大阪マラソン2023に参加してみて感じたコース特徴、それは高速コースでもアップダウンがあることです。
以前の最終盤に南港大橋があったコースから変わり、新しいコースは以下の3つの特徴を持つコースとなりました。
大阪マラソンのコース特徴
- 1. 平坦基調で記録が狙える高速コース
- 2. 折り返しが5箇所もある (中盤〜終盤)
- 3. 一部アップダウンあり (終盤)
これら3つの特徴のうち、この記事では3. アップダウンについて、高低図や体験談を交えて記していきたいと思います。
ここのアップダウンをどう走るかでタイムに大きく影響してきます。2024年以降大阪マラソンを走るランナーの参考になれば幸いです。
公式HPを一部加工
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大阪マラソンのアップダウン詳細について
それでは大阪マラソンのコースについて、その特徴の一つでもある30キロ付近のアップダウン詳細について以下見ていきましょう。
アップダウン区間
四天王寺周辺のアップダウン区間は、29キロ過ぎの下寺町交差点を右折直後から始まり、勝山4の交差点まで約5キロに渡って続きます。
公式HPを一部加工
この5キロにも及ぶアップダウン区間は、実は大きく分けて2つのアップダウン (黒丸①、黄色丸②) が組み合わさった複合的なもので、単なるアップダウンの連続ではないことをご承知おき下さい。
それは高低図を見ればはっきりと分かることで、事前にしっかりと予習していれば強い味方となり、何も分からないままアップダウンを迎えると面食らってしまう区間となります。
アップダウン高低図
公式HP掲載の高低図①と②の区間をさらに詳しく調査、アプリのキョリ測を使用して作成したものが下図の高低図となります。このアプリは無料版でも十分使えるアプリでおすすめです。
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ランニングコースを作成したい、そんなおすすめアプリ「キョリ測」
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①の区間は走行400mで20mを一気に上り (以下のぼり)、その後約1キロに渡って徐々に下り (以下くだり)ます。ひと山のアップダウンで上り下り1回となる区間で分かりやすいアップダウンです。
しかし②の区間が曲者で、3キロ以上に渡ってダラダラと上り下りを繰り返すアップダウンなり、それにより脚が削られたりペースが乱される要因となり得ます。
アプリ「キョリ測」を加工
①の区間
①のアップダウンは前方に立ちはだかって視覚的にインパクトが強く、いかにも上って走る感が強い坂となり心拍数が一段上がります。
ここまで平坦基調のコースをテンポよく走れていても、レース終盤の30キロを迎える地点ですからこのアップダウンはそう簡単なものではありません。
ただし坂を1度上り切りさえすれば長い下りが待ち受けているので、気張って頑張る距離はわずかに400mだけとなります。しかも上って迎えた下り途中には30.3キロ給水ポイントが設置されています。
私は脚攣り対策としてここでコムレケアとカツサブを摂取、この給水ポイントだけはロスタイム結構、立ち止まってでも十二分に給水する予定を立てていました。
レースでは実際に立ち止まってコップ2杯をがぶ飲みし、用意しておいた錠剤の包み開けて飲み、一呼吸着いたことでレース終盤を迎える準備ができました。こういった意味合いで最初の坂は重要ポイントとなります。
30.3キロ地点で摂取した包み (自作)
②の区間
そして一難去ってまた一難、一旦平坦になった後で再びアップダウンが始まるのが②の区間です。
本命レースの大阪を走る前にこの図を知っていれば、もっと心の準備ができたのですが、実際はここまで予習はしていません。
急坂でもないアップダウンが繰り返される区間ですが、個人的にはここが大阪マラソンのコースで1番脚に堪えました。上っているのか下っているのか分からなくなり、体感でキツイなら地味に上っている坂なのです。
①の区間はひと山行って来いなのでペースは収まると思いますが、この②の区間は3キロ以上あります。
ですからキロ単位でGPSウォッチをチェックしてもペースの乱れに焦るだけ、遅くなって当たり前と思う位が丁度良い区間となります。
そして大阪城ゴールを目指すレース最終盤へ
大阪マラソンはこの5キロに渡る①②区間のアップダウンを抜けると、フルマラソンで1番辛くなる35キロ地点を迎えることになります。
ただし大阪は平坦高速コースが売りの大会、このアップダウンの先は36〜40キロ区間の今里筋の平坦直線4キロを迎え、その後は大阪城手前に1箇所アンダーパスを控えるのみとなります。
このコース形態だけ考慮すれば、どちらかといえば大阪はフルマラソン最終盤が楽なコースとなります。そういった意味でその前のアップダウン区間が肝となり、大阪マラソン攻略において重要な区間となります。
このアップダウンさえ無難にこなせば、あとは平坦基調となりペースが掴みやすく、やはりここは記録が狙いやすいコース設定となります。
この記事内容を頭の片隅に、大阪マラソンでベストタイムを狙っていきましょう。
大阪城