夏の家族旅行に京都方面へ行って来ました。当然のことながら、帰省の時となんら変わらずランニング用品を車に詰め込んで。
観光のメインは京都ですが今回は車で行った (深夜料金だと東京なら7000円台) ので、駐車場所の確保と少しでもリーズナブル (ケチ) な旅行とするため宿泊地をお隣の滋賀県は大津としました。 (電車なら京都駅まで約10分)
行ったことがない大津でも、そこに日本最大の湖である琵琶湖があることは知っています。ですから旅先でのランニングは琵琶湖湖畔の一択でした。
琵琶湖
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旅行先でランニング
朝の琵琶湖には釣り人多し
関西も暑い
この前の新潟も渇水騒動が起きていて連日暑かったのですが、はるばる旅行で訪れた京都がさらなる猛暑とは・・・
京都はこの夏35℃以上の猛暑日が38日間となり、観測史上最多記録を更新し続けています。私が訪れた8月27日からの3日間も、当然のように屋外の行動では汗が止まらない猛暑日となりました。
京都・大原三千院
2023.8.29
朝ランは起きれただけで大成功
お酒を嗜むからか朝は滅法弱く封印してしまった朝ラン、でも旅先なら起きれてしまうから不思議なものです。
前夜は滋賀県の地酒「御代栄」の無濾過生原酒を4合ペロリといただいて就寝、深夜帯から運転して来たので流石に21時には限界でした。
そして9時間も寝ればさっぱりと起きられるものです。
旅先の朝ランでありがちなのは、遅くまで起きていたり飲酒していたりして早朝起きられないことです。ですからアラームを止めると同時に起きてしまえば勝ち組です。
定宿の東横インと路面電車
水1杯飲んでスタート
起床後はランニング雑誌推奨のように水1杯を飲み、1時間半以上はかかるはずなのでバックパックにソフトフラスク2本 (1L)を装填して走り出しました。
熱帯夜明けの滋賀県は東京よりもひんやりと感じたのは一瞬だけ、やはり暑くて走り出して20分で今夏定番の滝汗となりました。
湖畔に水道多々あり
奥に近江大橋
びわ湖マラソンのコースを近江大橋までランニング
冒頭で記した通り、大津に宿泊する予定ならランニングは琵琶湖沿い一択となります。
その際に自作のコースを作成しようとしてのですが、どうせ大津まで来たのなら3月開催のびわ湖マラソンコースを辿ってみようとの思いに至りました。
走った距離はホテルから近江大橋往復の朝ランとしては多めの14キロちょい、ランニング後は日中の観光のために大食、ホテルの朝食でそんなに食べる?っていうくらい頂きました。
スタート会場
皇子山陸上競技場
びわ湖マラソン大会HPを確認すると、どうやらここがスタート地点の競技場です。皇子山と言いますが周りは平坦路が続きます。
この場所から競技場を出てフルマラソンが始まります。競技場スタートのフルマラソンはいくつかあったのですが、早朝のまだ静けさが漂う競技場でフルスタート後の雰囲気を想像するとひとり興奮してしまいました。
スタート後は左に野球場を見ながら北へ
広い県道沿いを南下
県道を南下
広い県道がびわ湖マラソンのコース、大会当日ではないので車道は走れませんが、歩道も広くてランニング環境としては申し分ないです。
びわ湖マラソンを走るランナーへ、スタート後のどん詰まりがあったとしても、すぐに大通りに出て挽回できるので焦りは禁物です。
大津を走るなら、琵琶湖ホテルからびわ湖プリンスホテルまでのなぎさ公園がおすすめ
もう一度同じ図となりますが琵琶湖ホテルからびわ湖プリンスホテルまでの湖岸 (上を確認) はなぎさ公園といい、トイレや水道、自販機などの公園施設が整備され市民の憩いの場となっています。
トイレと自販機あり
走った日は月曜早朝だったのですが、いつも朝ランしてそうな地元ランナーと数名すれ違いました。確かにここはランニングとしては最高の立地です。
景色が普段見ることのないものですから、このなぎさ公園内をぐるぐると往復するだけでも旅先での朝ランニングとしては十分と思えます。
なぎさ公園から
ガーミンログ
①から⑨ちょっとがびわ湖マラソンコース
近江大橋
近江大橋
近江大橋
琵琶湖に架かる2本の大きな橋の一つで (もう一つは琵琶湖大橋) 、大津市から草津市を結び長さは1.29Kmで琵琶湖大橋と長さはほぼ一緒。歴史は古くて1974年に開通し2013年までは有料、緩やかなアーチが特徴。
びわ湖マラソンでもランドマーク的存在となっている近江大橋を実際に走ってみて感じたことは、この橋のアップダウンは上った分だけ下るコースなので渡り終わってイーブンペースとなるのではないでしょうか。
ただし緩〜いジョグペースで向こう岸まで行って折り返した往復だったからか、それとも早朝から夏の日差しが強かったからか、とにかく異様に長く感じてしました。
そこで比較として調べてみたところ富山マラソンで走った新湊大橋は、なんとびっくり近江大橋の約3倍の全長3.6Kmもありました。
近江大橋はマラソン大としては傾斜が特段大きいものではないですから、レース序盤は淡々と上って下りる感じとなりそうです。
ただし雄大な琵琶湖が左に広がり視界開けたここは、特に下りはペースが上昇して爽快になるはず、よって序盤のオーバーペースはこの橋が鬼門となりそうです。
近江大橋の上り始め
ビワイチって何?
ビワイチ
ビワイチとは
主にサイクリストの間で使われる琵琶湖一周の略称
ビワイチという言葉をサイクリストではない私は初めてしりました。湖一周コースをそう言うみたいです。
ちなみに霞ヶ浦を一周することはカスイチと言われています。では田沢湖はタザイチ?猪苗代湖はイナイチ?洞爺湖は・・・
青いラインに沿って進めば
琵琶湖1周200km
どこへ行くにもランニング
今更ですがマラソンを趣味としてからは、全国各地の見知らぬ土地を走ることが大好きです。
その土地の歴史に触れたり、初めて見る景色に感嘆したり、その折々の季節を感じたりすることがモチベーションとなっています。
遠方ランニングのパターン
1. マラソン大会参加と観光がセット
2. 旅行とご当地ランニングがセット
3. 目的地や目標を決めた旅ランニング
どのランにも共通しているのが、どこを走ろうか想像力が駆り立てられ、それがとっても新鮮で刺激的だということです。
もう五十路だというのにこの心情は、身体が健康体である限り一生続くのではないかと思います。
走ることが目的で観光がオマケなのか?、観光が目的でランニングが付随しているのか?
フルマラソンの自己ベストからしばらく遠ざかり、そのためか若干気持ちは後者に偏りつつあるのは事実です。
この秋も行った先々で初体験ランニングができれば本望、秋風に満足感を得たいからそろそろ涼しくなって欲しいと願う9月頭となりました。
近江大橋から
2023.8.28