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役立ち話

ランニングにはサングラスが必要だ

2018年7月11日




老眼が始まったっぽいのですが、視力自体は良好なためメガネをかける機会はほとんどありません。

走り始めて十数年、その間サングラスをかけてのランニング経験は今年(2018年)までありませんでした。

なぜなら視界が少しでも遮られることが不快な性分だからです。どんなに吹雪いていても、スキーやスノボ中は、ゴーグルを装着せずに滑るのが常でした。

それがたまたま頂いたサングラスを掛けて走った別府大分毎日マラソンを契機に、私の意識がこれまでとはガラッと変化したのです。

サングラスが単に眩しさから目を守る為だけに存在するのではないことを知ったからです。


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リバティコースをランニング

 

なぜランニング中にサングラスをかけるのか?

今年(2018年)の別大マラソン当日は、真冬とは「今でしょ」と思うのに十分な風が強い寒い日でした。

晴れの舞台でカッコつけて走ってやろうと、普段は決して身に付けないサングラスを掛けてフルに挑戦してみました。

するとあら不思議、目に風が直接当たらないので目の乾きを防げ、ホコリが入るわけでもなく、僅かながらですが顔の寒さ対策にもなりストレスなく走れたのです。

サングラスを掛ける目的を調べた結果、その理由を理解できたので、その後は頻繁に掛けるようになりました。

 

疲労軽減ため

紫外線を多く浴びると肌に悪く、皮膚ガンになるイメージがまず浮かびます。

それもあるのですが、目に紫外線が当たると疲労が増すのです。目に入った紫外線により脳下垂体で疲労物質が成形され溜まっていくのです。

しかしサングラスを掛けることによって、紫外線をカットし疲労物質を最小限に抑えることができます。

フルマラソンやウルトラマラソンでは、そうでなくても長時間のランで肉体疲労は大きくなります。長時間紫外線にさらされる環境下で、無駄に疲れないためにもサングラスは必携です。

 

メラニン色素沈着防止のため

紫外線により角膜が刺激を受けると、脳下垂体に伝わり、メラニンを体内で作ってしまい肌が日焼けのように黒くなったり、シミとなるとの報告があります。

日焼け止めクリームをしっかり塗ったり、服を着て肌に紫外線が直接当たらないようにしても、シミができるのはこのためです。

女性は特に気になるところですが、目を紫外線から保護しないと肌が黒くなるリスクがあることを知っておいて損はないでしょう。

肌の日焼けを気にしている人は、目から入る紫外線のダメージを気にするべきなのです。

 

眩しさのため

そしてサングラスと言えばやはり眩しさを防ぐためのアイテムです。

晴天下でのランニングは否応なく日差しが眩しく感じられます。その眩しさがストレスになり、ストレスが疲労となります。

眩しい真夏ランにはサングラス

 

風を防ぐため

特に冬季は走っていると冷たい風が眼球に当たって涙が出てきます。強風の中では、目の前が涙で滲むので視界が遮られとても不快です。

しかしサングラスがあれば、冬に泣きながら走ることはなくなります。

風を遮るので目の乾き防止にもなり、まばたきの回数が減って走りに集中できる環境が整います。

 

ゴミを防ぐため

ランナーなら納得してもらえると思いますが、走っていると春夏秋冬いろいろな異物が目に入り込んできます。

サングラスは砂ボコリ、花粉、虫、雨、雪などの異物を遮ってくれます

特にフラストレーションになるのが、何と言っても虫です。春から初夏にかけてが1番多いように感じます。

雨上がりの皇居は最悪です。お堀があるからなのか、大量の虫が飛び交い、目にも口の中にも入ってきて集中できません。

お堀があって虫が多い皇居ラン

 

走りに集中するため

目に入ってくる情報をサングラスで制限できるのでランニングの集中力が増します

景色や標識、応援者などに視線を向けてばかりいるとランニングフォームが乱れ、ゆくゆくは疲労が増します。

レース中はなるだけ視線を動かさず、まっすぐ前を見据え、走りに専念したいランナーにサングラスが有効です。

 

表情を見せないため

たくさんの心温まる声援を沿道から受けたり(特に子供)、長い鍛錬経て参加したマラソンが終盤に差し掛かると、感極まってしまうことがあります。

とくにベストタイムを確信したゴール直前ならなおさらです。

こういう時こそ涼しい顔して目に涙、見られたくない表情を隠せるのがサングラスです。

いい歳した親父が号泣しながらゴールでは恥ずかしいですから。

 

カッコイイため

ファションのひとつとしてサングラスを掛け、ランキャップやランシャツと合わせたりと、様々なコーディネートを楽しめることもサングラスの魅力の一つです。

サングラス一つで見た目のシュールさがだいぶ変わってきます。誰にアピールするわけではありません、自己満足の域は出ません。

 

サングラス選びのコツ

デザインや重さも大切ですが、まずは掛け心地が良いものを選択すべきです。

サイズ感が合わなく頭部への締め付けが強いと、痛みを伴いストレスとなり、長時間の使用に耐えられなくなってしまいます。

ここではサングラス選びのコツを列挙してみました。

 

Amazonで調べる

メーカーはたくさんありますが、リーズナブルでamazonのレビュー件数が多い(100件以上)、且つ☆が多い(4つ以上)ものから選んでみてはどうでしょうか。

レビュー数が多く評価が高いものには、それなりの理由があります。

 

紫外線透過率

ポイント

「紫外線透過率0.1%以下もしくは、UVカット99.9%以上」の表示のものを選んでおけば間違いありません。

 

可視光線透過率

目に見える光をどの位通すかという値です。

【強い日差しの晴天の日】  

レンズの色が濃く、可視光線透過率15%位のものが眩しさを防ぐのに効果大

 

【曇天や雨天の薄暗い日】

レンズの色が薄く、可視光線透過率が高いものが効果的

 

【全天候型】

可視光線透過率20〜40%のもの

レンズが5枚も付属するモデルがあります。ゆえにその日の天候状況によって使い分けが可能となります。

 

曇り防止は重要

レンズが曇ってしまうのは、とにかく通気性が影響しています。通気性が確保されていればサングラス内の湿度は上がらず曇りません。

そんな工夫でデザインされているものを選択してはみてはどうでしょう。

FERRYは付属品が多くてコスパが高い

 

おすすめブランド

さあ買おうか、と思っても1番の難点はサングラスが結構高価であることです。いいものは高いと割り切れる人だけではないでしょう。

私自身がオークリーをスタンダードと捉えていたため、調べると意外にもお手頃価格のサングラスが多いことに驚ききました。いくつかを紹介したいと思います。

 

OAKLEY:レーダーロックパス

まずは価格がお高い代名詞のオークリーです。プロアスリートが掛ける定番中の定番モデルです。

プロモーション活動で各競技のトップアスリートに掛けてもらい、スポーツサングラスと言えばオークリーと世に広まりました。

安いものではないので使用に気を使うのがネックですが、掛けているだけで所有感を満たしてくれます。

日本人の骨格向け、アジアンフィットタイプがあり選択肢は無限です。

 

SWANS:SOU(双)

あの野口みずきさんが金メダル獲得時に掛けていたのが、この「双」でした。

フレーム形状にカーブが利いていて、日本人の骨格に合うように作成されています。

信頼のMade In Japanで日本人にフィットし、15gという超軽量、高耐久性モデルです。

 

FERRY

Amazonで人気NO.1になり、低価格にも関わらずレンズ5枚(偏光レンズあり)、落下防止ストラップ、インナーフレーム(度が付いたレンズを装着可)、専用ポーチ、メガネ拭きも付属で2280円、とにかく尋常じゃないコスパの高さが売りの一品です。

 

↓実際に買ってみました↓

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