冒頭から押し付けがましいことは承知しております。そのうえで申し上げることを、お許し願いたいたいと思います。
静岡県興津 (おきつ) にある駿河健康ランドに、出来るならぜひとも1度訪問してみることをおすすめします。ここは自信を持って知らせたいお風呂の1つと断言します。
今から20年前の2002年にオープンした施設となり、建物自体は外観から結構古くなってきています。でも館内を隈なく徘徊してみるとわかるのですが、館内は常に清掃が行き届いていてとにかく清潔感に溢れています。
私の最初の訪問がオープン翌年の2003年、当時から全国屈指の健康ランドとして名を馳せ始めていました。あれから1年に1度は必ずここを訪れ、お風呂を堪能し身も心もリフレッシュすることが年中行事の一つとなっています。
今回はタイトルと少し意味合いを変えます。「ランニングで行く」探訪記ではなく、ここは静岡は「訪れてランニングを楽しむ」探訪記としてみましょう。
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駿河健康ランドが超おすすめな理由
目の前が海
最大かつ最高の理由はコレしかありません。建物が駿河湾に面していて海を一望できるというロケーションが決定打となっています。
真冬ならキンキンに冷たい潮風を浴びて屋外の五右衛門に浸かれば、目の前の駿河湾を独り占めできます。富士山から伊豆諸島、清水港から三保の松原までパノラマ空間が広がります。(男性側から富士山は見えません)
上階のホテルの部屋より撮影
露天風呂もこの風景
しばし目を閉じて深呼吸、眠りに落ちそうになりかけたところで目を覚ますと目の前が太平洋、これは現実世界か?はたまた夢の中か?頭が理解に時間を要し一瞬混乱してしまいます。
冷たい風を再び顔に受けてハッとします。そこでお風呂に浸かっていることに気付かされることとなります。
⚠️予約時は注意:国道1号、東海道新幹線、東名高速が見える山側の部屋からは海は見えず、そちらはここに宿泊するメリットが大幅に毀損(同価格なので)、必ず海側を予約すべし
お風呂が多彩
ここの温泉は源泉掛け流しとまではいかなく加温なのですが、もちろん源泉利用の天然温泉となっております。大昔に海底に堆積した地層から湧く超古代海水からなる泉質です。
お風呂は多彩の20種類もあってあれもこれもと右往左往していると、入浴時間が60分は優に超えて確実にのぼせてしまいます。
ひとっ風呂浴びてくるわ、と同伴に言い放ち浴室に向かっても、30分位の入浴では決して満喫できることはありません。
※銭湯という場所柄、個人撮影ができないので公式HPで御確認を
個人的に「全身浴」のプール型浴槽が好みです。25mプールの半分くらいの長さで、4コース位ある幅の広さです。
プール内は歩行浴を謳っていますがここでは迷わず真っ裸で泳ぎます。何にも身につけない裸で泳ぐ機会は、一般的な人生を歩んでいるとまず体験はできません。よってこのプールは開放感ありとても気持ち良い泳ぎができます。
※夕方は子供達が大はしゃぎでまず泳げない
宿泊付き銭湯
健康ランドと言えば昭和のイメージ、そしてスーパー銭湯と言えば平成以降の印象があると思います。健康ランドは昭和モダンな響きはあったとしても、どこか古臭く汚いイメージが付きまとい敬遠しがちだと思います。
しかし建物は清潔感に溢れて健康ランドの上にビジネスホテルが乗っかっている近代的外観となっており、車で現地に向かうと徐々に近づいてくる要塞に圧倒されます。
ビジネスホテル風の部屋で日頃の疲労を労いのんびりできるのと、食事処が多いので出来れば宿泊がおすすめです。現地の食を館内の飲食店で堪能し、お風呂に入って日頃の疲れをとことん癒してみてはどうでしょうか。
こんな立地
(中央の白い建物)
「知的資産経営報告書より」
家族で楽しめる
上階にホテル併設ゆえ家族や友人と複数人での宿泊に適しています。
小さい子供は観光に興味を示さないものですから、大人が楽しんだ観光後に水着着用のバーデゾーンで目一杯遊ばせます。そこは冬でも入れる屋内プール、どんな子供でも間違いなく喜びはしゃいで夜はすぐに寝付きます。
また内湯にはこじんまりとした家族風呂があります。我が娘が小さいころ2人でこれを利用、小さい湯船なのに大はしゃぎの愛娘、あの頃の無邪気な姿が懐かしいです。
伊豆から上る朝日
(ホテルの部屋から)
静岡観光に
ここ駿河健康ランドは観光目的の宿泊拠点として、静岡各地へ向かうのに好立地となります。
昨年 (2021年) は富士登山後に宿泊として利用しました。登山の疲労はランニングの比ではないのですが、お風呂と無料マッサージチェア一で一気に疲労抜きができました。
近くの観光地「三保の松原」や「日本平」へ訪れたり、清水港周辺に点在するマグロ専門店で海の幸に舌鼓を打ちます。
景勝地・三保の松原
最高にリフレッシュできるところ
10年程前の年末のこと、体調を大きく崩し発熱がああるにも関わらず、せっかくの宿泊キャンセルが億劫と感じその体調のままここを訪問しました。
当時としては珍しいロウリュウサウナと塩サウナを多用して毒素を抜き、ミネラル豊富な熱い湯に浸かった後は部屋にておとなしく療養の形を取りました。
お風呂後に爆睡すると体温は平熱に下がり、それまであった倦怠感が消えそこは別世界でした。駿河健康ランドを訪れたことで風邪が治り、未だ経験したことがない超絶回復を果たしました。
この体験が未だに良いイメージとして刻まれており、あの時は駿河湾からなる大地のパワーで治してくれたと今でも思っています。
また無料送迎バスが出ている清水駅と言えば、そこは静岡マラソンのゴール地点目の前となっています。送迎バス乗り場はすぐそこ、フルマラソンを走り終えた後の最高のお風呂とマッサージとなります。
余裕があれば後泊もおすすめで、フルマラソン後の早期回復の源泉となります。
ここからのロングランや観光ランニングの拠点にしたり、静岡マラソン後のお風呂としたり体のメンテナンスにおすすめ施設
駿河健康ランド
三保の松原から富士山を望む
2021年夏