
これは先日行われたの静岡マラソンのスタート前、この後襲う海沿いコースの暴風を未だ誰も知らないブロック整列を終えた直後の感想です。
ランナーなら分かると思いますが、マラソンに関しては見た目(格好)で大体の走力レベルが判断できてしまいます。
Aブロックの前方、取り囲むおそらくサブ3レベル以上のランナー達、私サブ3.5の身ですからなんだか場違いな気がしてきました。
静岡岡マラソンCブロックゾーン
Aブロックは前方のビル目の前
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記録証提出
最近のフルマラソンではスタート後の混乱を避け各選手がよりスムーズに走れるよう、完走予想タイムが前方プロックに当たる場合、記録証の提出(サブ3未満とか、サブ3.5未満とか)を義務化する大会が増えました。
静岡マラソンは3時間20分未満の記録証をエントリー後に提出する必要がありました。
僭越ながらコロナウイルス猛威により中止となった東京マラソンの前、ギリギリ開催された京都マラソン2020の記録 (3時間19分台) を提出の結果Aブロックに滑り込んでしまいました。

京都はブレようがない所が好き
場違い
速いランナーがさらなる速い記録を狙っているのですから、Aブロック前方にて周りの足下を見渡すと、右も左も前も後ろも各メーカーのハイスペックなお高いシューズが並びます。
かたや私は規定違反の厚さ43mmのマジックスピード4で勝負レースに挑みました。確認できる範囲内でこのシューズは誰もいません。この時点でレベルを感じ始めます。

厚さオーバーのマジックスピード4
でも市民ランナーは走りたいシューズで走ればいいスタンス
さらにスタート号砲までの待ち時間が長いため、超寒がりな私がした防寒対策が際立ちます。
丈の長い100均雨ガッパ、エマージェンシーシート自作腹巻 1周半version withカイロ、エマージェンシーシート自作マフラー 2周version withカイロを身に付けているため着膨れしてボリューミーではありませんか。周りは軽装。

大会前夜のホテルにて自作は慣れたもの
極め付けは私の前で待機していたランナー2人の会話でした。「今月3走なんですよ。この後はさが桜と佐倉マラソンです」。ひと月にフルマラソン3走とは・・・、やっぱりAブロックは猛者だらけで場違いでした。
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程々に
自らを卑下してしまったのですが、一応静岡マラソンの募集要項に則ってAブロックにいます。
利点はあって、周りが速いからスタートから狙ったスピードで走れることが1番です。3週間前に走った熊本城マラソンはどん詰まりだった最初の1kmが5分10秒オーバー、それと比べてすぐに想定ペースで走れた静岡マラソンは4分30秒台でした。
42km先へゴールしてみれば大したことはない最初の1km目ですが、熊本より40秒近くも速いタイムで波に乗れたことは大きなメリットでした。
それでもスタート直後の抜かれっぷりや、この日の走破タイムから自分はCかDブロックが適正だったと今では思います。
このことから全盛期の記録証に頼ったエントリーは、怪我や練習不足、加齢などにより走力が明らかに落ちてしまったと自認するランナーは提出を控えた方が無難と痛感しました。

前日「静岡マラソンフェスタ」も十分楽しめるイベント