ってお願いされたのは今年夏のことでした。
家内は御朱印集めが趣味の一つなため、旅先に寺社仏閣があると御朱印帳を必ず持っていきます。
1mmも、いや1分たりとも運動しない彼女が、御朱印を取りに行けない唯一の場所が富士山頂です。
毎年富士登山をするようになって数年、天候が抜群に良好な日にその頼みを承りました。
その日が令和八年八月八日で末広がりが3つ連なる縁起が良い日、富士山頂にて御朱印を貰うことに御利益ありとみました。
2026年真夏の思い出をここに残しておきます。
富士山はやはり魅力的な場所でした。
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やること3つ
2026年8月8日の下界予報が猛暑日36℃オーバー、富士山はサイトてんくらでは「A」、夕方に「B」に変わる判定でした。
昼過ぎには山頂から快速で降りてくる予定なので天候の心配はありません。
そして今となって思えば、8月中旬からひと月半以上続いた天候不順を鑑みれば、この時行っておいて大正解でした。

御殿場口登山道スタート地点
やること3箇条
1. 富士登山
2. 御朱印
3. 大砂走り
富士登山
夏休み中の3連休初日、お盆休みのUターンラッシュも重なったからか、早朝から予想以上に東名高速は混雑していました。
予定より大きく遅れて新五合目の駐車場へ、身支度を整えトイレに寄ってすぐに登山を開始しました。
御殿場口ルートは、4つある富士登山道の中で最も長い(約10km)ため、連休中でも比較的空いていることもこの登山道を選んだ理由です。
今回は「試走」とか「競走」とか付かないやつですから、のんびりと登ればよくとにかく気楽なものでした。 (実際はガシガシ進みます)
御殿場口コースは実に4年ぶりですが、自分の過去記事を読んで予習はバッチリでした。

吉田口ルートの砂礫 (されき) が可愛く感じるほど長く深い砂礫帯を抜け、3000mを超えると明らかに空気の薄さを感じます。
今年はあれ?いつもと違う、と1年ぶりの高所に身体が順応せず高山病らしき症状に襲われました。
原因はノンストップで山頂を目指すからなのでしょう、休憩らしいものは皆無で、途中狙ったレースの馬券を購入するため5分ほど立ち止まったくらいです。

山頂間近
御殿場口コース終盤は大きな岩が剥き出しとなっていて恐怖を覚えます。あれが動き出したら落石で大惨事となります。
そんなリスク (噴火も) はあるものの、富士登山は好天でさえあれば高確率で気持ち良い登山となります。
時折ランナーに颯爽と抜かれます。体の使い方や息遣いから、富士登山競走では山頂コースを完走できるレベルであることは容易に分かりました。

1年ぶりの山頂
鳥居が見えてもうひと頑張りして無事に山頂に到着、今回は数年ぶりにお鉢巡りをして剣ヶ峰まで行く予定でした。
がしかし、御殿場口山頂から見えた長蛇の行列、御殿場口ルートは空いていても4ルートから大勢が向かう日本最高地点は混雑しているものなのです。
1人なので撮影を頼むのも気が引けるので行くのヤメました。

ぱっと見20人以上
(分かりづらいですが)
御朱印

富士山本宮浅間神社は
1300ある浅間神社の総本山
この日バックパックの中身は、水分計2ℓと防寒シャカシャカ、ジェルや飴とカロリーメイトの補給食、そして汗で濡れないようにジップロックに入れた御朱印帳でした。
「私が行けないから御朱印もらって来て」、とカミさんのこんな一言から始まった今年の富士登山でした。
数年前諏訪大社4社巡り?に行って御朱印を持ち帰った際は、「やっぱり自分が行かなければ意味がない」とか言ってたクセに・・・
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諏訪大社4社参り&諏訪湖一周をランニングでコンプ|おすすめランニングコース紹介<10>
節目となる10回目のコース紹介となります今回は、「諏訪大社の御朱印を4つ集めよ」との神のお告げが根底にありました。 うちのカミさんの趣味は御朱印集め、私の趣味がランニングです。全く関係性が薄いもの同士 ...
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御殿場口山頂から神社は目と鼻の先、並んでる人もなく難なくミッションの1つをクリアしました。

御朱印ゲット
大砂走り

カフェイン注入
御殿場口ルートの楽しみはコレが全てと言っても過言ではありません。2021、2022年に続いて4年ぶり3回目のタイムアタックとなりました。
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PBをかけて
8月11日はご存知の通り祝日・山の日、それだけにもしも山へ行くなら久々にトレランに行くつもりでした。 いまだ訪れたことない東京の百名山・雲取山を予定していたのですが、猛暑のこの日は快晴予報、どこに行く ...
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富士山をジョグ以上のスピードで降りてくるなんてランナーならではの行動です。
まずは山頂から砂走り館 (3090m、七合五勺) まで降りてきて休憩、ゲイターを装着してカフェインジェルを食します。
気持ちはまさにフルマラソン残り5kmと一緒です。
PBはあらゆるジャンル (10kmとかハーフとかフル) で久しく達成していません。今回こそはの気持ちで挑みました。

気合いをいれて大砂走りスタート
【大砂走り走破タイム】
| 年 | タイム |
| 2021年 | 37分57秒 |
| 2022年 | 29分02秒 |
| 2026年 | 31分38秒 |
2年連続で体験してから4年空いているので、走り始めは不格好でしたがすぐに身体が砂走りに順応します。
約30分間猛烈な砂塵を巻き上げて真っ黒、新五合目 (1430m) の駐車場まで一気に下山しました。

尋常じゃない速さで下山
快晴だと下界が近づいてきて最高なんですが、今回は午後になってガスってしまい視界不良はイライラが募りました。
2022年のベストタイムから2分半遅くなった理由をあげると、
言い訳
1. 序盤に下山中の団体が3組
2. 前半に以前より大きな石が多く転がっていた
3. ゲーターが3回外れて停止、着け直す
4. 後半の砂圧が以前より薄く衝撃が強い (砂走りというより不整地ジョグ)
5. 視界不良
個人的に3.4.5よりも1.3が大きなタイムロスとなりました。
特にツアーの団体 (10名以上) を抜く際、全開スロットルというわけにはいかずセーブ、もちろん「何なんだコイツは?」の視線を受けながらです。
あとはトレランシューズと砂混入防止のゲイターが相性悪く、3回もストップを余儀なくされたことは痛恨でした。
自己満ですが来年以降への課題は分かりました。

まっくろくろすけ
残念ながら失ったものあり
帰宅後妻から「ありがとう」の言葉をもらえ山頂まで行った甲斐はあったのですが、実は失ったものがありました。
大砂走りのダイナミックな動きで、バックパックのサイドポケットにしまったお気に入りのソフトフラスクを落としたことに帰宅後気付きました。
また今回も富士登山恒例ですが筋繊維をたくさん失いました。
翌日以降まぁ大腿前部の筋肉痛が酷いこと、主に下り衝撃で生じたものと受け止めています。確かに過去2回の大砂走りや吉田ルートの弾丸下山後も酷かった記憶があります。
そして最後に足の爪が2枚剥がれ待ちとなりました。
「人間万事塞翁が馬」、良い事ばかりではないとの教訓です。
ただまだまだやれるはず、ベストタイムへの2分半差を埋めるべく来年以降も大砂走りタイムアタックには挑戦したいと思います。

目に入る景色全てが非日常
