今の所、震災の自粛ムードとは訳が違う感じです。
ほぼ全ての大規模イベントの中止が決まっていくばくか、コロナは私たちからマラソンに限らずスポーツという娯楽を奪っていきました。
自然災害でマラソン大会が中止になった事例はありました。しかしこんなに先が見えない展開は前例にありません。この期間がマラソン大会のハイシーズンと重なる悲劇により、ほぼ全てのランナーが被害を被りました。
その返金されないエントリー代もさることながら、ランナーのメンタル面の損失たるや莫大なものです。
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2020年元旦マラソン
クソ寒い中でも、走れる喜びがそこにはありました
今では懐かしくもあり・・
突如として終わったシーズンオフに提案
私と同じくマラソン大会をモチベーションとし、普段からランニングを楽しんでいる方は日本全国相当数だと思います。
このサイトへのアクセスを見ると、皆さん本当に研究熱心というか、走ることに愚直というか、こっちまで嬉しくなってしまいます。
大会だけがランニングではないと分かってはいます。しかし目標値へ向けて重ねた日々、練習の成果を発揮する場自体が突如としてなくなった現実を中々受け入れられないものです。
今秋のマラソン大会に照準を変えていくといっても、それはまだまだ半年以上先の話です。我慢強いと言われるランナーでさえ、それはちと長過ぎるのではないかと思えてきます。
そこで、今この状況で何ができるか?持ちうる想像力を振り絞って考えてみました。
出場した大会の分析
コロナ騒動までマラソン大会参加が一度もない方は少数派だと思います。
GPSウォッチが記録したラン内容は、様々な情報を提供してくれます。それを分析して今後に生かそうではありませんか。
2019秋〜2020冬の期間で、データから個人的に改めてわかったことは、
・気温15℃とか無理
・スピード持続力が弱い
・ピッチの改善は急務
この辺を踏まえて今後どのように生かすか、これが分析した意味合いとなります。分析を生かすために実施していくしかないです。
・気温15℃とか無理→
2020年は10℃以下になる12月までフルは走らない(意固地)
・スピード持続力が弱い→
30キロ以上のレースペース走を増やす
・ピッチの改善は急務→
体感の強化とランニングエコノミーのさらなる強化
今後はこの弱点を重点的に強化、来年の今頃に再度振り返り反省してみたいと思います。
2021年4月1日追記:2020年12月どころか3月でもコロナ禍が継続中、フルマラソン大会自体参加できず。その中でも30キロ以上のレースペース走は2月まで継続しました。またピッチの改善は、私には効果が薄くひとまず今はやめております。
思い切ってランオフ
これは経験があるだけに結構おすすめです。私の場合は肉離れによる40日間の戦線離脱でした。効用としては、
・また走りたくてウズウズしてくる
・オーバーホールで体がリセットされ全身の痛みが消える
・走らねばの強迫観念から解放される
少し距離を置くことでその大切さに気づくことはよくあります。
小規模イベントに参加してみる
マラソン大会は軒並み中止になりましたけど、都市圏では小規模のイベントは行われています。
先日雨の皇居ランに出掛けた際、7℃の寒さで誰もいないだろうと思いきやハーフのイベントが開催されていました。
ナンバーカードを付けているランナーが20名くらい、とても楽しそうに見えました。
山へ行く
昨年トレランデビューを果たした時に強く印象に残ったのが、山は気持ちいい
との感情でした。五感全てで自然を感じながら走れる喜びが山にはあります。
そしてこの爽快感と居心地は、遺伝子に深く刻まれているのか、人間が自然の一部だということを感じました。
ロング走でお茶濁し
マラソン大会で使用するはずだった補給ジェルが残っていませんか?
私、結構残っています。秋以降まで保管するのもアレなので、ジェルを使いにロングランへ行ってきます。
目標や目的を決め、フルマラソンを超えるロングランのために遠くへ出掛けてみてはどうでしょうか?
昨年は御朱印をもらうために諏訪湖周辺へ
ランシューズを洗ってみる
かく言う私も滅多にシューズを洗いません。(陰干しはします)
スタートブロックでランナーの足元を覗くと様々ですが、ピッカピカのシューズはそうお目に掛かれません。練習の跡が垣間見える瞬間でもあります。
そもそもランニングシューズは頻繁に洗うものではないですから、雨の後や発汗が多い時、泥んこになった時だけでいいんじゃないでしょうかね。
でもこんな時だから日頃の感謝を込めて?綺麗に手入れしてみてはどうでしょうか。
2019年つくばマラソン後
体幹を徹底的に鍛える
改めて思うことが体幹の強さの重要性です。ロング走後半のフォームのブレは、走る動力や重い頭を体感で支えられないことからくると思っています。
プランクと腹筋でそこを補う必要があるのですが、週に1、2回は筋トレを取り入れています。
短期的に集中して鍛えるよりも、長く薄く取り組んで気楽に体感強化していければと思います。
ランニング本を読み漁る
知識を広く深めるために座学、自粛生活のこんな時こそ読書です。違った考えを取り入れ、さらなる走力のブラッシュアップにつなげるのです。
今マラソン本でおすすめするならこれ一択です。何回も繰り返し読んでいます。
スピ練したコースをゆっくり走ってみる、なんなら歩いてみる
誰しも「マイコース」と言える普段使いのコースがあると思います。
この冬速いペースで走ったあんなコースやこんなコース、そこを気分転換でゆっくりペースで走ってみたり(LSD)、いっそのこと散歩してみて下さい。
最近では桜の蕾が大きくなり、数輪が咲いているのを発見しました。キロ4分では絶対に気付かない新鮮な風景がそこにはあります。
初マラソン挑戦がなくなった、もうランニングは辞めると思っている人へ
この2月〜3月の大会を初マラソンの場に選んだランナーは気の毒でしょうがありません。全てが初めての経験の中で奮闘してきたランナーの方、その胸中察します。
でもやめないで再挑戦して欲しいです。今までで一番頑張った冬だったでしょう。走ることに関する自分の身体の変化を間近に感じたはずです。
それなら少し休んで、ちょっと休んでからまた始めましょう。
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知人が初マラソンでサブ4にチャレンジ
話は2018年秋にまで遡ります。 ひょんなことから知人がジョギングを始め、しばらくすると初マラソンに挑戦したいと一念発起したのです。我が趣味の良き理解者が増えたと、快く適切なアドバイスを送ることにしま ...
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コロナウイルスについてそれぞれの意見を整えてみる
コロナウイルスに関して、多方面で賛否両論渦巻いています。他人に迷惑を掛けないという前提が、コロナウイルスの件では崩れている、そんな根底が厄介な種だと思っています。
自らの感染リスクと自らが感染源となるリスク、天秤に掛けても出てくる答えは様々で人の価値観はそれぞれです。その価値観は、ある意味震災後の放射性物質の時と同じく死生観につながるとも言えます。
どちらかの意見を持ち議論が始まっても、所詮結論は平行線以外なく、人間関係に禍根を残すだけだと私は思っています。とても難しい問題です。
いやいや今シーズンは2年じゃ
直前に大会がなくなったのだから、それはモチベーションに多大な影響を及ぼすとばかり思っていました。
例年のように夏前までジョグで緩め、ランニングのさぼり癖が復活するかもと思っていました。
いやいやいや、そんなことはなく故障してもいいかと思う(痛いのはイヤ)くらいに今攻めています。
・・・ふと思ったんです。
勝負レースを走らずしてシーズンは終わらず
よって続行なんですよ、つまり2019ー2021の2年間が今シーズン。今はまだロングシーズン折り返しです。
※結局2020-2021シーズンもコロナ禍でなくなった感じ、2019-2022シーズンの3年間と捉えるかと言えば無理がある
まとめると
普段からマネジメント力が高いランナーは前向きです。自らフルマラソンを走ったり、シーズンと変わらず走ったり、少人数のグループでイベントを開いたりとポジティブな活動が見受けられます。
それなのに、コロナはいつまで続くか現時点ではわかりません。
TVやネットに溢れる情報を咀嚼しても、今はイマイチ味わうことができません。世界と日本、政府と国民、リテラシーと言われる能力が私は足りないのかもしれません。
だからこそ前述のことを一つ一つ行動に移すことが今できること、私にはそれしかできません。過去も未来も今が接点で最重要だと私は思います。
奥多摩の御嶽にて