あれから幾ばく経つことでしょうか・・・5月以降に頻発した肉離れがうんと長引いたお話は以前しました。
今年のクソ暑い時期はのんびりと緩ジョグでお茶を濁し、速いペースのポイント練習は過去の遺産、ずっと疎遠になること数ヶ月になりました。
脚に痛さが残っていて速いペース自体無理難題、趣味にストレスは御免と思って求めもしませんでした。
だがしかし先日新たにフルマラソンにエントリー、コロナ禍真っ只中において今シーズン(2020ー2021)はマラソンは開催されないと確信していただけに、カチッと目標が定まることでモチベーションが湧いてきます。
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5ヶ月ぶりの閾値走が思いの外走れた話
下準備はもうこれ以上はないでしょう
5月に故障、大事をとった6月は回復基調でもぶり返して、7月にようやく治ってきた矢先に再び肉離れで戦線離脱します。
ここで以前の肉離れ同様に、40日間のランオフに次ぐ17日間の完全ランオフをすがるように決め込みました。
結果走らなければ回復するのみ、脚の状態がグングン上向いて梅雨明けの8月初旬から無理のないスロージョギングを開始しました。
その後猛暑の期間は川沿いなどの緩ジョグを心から楽しみ、涼しくなるにつれ走るペースを上げていきました。
ロングペース走(Eペース)を重ね、ダッシュ系もチョロチョロこなし始めた9月下旬、閾値走に挑戦する意を固め久々にヤル気が湧いてきました。
どのくらいのペースで走ろうか
久々だからといって我武者ら走るのではなく、今の自分のレベルに合ったペースを知るために恒例のダニエルズ理論るのが定石となります。
ダニエルズさんが提唱するVDOTの便利アプリにピッピッと入力、すると自分のベストタイムから導かれた閾値走はキロ4分24秒でした。
コロナ前なら屁でもないスピードなのですが、まだ5キロ走でキロ平均4分30秒までしか上げていない現状ではこれくらいが及第点。よって今回はキロ4分20秒くらいの設定ペースとしました。
走り始めて調子良くてもこれ以上は上げ過ぎないよう抑え気味とし、ペース維持に気を配りながら走り切ることが今回の閾値走の目標でした。
↓そのアプリはこちら↓
走り始めてすぐに出来るなコレと思う
何と言ってもコロナが猛威を振るう前の3月まで、あの頃の現役バリバリ走っていた時期から5ヶ月が経過しています。
以前4分ちょっとの閾値走ペースで走っていた身体は、コロナ禍のペースダウンと肉離れの故障とで走力は低下しました。
そこからの回復期を経て今どう変わったのか?果たして呼吸と身体は持つのかどうか?
さぁGPSをONにしてスタート準備万端、久々のキツいペースが心地よく、グングン心拍数を上げていきました。
地面から伝わる足裏への衝撃や股関節を中心とした脚の動き、ゼェハァと呼吸が続く心拍数の上がり具合は、覚えている限り意外にも5ヶ月前とさして変わらなかったものでした。
荒川河川敷
久々の閾値走でもタイム的にも遜色なし
それを証拠に同距離(5キロ)・同コースを走った以前の閾値走タイムと、復帰初戦の今回のタイムを比べてみました。
閾値走の自分比
閾値走実施日 | キロ平均 |
2019.12.20 | 4:07 |
2020.2.13 | 4:13 |
2020.4.26 | 4:06 |
2020.9.29 | 4:11 |
まずは前提として私の閾値走は教科書通りの20分間走ではなく、基本キリがいい5キロ走を基準としていると申し上げておきます。
この時点で自己流と言われそうですが、閾値走を積極的にこなしているランナーは、ネット情報では5キロ走で行なっている方が多数との認識です。
そして5ヶ月もの長期間において、閾値走を全く行わなかった割に走れたとの現実に驚きを隠せません。
結果的に夏の緩ジョグで基礎を作り上げ、9月の走り込みで身体が戻ってきたことが影響していることは確かです。
因みに2020年2月13日の閾値走は、その週末に参加する京都マラソン2020の最終追い切りを兼ねています。今思うとあの頃は身体の仕上がりが良好でリラックスして余裕で出せたタイムです。
しかし今回は肉体的に余裕なんて無い状態で出したタイムです。
京都マラソン2020
これから
さてさて故障がゆったりと回復した今、次なる目標レースが決まった時期ですから、今がポイント練習の再開時期だと判断しました。
以前みたいな速いペースは現実的に故障リスクを考慮するとまだまだ無理ですが、フルマラソンにおける定番練習の閾値走・インターバル走・レースペース走のポイント練習を10月、11月の2ヶ月で昨シーズンまでもっていけたら順調に練習過程を踏んでいると判断できます。
5、6、7月と何回も肉離れの痛みをぶり返し痛みに憔悴しながらも、思うようにならない脚を優しくさすりながら思ったことは、
7月中旬頃は痛い思いの繰り返しでマラソンはもう走れないと覚悟しました。そんな歯痒い痛い時期は過ぎ行く時間が解決してくれ、マイナス点からの復帰を経てまた元の身体が戻ってきました。
ようやく今期のマラソンシーズンが始まった実感が湧いてきたのですが、一つ言えることは大抵の怪我は必ず治るという体験を何度もしてきたということです。
今日も多摩湖周回コースで鍛錬中