マラソン当日の気になる天気、いつもは暑さや雨が気になるところですが、今回の2022年みえ松阪マラソンはどうやら勝手が違うようです。
Yahoo天気より
(松阪市)
予想最高気温が8℃な上に風が強い真冬日、こんな日のフルマラソンを走るに当たってどんな準備が必要なのでしょうか。
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寒い日のフルマラソン対策
まずは大会当日の寒さ対策として2点考えなくてはいけないと思います。
寒さ対策
1. 手荷物預けを終えてからスタートまでの待機時間
2.マラソンのレース中(前半、後半)
手荷物預けを終えてからスタートまでの待機時間
スタートブロックへの整列締め切り時間から逆算すると、大抵のランナーが30分は寒風にさらされることとなります。
ブロック前方を確保したいランナーなら、ブロック解放時間からだと約1時間さらされる場合があります。そんな長時間を薄着で耐え忍ぶのですから、それ相応の寒さ対策は必須となります。
これは以前お話ししたことがあるのですが、以下のような定番の寒さ対策がおすすめとなります。
寒さ対策アイテム
・100均カッパ
・カイロ
・エマジェンシーシート
・ホットクリーム
・手袋
・ネッグウォーマー
・古着
うんと寒い日はカッパは2枚、カイロを数個身体中に貼って備え、カッパの下にエマジェンシーシートを加工したチョッキやマフラーで対策します。
最近の大会ではスタート直前になると、沿道にゴミ袋を持つボランティアが待機してくれます。
スタートまで5分を切った頃合いで彼、彼女にそれまで着込んでいたものを渡せば、スタート前の防寒対策は完了となります。
マラソンのレース中(前半)
スタート直後は風を受けて急に真っ裸にさせられたような、寒さが体に刺さるような感覚となります。
体が温まるまで2〜3キロは必要ですが、必ず温まってきますからスタート後は焦らずに自分のペースを掴むことに注力します。
真冬の寒さが堪えるのなら、なにもスタート前に全てボランティアに渡してしまう必要はありません。身に付けたまま走り続けて、暑くなったらエイドのゴミ箱へ捨てれば良いのです。
マラソンのレース中(後半)
一般的にスタート後から正午過ぎにかけては気温が上がってくるのですが、これが気温が徐々に下がっていくパターンの日だったり、雨が降って来たり徐々に風が強くなる予報だと厄介となります。
これも状況の変化を見越して、対策アイテムを捨てずに携帯して走ることとします。
暑くなって外した手袋やネッグウォーマーはポケットへ、または雨避けポンチョやウインドブレーカーをウエストポーチに忍ばせておけば、天候の変化へ対応できると思います。
極寒で試走
10℃前後の一般的な冬の日ではなく、5℃前後の極寒の日に何をどう準備するかは、ランナー個々の寒さへの耐性や、走力による発熱量によって違ってきます。
スタートから厚着して走れば済む、という簡単な話ではないのがマラソンです。
私のようにとにかく発汗が多いランラーなら薄着で身軽に走りたく、仮にいつもより多めに着込んでも、暑くなった時に脱げるような準備をしておきたいのです。
だとしても5℃くらいの環境下において、自分がどのように走れるかはわかりかねます。

Yahoo天気より
おお、何と今夜は気温だけならマラソン当日と同じ感じではありませんか。ということでマラソンを控えた木曜の夕方過ぎ、フルマラソン当日の格好で試走へ出かけてみました。
いつものマイコースである多摩湖自転車道を、フルマラソンへの最終追い切り10キロとしたのですが、すれ違うランナーはこの寒さですから皆んな盤石の防寒体制です。
それに対して私は、素足にノースリーブの腕ゲイターで肩出しの格好です。

レースは臨機応変に対応
試走して得た感触としては、多くの視線を目一杯に感じる点・・・ではなくて、手がとにかく冷たいことです。
日が沈んだ後の気温5℃ですから、体が温まるまで3キロほどかかったのですが、走り終えてみるとノースリーブTシャツの下のドライナミックメッシュ部分は汗をかいていました。
それでも末端の手だけは手袋をしていてもかじかんだままでした。よって今回はユニクロのヒートテック手袋で対応します。
それと秘密兵器としてエマージェンシーシートを腹巻きに加工、その上にカイロを貼って腹冷えの最強対策としました。
レース中にめまぐるしく変化する体感温度、その都度腕ゲイターを上げたり下げたりして臨機応変に対応するつもりです。
追記:実際のレースでは、手袋に関しては寒い中でも手がかじかむことはなく、腹巻きに関しては暑くて10キロ手前で外し、体温調節は追い風と向かい風とで体感温度が天と地の差だったので、手袋を外したり付けたりして対応しました