
それを前提に目標タイムを決めたのですが、それが姫路城マラソンが3時間30分以内、静岡マラソンが3時間25分以内、そして最後のふくい桜はドーンと3時間20分以内というものでした。
フルマラソン予想タイム
目標タイム | 実際のタイム | |
姫路城マラソン | 3時間30分 | 3時間30分16秒 |
静岡マラソン | 3時間25分 | 3時間25分50秒 |
ふくい桜マラソン | 3時間20分 | サブ4 |
結果はネットタイムで姫路が3時間30分16秒、静岡が3時間25分50秒、ふくい桜は・・・後半だらけたエイド巡りに徹してサブ4とだけお伝えしておきます。
姫路城マラソン
姫路城
2023年秋はフルマラソンを走らなかったので、姫路城マラソンはあおもり桜以来10ヶ月ぶりのフルマラソン参戦となりました。
2023年4月あおもり桜マラソンではとっても不甲斐ない結果だったので、姫路はシーズン1発目ですから無難に刻んでのサブ3.5を目標としました。
スタート直後から以前のペースより自ら10秒以上遅いペース設定、そのため余裕をかまし過ぎたはずなのに中盤以降キロ5分がやっとの展開です。
フルマラソンを走りながら自らの走力の落ち具合を確認して落ち込み、それでも37キロ地点でカフェイン入りジェルの助けを得てかろうじて最後まで集中力が途切れませんでした。
そう思ったのがサブ3.5のペースランナーに抜かれたちょっと後、彼らはグロスタイムで走ってサブ3.5予定ですから、自分のスタートロスを思い出せばまだ数分は大丈夫だろうと鷹を括っていました。
しかしネットタイムでもいよいよサブ3.5無理が濃厚となったことで、残り2キロを切ったところでスピードアップしたのですが無理難題でした。それでも足攣りがないことが幸いして久々にゴールまで満足して走れました。
よってサブ3.5に16秒足りなかったことは見て見ぬ振りで目標達成としました。
静岡マラソン
大会前日、スタート設営中
前週に鴻巣パンジーマラソンを暴風下で走って追い込み完了、体調を整えて意気揚々と静岡県に乗り込みました。
コースの高速特性と当日の低温微風という気象条件により、今日は記録を狙う日と思って昨年の大阪マラソン以来並みに気合が入りました。
その結果はハーフ過ぎまで久々にベストペースだったことに満足、しかしその後は想定通りの落ち込みで収まるところに収まったレース、フルマラソン後半に大きな課題を残しました。
ハーフ以降でも粘れたのが5年前となるコロナ前の私でしたが、海岸線に出るとキロ5分ペースを保てなくなり失速です。
今回も37キロで摂取したカフェインがまたも効いたことと、数年間悩まされた脚攣り症状が全く出なかったことで落ち込んだ割に3時間25分台でゴールできました。
よって3時間25分に50秒足りなかったことは見て見ぬ振りで目標達成としました。
もう一つ付け加えるのならば、記録を無難に置きにいった姫路城マラソンよりも、序盤から攻めていった静岡の方が走破タイム云々より総合的な満足感は断然上でした。
ふくい桜マラソン
やる気みなぎる運営
シーズン最終戦ですから秋以降の練習の成果を発揮したなるのが人の常、2024年年初の目標は3時間20分切りとしてレース展開次第であわよくばベストタイムを叩きだすのではないかと思っていました。
しかし事前に分かっていた気温高めな予報と豪華過ぎるエイド、どちらにも私は耐性がなくてスタート前からファンラン要素満載なプランBに気持ちが傾いていました。
振り返ると静岡マラソン以降はメンタル面が乱高下したことにより、心身バランスの崩れを感じ取っていたこともプランBでファンランに切り替えた1要因です。
なんとなく気が乗らない時
6週間でハーフ1本、フルマラソン3本はやり過ぎだったのか?
私の先シーズン2023-2024は先月末をもって終了しました。
2023年猛暑の暑さからエントリーを絞ったことで2023秋冬は四万十川ウルトラマラソンのみエントリー、フルマラソンで記録を狙う身としては、2024年の年明けから5大会にエントリーしました。
2月中旬の姫路城から3月下旬のふくい桜マラソンまで6週間でハーフ1本、フルマラソン3本を走破したこと自体は自己満でよくやったと思っています。
この6週間内で体調変化があり、それは姫路城マラソン後に胃腸炎 (食中毒) 、静岡マラソン後は3月の寒さがあって熱っぽくフィジカル面は万全とは言えない期間が続きました。
参加する以上はこのくらいの体調不良では現地に向かうのがポリシーですが、トータル的に見て50歳間近でこの詰まった日程には無理があったと言わざるをえません。
反省を生かす意味で来年以降フルマラソンを詰めて走る日程を立てないことです。やってみて後悔はないのですが、体力が有り余っていた10年前ならなんてことはなくて、もっとタイトなスケジュールでもやり切ったはずです。
このドアがあったらどこへ行く?
今後はどうするのか?
今更繰り返しますがフルマラソンにマグレはないとは使い古された台詞です。そして実体験で今シーズンも本当にマグレなんてものはありませんでした。
それは記録したタイムを見ればわかることでですが、特にお伝えしたいことは以下の3点となります。
2023-2024でわかったこと
1. 足攣りが無しシーズンは久しぶり
2. スタート後は吹かしてスピードに乗る方が楽
3. 長期間緩めない
1 . 足攣りが無かったシーズンは久しぶり
一体いつぶりでしょうか?攣りという症状から解放されたシーズンは・・・
昨年2022-2023のシーズンベストが大阪マラソンの3時間22分台、そして今年2023-2024シーズンは3時間25分台ですから、記録だけ見たら徐々に劣化していることは明らかです。
ただし今シーズンはランニングの質自体が全く違っていて、股関節中心のランニングフォームを導入したことにより、ふくろはぎ周辺の脚攣りがゼロだった成果は計り知れません。
これにより昨年夏以降取り組んできたフォーム改善が一定の成果を上げたと勝手に思うことにします。股関節周りをしっかり使って走るということがどれだけランニングエコノミーに寄与するか、意識して走ってきて無意識レベルに落とし込めた甲斐がありました。
ここ数年間レース後半になると、せっかく上手く運んできても最終盤は脚攣りにビクビクしていました。ハーフやフルなど距離に関わらず全ての大会でゴール付近で足攣りを発症していたのが今期ゼロだったことについては、今後もう少し掘り下げて記事をエントリーしたいと思います。
かつて補給しても足攣りは付いて回った
2. スタート後は吹かしてスピードに乗る方が楽
これも個人的な見解の範疇を超えないのですが、マラソン大会のスタート直後は吹かしてスピードを上げるべしということを今シーズン改めて感じました。
大会当日に中途半端な時間に会場に到着して手荷物を預けて用を済ませ、中途半端なブロック内後方に陣取りスタートするよりも、早めにブロックに整列してレベル高いメンツを周りに囲んで共に走り出した方がベスト記録達成が近づくと感じました。
ブロック前方へ
3. 長期間緩めない
シーズンが終わるとノーラン期間を設けてリフレッシュすることがここ数年の定例となっています。しかし今年はそういった期間を設定しないつもりです。そこそこの距離とそこそこな負荷を年間を通して掛けていこうと思います。
その理由は定期購読している「ランナーズ」の受け売りとなるのですが、加齢に抗うために休み期間を長く設けないとあります。年齢を重ねて一度何らかの理由で長期間休んでしまうと、以前のレベルまで復活するまで若者の何倍もの時間を要するというものです。
ならば定期的ポイント練習を継続して絶やさない覚悟あるのみです。富士登山競走後の真夏は緩ジョグ (キロ4分台からの開放) が定番で大好きだったのですが、今年は返上してポイント練習を週1回は導入します。
ただしこれから気温がぐんぐん高くなり、真冬と同じようなタイムで走れることはまずあり得ません。それでも取り組む熱量は真冬と同じく、今後もモチベーションを高く保ち、自身の心拍数と体調と相談してフィジカル面を鍛えていきたいと思っています。
静岡マラソンゴール後、皆んなやり切った