時間と心の余裕がある時、かつ気温や天候状況などの支障が少ない時は、都心にある職場から時たまの帰宅ランを夕方に決行するようにしています。
個人的には朝が滅法弱くて夜型、発汗が多い体質ゆえに朝ランと日中ランニングは避けていることが前提にあります。
渋谷の人多き街から東村山の緑多き町へ、帰宅ランと言う名のLSDは内実を深く捉えると色々な側面が見えてくるものです。
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帰宅ランについて
続く渋谷の再開発
希少性が高い
こと通勤手段に関しては主に電車、車、自転車、徒歩が主流であり、そもそも朝と帰りの通勤をランニングで成す輩は極々稀なのです。
これは言わば希少生物と言われても文句は言えません。
ランナー同士なら容易に理解できることも走らない同僚から見れば、退社際にそそくさとランニングの格好に着替え始める私に奇異の眼差しと呆れた表情を向けてきます。
でも動じることは微塵もありません。退社からは解放されたプライベートな時間の始まりですから、我関せず存分に帰宅ランを楽しむつもりで職場を後にします。
バイバーイ
精神力の鍛錬に向く
趣味のランニング中はボーッとする注意散漫な時間を極力少なくし、常に周りへ細心の注意を払うことを忘れません。
一概に走ることは精神力を鍛えることと言われても、何だか漠然としてよく分からない事です。
それを私なりに咀嚼すれば、長時間集中力を保ち視線をズラさずに、自分に合うフォームを保つことです。これは何かの修行なのかと時々思うのです。
奈良にて
距離を稼ぐために
ランナーの中には月間走行距離に拘る方が多くいます。私自身最低でも200〜300キロは走力維持のため走らないと気が済まないというタイプです。
一般的な勤め人なら週5日あるのですから、通勤回数だって5回あることになります。
出勤機会全てでランニング出勤 or 帰宅という猛者はそうはいないと思うのですが、週末だけのイベントとかにしてしまえば、ひと月で4,5回のロング走をこなせます。
時間の有効活用のため
家事や育児を抱える世代は常に忙しく時間に追われる日々ですが、趣味のための時間は惜しみなく捻出たくなるものです。
趣味は人生をより豊かにするものでも、家庭に迷惑を掛けずに放棄するつもりはありません。
そこは同居人との了解が必要となりますが、家事も育児も基本は家庭内のこと、それなら家庭外の時間を有効活用して週5で帰宅ランをするしかありません。
通勤ランに慣れてくればいつ走ろうかと、ランニングする時間を考えることさえなくなるはずです。
歩道がウザく感じる
普段走っているランニングコースやサイクリングコースと違って、車道と隔てられた歩道にはちょっとした段差や凸凹、傾きや上り下りが頻発することが厄介です。
数十キロにも及ぶ帰宅ランだと怪我の原因になり得る段差が数え切れないほど出現します。しかも帰宅ランは夕方以降の暗い夜道を走りますから、余計神経を使います。
実はそこを慎重に回避する行為が鬱陶しいとボヤいてばかりでは建設的ではなく、ここも上述したようなブレない精神力が伴ってきます。
井の頭通り
エスケープ
体幹トレの継続と帰宅ランの慣れもあって、30キロ程の帰宅ランニングに対する抵抗感は今はほとんどありません。
それでも突然の体調不良や気分の変化、または天候不良などどうしても走行不能な状況が訪れるケースがあります。そんな時のために自分なりの退路を確保しておくことが大切です。
あえて駅近くの走路を選び途中で電車帰宅に切り替えたり、ある程度走ったら銭湯をフィニッシュ場所としたり、夜風を浴びながら好きな音楽を聴いてウォーキングで締めたり。こういったように余白を作っておくことが長く継続するコツとなります。
帰宅後すぐ晩酌を始めても罪悪感なし
お仕事を済ませランニングも済ませたら、あとはシャワーを浴びて食って飲んで寝るだけでもたまにはいいじゃないですか。
帰宅してから走らなくてはならないという脅迫観念もなく、帰宅すれば晩酌というご褒美を用意すれば、止まった脚もあら不思議再びペースを取り戻すことって結構あります。
普段と違う風景が流れていく
そして最後に申し上げたいことは、たまには慣れたコースから離れてマンネリから脱却してみましょう。
慣れはダレと同意とまでは言わなくても似たような範疇となり、いつのまにか凝り固まったランニング習慣になっていませんか？
敢えて通ったことない道を選び見知らぬ土地を走る行為は、それだけで新鮮でワクワク冒険心が芽生えます。
キョリ測で走路を作成する時間そのものが旅の始まりとなり、新たなランニングステージの門出となります。帰宅ランのコースは多いに越したことはありません。
