今週末に迫った今年最後のフルマラソンへ向けて対策はあるのか、そんなみえ松阪マラソンのコースについて詳しく調べ事前に考慮すべき特徴を頭に入れてみました。
大抵のランナーはフルマラソンを走る前には、予備知識としてある程度コース概要を頭に入れておくと思います。
みえ松阪の公式HPのコース図、高低差図、そしてコース動画をしらみつぶしにチェックしていると、色々と細かく気付いた項目がありそこを中心に松阪のコース攻略を考えてみました。
※2022年に実際走ってきた生の感想を追記として挿入してあります
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みえ松阪のコース特徴
上の写真がコース全図なのですが特徴ある事柄がいくつかあるので、その特徴を以下箇条書きにて考察していきたいと思います。
特徴
・曲がり角が多い
・アップダウンあり
・トンネル2つ
・ゴール付近を一度通り過ぎる
曲がり角が多い
コース図全般を一見すると、全体的にコースが角ばっていてカクカクと曲がり角が多いことにすぐに気付きます。
特に中盤に直角カーブが多く加えて折り返しがトータル4ヶ所ですから、曲がり角や折り返しの度に減速を余儀なくされます。それを考慮するとみえ松阪マラソンは、カーブのたびに一定ペースで走り続けて曲がり続けることが難儀なコースとなります。
裏を返せば無駄な動きはせず、距離ロスないコース取りして最短距離で走ることが要求されます。
つまり走路の右側か左側をずっと走り続けることは、総走行距離にロスが生じることとなります。よってカーブではなるたけインを突きロスカットを極力目指す姿勢で距離を重ねゴールを目指したいものです。
アップダウンあり
高低図をご覧の通りみえ松阪は、やっぱりアップダウンがあるコースとなります。特に15キロ以降はアップダウンの繰り返しとなるので、前傾のピッチ走法でモリモリとここは乗り切りたいところです。
ただし奈良マラソンのように登った分だけ降りる仕様となり、一所懸命上った後に漏れなく下りが付いてくるので、アップダウン前後でペースはそれほど乱れないと推測しています。
ゴール手前に全長300mで高度15m程を上る坂が存在するのですが、皇居コースの竹橋並みのアップで大会パンフで市長が言うほどラスボス感はないと思っています。
しかし42キロ走った末の疲労感Maxで迎える坂道ですから、そういった意味で辛さが無い訳にはなりません。
→追記:奈良のような登って降りる仕様ではなく、実際に走ってみると中盤以降は明らかに登りが多いコースでした。
トンネル2つ
アプリのキョリ測を加工
30キロを過ぎたところに全長267mの短めのトンネル(松阪第一山桜トンネル)と、全長970mの長いトンネル(阿波曾蛸路トンネル)が鎮座します。どちらもトンネル入り口から上り始め、トンネル途中でピークを迎え下り始めます。
特に2番目の長い阿波曾蛸路(あわそたこじ)トンネルに関しては、高低差約150mとなりこのコース1番の難所となります。
当日はトンネル内はプロジェクションマッピングにより彩られる予定、ここは終盤に向けてふっと肩の力を抜く瞬間となります。
そして距離的にフルマラソン30キロを超えた地点、よってここをひとつの目標ランドマークとしてみえ松阪マラソンのレースを組み立てるべきではないかと思います。ここからゴール直前までずっと下り基調が続くボーナスタイム突入となるのですから重要ポイントです。
清流と言われる櫛田川を右に見ながらフルマラソンで一番キツい区間となりますが、ここは川を眺めながらリラックスして下り坂の恩恵で最後の踏ん張りといきたいところです。
→追記:実際にトンネルを走ってきた感想として、1つ目のトンネルはずっと上りを走っている感じで逆に2つ目のトンネルはずっと下っている感覚でした。
ゴール付近を一度通り過ぎる
40キロ付近でゴール地点の運動公園へ向かう交差点を1度通り過ぎて直進するコース形態、そこから往復約1.6キロを走ってから最後の上りに挑みゴールを迎えます。
ただ湘南国際や青島太平洋マラソンと比べると、ゴール付近の行って来いの往復距離が短めです。
ゴール間近のランナーを横目に直進し800m先の折り返し地点は見えづらく、ここはみえ松阪で1番心折れる時間となりますが、わずか1.6キロの往復ですから最後の踏ん張りの走りとなります。
コース動画をチェック
コース動画を見て一番気になったところは、スタート直後が1車線で道幅が広くなくおそらく渋滞するという点です。
スタート直後はどのブロックでもコース内が密集していますからストレスが溜まりますから、躍起になって無理なジグザグ追い越しは極力避けて流れに身を任せウォームアップとする心の余裕が欲しいものです。
スタート時はエネルギー満タンで走り出していますから、その無駄な動きの疲労に気づきにくいのが難点となります。
みえ松阪マラソンのコースを3分割
みえ松阪マラソンを個人的考察として3分割することで、それぞれのセクションを消化していくことを頭に入れて走るつもりです。
コースを3分割
①スタート〜松阪農業公園ベルファーム
②松阪農業公園ベルファーム〜阿波曾蛸路トンネル
③阿波曾蛸路トンネル〜ゴール
それぞれの区間をひとつづつ潰していく (走破していく) マラソンとなるのですが、その上でコースには最も誘惑してくる要因がランニングとは違う分野に存在することに気付くこととなります。
先月走ったおかやまマラソンもかつてないほどに華やかなものでしたが、ここ松阪でも中盤以降は特産品のオンパレードが続き歓迎されている気分に満たされます。
どんなに調子良くてベスト記録が狙えそうなペースだとしても、24キロエイドの松阪牛サイコロステーキだけは立ち止まって食するつもりです。
→追記:実際に走ってこのコースに抱いた率直な感想は、とにかくタフネスコースだということです。2022年はさらに強烈な鈴鹿おろしの風が襲い掛かり、自身ハーフ以降は体力も脚も消耗して疲弊の極みとなりました。中盤以降は上り区間が長くなり、率直に言ってここはベスト記録は狙いづらいコースと言えます。
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