以前に興味本位で平常時(走っていない時の意)の心拍数を測った話をしました。ランニングを始めて数年でスポーツ心臓になったというアレです。
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ランニングを続けたらスポーツ心臓になった
1分間の心拍数を測ったことはありますか? いやいやランニング中にウォッチが示す値ではなく、通常生活の中での話です。 おそらく、それくらいなら誰でも1回はあると思います。 最近どのくらいか気になり、数日 ...
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只今17日間の完全ランオフを含む約3ヶ月の故障期間中、それが平常時の心拍数にどの位影響するのか、一定期間記録を取り続けて観察してみました。
1分間あたりの心拍数を分類
心拍数 | 分類 |
30~40拍/分 | 現役時の高橋尚子レベル |
41〜59拍/分 | アスリートレベル |
60~80拍/分 | 普通レベル |
81拍〜/分 | 運動不足か体調不良が疑われるレベル |
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故障期間中、平常時の心拍数は上がり、再び走り始めたら以前の心拍数に戻る
傷が癒えてランニングを再開してひと月が経ちました。
走れなかった (走らなかった) 7月の平均心拍数と、再び走り始めた8月の平均心拍数の間に、想像した以上の隔たりがあったので報告したいと思います。
平均心拍数 (1分間)
4月 | 7月※ | 8月 |
52.8 | 56.3 | 52.5 |
※7月はほとんど走らず
バリバリ走っていた時期 (4月) の平常時の心拍数
4月の記録は、コロナ禍で軒並みマラソン大会が中止になったにも関わらず、ポイント練習 (インターバル走、閾値走、レースペース走) をひたすら継続していた時期の計測値です。
2週間ほど測った平均心拍数が52.8でした。これは上に示した図に当てはめると、僭越ながらアスリートレベルとなります。
脚を故障して走れなかった時期 (7月) の平常時の心拍数
5月上旬に故障してポイント練習はその後封印となります。それでも治りかけては無理して肉離れの再発を繰り返すという悪循環を繰り返す始末です。
7月には苦肉の策で17日間のランオフを敢行してランニングから離れ、ウォーキングがメインで走ってもキロ7分で数キロお茶を濁す程度でした。
そんなひと月の心拍数が56.3だったのですが日毎のバラツキが大きく、60以上の日が結構ありました。
ゆっくりだけど、再び走り始めた時期 (8月) の平常時の心拍数
夏が来た梅雨明けと共に勝手に全快宣言をして、再び履き馴れたランニングシューズと共に歩み始めました。
走ってみると意外に休んでた割に息は持つ感じで久々感はなく、脚の具合だって快方に向かい酷暑の中毎日ゆるジョグを堪能しました。その8月の平均心拍数が52.5です。
ランニングを再開するとあっさり全盛期に戻っています。先月より日毎のバラツキは少なくて、目に見えて安定した心拍数を刻みました。
心拍数は少しくらいのブランクなんて関係無い
スポーツ心臓になったアスリートが運動から離れてしまい、心臓が元の大きさに戻るのには1年間かかるとの報告があります。
しかし普段からランニングを趣味とした一般ランナーでさえ、故障で1ヶ月くらいまともに走れなくたって心拍は徐々に元の数値に落ち着きます。私の体験では1ヶ月間休んでもさほど影響がない範疇でした。
ただポイント練習を再開していないので、本当の確信は持てません。言いたいことは、ちょっとの期間休んでも走力は大して下がらず、怪我をしても焦らずランオフ (running off) して治してしまいましょう、という話でした。
走路脇の花々が愛おしい