飯豊連峰を望むランニング

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ひとり言

帰省ラン、どこに向かうか決めずに走り出した結果

2019年5月30日


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ちょっとした所用で実家へ帰省しました。

もちろんスーツケースの中にあるのは、お決まりのランニング道具が忍ばせてあります。

海も山も川も田んぼもある片田舎です。隙間時間を使って帰省ランを敢行しました。




帰省ラン、今回はどこに向かって走ろうか?

実家は新潟県を絵で描いたような場所にあり、郊外には広大な田園風景が彼方まで広がっています。

今回はちょっとした旅ランを経験したくなり、行き先は考えずに家を出発し田んぼが広がる方面へ向かってみました。

 

いつもは山方面に向かいます

実家へ帰省するとよく走りに向かう場所があります。そこはサイクリングコースなので、正月帰省時でも本格的な練習ができます。

雪ん子
雪がなければの話ね
マイナー過ぎる
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しかし今回走った日は初夏を思わせる快晴です。

頭の中で「今日はサイクリングコース方面じゃない」って脳が訴えています。

シーズンoffですからLSD的な感じで、少し緩んだ身体を絞れればいいと考えていました。そこでテクテクと山を背に西へ向かいます。

いつのまにかアスファルトが砂利や土に変わり、意図せず脚に優しい不整地ランが始まっていました。

新潟の田んぼ道をランニング

脚を大切に
不整地ランとしてのトレラン
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35年前、確かに私はここにいた

何となく、そう何となく。

田んぼのど真ん中に鎮座していたあのお地蔵さんを目指しました。それは田んぼの畦道にあって、その付近で幼い頃よく従姉妹と遊んだものです。

バッタやカエルを捕ったり、ザリガニや魚を釣ったりして日が暮れるまで生き物たちと戯れていました。

あー懐かしい
雪ん子

私にとって田舎の原風景とはまさにこういった場所であり、ノスタルジーを最も感じられる所です。

あの頃の無邪気さは今どのくらい残っているのだろうか。

お地蔵さん目指してジョギング

35年後も変わらずに鎮座

 

闇雲に走った末、今の居場所がわからない

お地蔵さんを後にしてしばらく農道を進みます。地図なんて一切見ずにランニングすると、当然のことながら迷いました。

気付くと四方を田に囲まれています。米どころは田植えを終えたばかりで苗はまだ小さく、張られた水が鏡のように一面輝いています。

どこにいるか分からない不安に駆られたので、アプリを起動させて自分の居場所をグーグル様に尋ねました。

走りながら見た田園風景は水鏡

 

気付いたら日本海を目指していた

今更ながGPSってすごい機能です。マップに青い点で現在地を教えてくれます。そして海が近いことがわかりました。

新潟県において山を背に進めば、当然海の方角へ進みます。何となく海を目指していると薄々感づいてはいました。

現在地を確認して心は決まりました。

雪ん子
日本海まで行こう

もう心は日本海一色、帰りのことは考えずに一心不乱に海を目指していました。

田んぼラン

 

海に到着

潮風を感じたのが太陽が最も高い時間で、日差しは強く気温は優に25℃を超えています。

それでも湿度が低く風があるので心地よく、何と言っても目の前が開けた開放感ある景色が広がっています。その中を走れる喜びを目一杯感じます。

もうすぐ着く、多分・・・道が分からなくなること数度、その度にスマホのお世話になりながら進みます。

日本海沿いは防砂林(防風林)が永遠と伸び、遠くからでは海が見えない仕様となっています。その切れ目を進んで行くと、パっと目の前が開けます。その海が見えた瞬間が幼い頃からとても好きでした。

ランニングして日本海を望む

滞在時間は約30分、コーラで一服つきながら、穏やかな日本海をただただボーっと眺めていました。

 

復路

スマホで調べると約13キロ走ってきたことが判明、ショックを隠せません。初夏の暑さの中で、同じ分だけ走らないといけない憂鬱感に包まれます。

いやいや次の富士登山競走がこんな天候の可能性だってあるはず。

歩かずにピッチを刻もう
雪ん子

と決心し再び走り始めました。

 

帰省ラン、まとめ

毎年夏になると江ノ島へランニングに出掛けます。今回のランも含めて、きっと海は人を惹きつけるものなんだと思います。

生き物の起源は本当に海なのだろうとか、ただ単に心落ち着く場所が海なんだとか、このまま朝までここで眠りたいなんて、普段は思い付かない発想が駆け巡ります。

日常とは一味も二味も違う体験、それが帰省ランの醍醐味なのです。

走って日本海に到着

冬の荒波とは対照的

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