長きに渡った2022-2023年のマラソンシーズンは、2月下旬の大阪マラソンにてフィナーレを迎えました。
結果はベスト記録更新には及ばなかったものの、春から追い求めてきた躍動感あるフォームについて、ディーラーの大きな窓に映った自分と、公式動画を後日確認にて理想のフォーム獲得できたことを知りました。
年明け (コロナ明け) からそれなりに追い込んだものの、シーズンベスト止まりで2019年東京マラソンのベスト記録にはほど遠いものでした。
そこに納得感や満足感は湧くことはなく、帰宅後はやさぐれた気持ちをカミさんに吐露していました。
しかしそんな腐った気持ち満載の2月最終日、まさかの4月あおもり桜マラソンをポチったのはやさぐれ小太郎の私です。
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マラソンにも延長戦があっていいじゃない
今期はおかやま、みえ、大阪と走破タイムは実にイーブンな戦績だったゆえ、野球やサッカーに延長戦があるように4月のあおもり桜マラソンに参加する決意をしました。
大阪直後はフルはもう走らないと思った
私のマラソン史上これ以上ない、本当に今までこんな気象条件なら最高なのに、と思い続けていたその日が大阪マラソン当日にありました。
人より汗っかきの私に最高条件の天気を与えてくださった神様、一所懸命ゴールを目指すも徐々にペースは落ち、そのまま一矢報いることもなくタイムは伸びませんでした。
大阪マラソンが今の実力である現実を真摯に受け入れなければならず、今から約40日間トレーニングを積んだところで同じような記録の可能性が高いことはわかっています。
しかし当ブログタイトルにあるように、走ることは「旅」そのものであって、今の自分の原点であり人生そのものであることを自覚しています。
その旅への欲求が大阪を終えてわずか数日でどんどん大きくなりました。青森県は距離的に離れているし、数日間の旅を十分満喫出来そうと思ったらもうエントリーのクリックへ一直線でした。
気温的にもあおもり桜はOK確率が高い
結局どんなに低温でも、ここ数年は毎回最終盤に脚攣り症状に襲われています。それでもフルマラソンは15℃以下にて、何とか走りたいといつも思っています。
参加しようかと迷った直後には、気象庁HPにて青森市4月16日の過去の気温を調べていました。
すると全国各地で桜が散った後にも関わらず、青森市の4月半ばはさすがは本州北の果て、最高気温15℃以下の可能性が高いではありませんか。
最終的な決め手はこの気温に関してで、エントリー最終日にギリギリで参加できることとなりました。
再び目標を持ったことで生活にハリが出る
実際に一度は終わったシーズンから一転してエントリーしてみると、フルマラソンの中毒性が凄まじいことを再認識しました。
中毒性とは言葉は悪いのですが富士山の砂走りみたく、何か目標があると生活にハリが出るのです。その効果がちょっとハリが出る程度のレベルではなく、もの凄く引き締まった毎日を送ることになります。
仕事も家庭もプライベートもある中で、目標に向けて限られた時間をどのようにマネージメントして練習に取り組むかを考える必要があります。これ自体真剣さが伴い、それ自体が主体的で楽しい行為となります。
目標に向けて走る楽しさはどこかRPGに似たものがあり、少しづつ成長を感じる日常生活にしっとりした潤いある充実感を与えてくれます。
記録狙いを諦めてしけ込むにはまだ年齢的に早過ぎ、記録は停滞しても何度でも出直して次のステージへ向かっていきます。