購入してから約2ヶ月が経って、感触が良ければこれまでと同じくレビュー記事で推奨する予定でした。
でもこれはやめておきます。だって私に合わないシューズでしたから。挙げ句に濡れた地面で豪快にコケた結果、まさかの流血事件発生です。印象悪いものは私はレコメンドできません。
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ペガサス37の使用感あれこれ
最新モデル
ペガサス37は、2020年4月28日に発売開始された最新モデルです。
ペガサスシリーズはNIKEの定番シリーズとなり、「ペガサス37」はそのまま37代目の意となります。37作もブラッシュアップを長年重ねてきた証が伺い知れます。
昨年購入したペガサスターボ2がヘタレてきたのと、トレランで壊れてしまったので購入の運びとなりました。
ランニングシューズ購入頻度
私のランニングシューズの購入頻度は、家計に響く範囲内かつカミさんの許容範囲の価格となり年間2足までと決まってます。その内訳は練習用とレース用の2通りと決めてます。
さらに買う時期だって大体決まっていて、練習用はおおよそシーズンが終了し新たな目標を掲げる春頃。レース用はいよいよフルマラソンの本番が近くなり、すがるような想いの年明け頃が購入時期となります。
レース用は1年間使用したら2軍落ちして練習用へ、練習用はヘタったら普段履きへ格下げとなります。
最近のランニングシューズはデザインが良くて引退後に流用が効き、普段履きでも見栄えが生えるものが多い印象です。ヘタってしまったランニングシューズだって、日常シーンでは快適な足元を約束してくれます。
ですからこのペガサス37はコーディネートにして汎用性が高いと感じます。
ファーストインプレッション
ペガサス37は初めて足を入れた瞬間から、他のシューズと比べてクッション性の高さを感じました。
見た目のソールの厚さからクッションが良いことは走らなくてもわかります。実際に走り始めた瞬間からアスファルトと交わす柔らかい打感が心地よいものでした。(キャタピラ感は後述)
それは2ヶ月履いた今でも変わらない感想です。故障明けの緩ジョグに最適と思えるシューズです。
久々に靴擦れした
フライニット、ペガサスターボ2、ズームフライ3とここ2年はNIKE様々で、他メーカーは考慮すらせず一辺倒に傾倒しています。
なのに今回のペガサス37は履けば履くほど嫌になっていきます。その最たる原因は靴擦れです。
ペガサス37はワイドサイズを購入したにもかかわらず、初期から靴擦れを発症しました。靴擦れのストレスは半端なく、まぁとにかく痛いのです。
同じサイズを購入して今までNIKEに関して靴擦れがなかっただけに残念でした。
汚い足で失礼します
濡れた路面で滑ると実感
普段から雨が降っていても走る身としては、そのシューズが濡れた路面でどの程度のポテンシャルを持っているか気になるものです。
その点でペガサス37の最大の弱点は滑ることではないでしょうか。濡れた路面を捕まえられない、それに尽きます。
何ともグリップ感に乏しく、濡れた路面で注意散漫になると怪我をします。水が浮かぶような路面で路面自体の摩擦が少ないと、このシューズは極端にグリップしてくれません。
これは同じ条件でグリップしてくれるシューズを履いた経験をしているから言えることです。
キャタピラ感
ご覧の通りアウトソールを見れば分かります。これキャタピラっぽく見えませんか?
クッション性は高いのですが、走行中は足裏にキャタピラ感を伴います。それは着地から離地のたびにボコボコボコと足裏に感じるものです。
例えるならスーっと路面を追随するリニア感の真逆とでも言いましょうか。
速さを求めるシューズではない
スピードが出ないのでスピード練習向きではないことも明らかだと思います。緩ジョグペースのキロ5分半より遅いペースなら合うシューズです。
ペガサス37はフルマラソン4時間以内で走るランナーの練習用で、レース用には向かないと言い切っておきます。4時間以降のフルマラソン完走を目指すランナー向きと言えます。
豪快にコケて怪我をした
滑り始めてから転倒するまで、その時間は結構長かった気がします。走馬灯のように・・・ではないのですが、身体を強打するまでの記憶は意外とありました。
ランニング状況
秋の夕方過ぎ薄暮、自分比で少し速めペースのジョギング中の出来事でした。
真夏に新たに開拓した川沿いコース、この日は街灯がない箇所はすでに薄ら暗く、傘をさすには至らない程度の霧雨が降っていました。
ここの走路は摩擦係数が少ない路面で仕上げられ、濡れると上っ面がやたら滑る路面です。滑りやすいと分かっていたので、調子が良くてもキロ5分ペースは危険で注意深く走っていました。
突然コースが・・・
夏場は復路で走っていたコースです。そこを今回、初めての往路から暗がりの中進んだのが間違いの始まりでした。
滑る路面で注意を払っていたにも関わらず、勢い良く下り坂に入ったところで不測の事態が襲います。
走路が目前か突然消えたのです。下った先が草むら、しかも滑る路面でそれはそれは焦りました。そこで急ブレーキを掛けて波乗りジョニーになったのです。サーフィン経験はありませんが。
おそらく2mは姿勢を崩さずサーフィン態勢で下ったのですが、走路の終点が近づいてきます。姿勢維持が限界に近づいて身体が傾き、次第にひねりが入って右に傾きそのまま派手に転倒しました。
受け身はしたけど
転倒した時に身体の反射で、とっさに両手で受け身を取った模様です。両手の掌に深い擦り傷を負っていたので間違いありません。
スピードに乗っていたからか、右肩が地面に触れたと同時にその勢いで側頭部を地面に強打しました。
すぐに起き上がって怪我の状況を把握、頭から血は出ていません。でもフラフラしてるんですけど。
軽い脳震盪だったと今では思います。着ているものが汚れた程度と認識して、再び家路につくため走り始めました。
結論:ペガサス37は私に合わないシューズ
帰宅して洗面台の鏡を見てビックリしました。側頭部地肌に地面の跡がくっきりと残り小石が刺さっていました・・・、そしてしっかり血が流れた跡が乾いています。
今回の転倒は路面とペガサス37のグリップ力の低さ、また過剰ペースでの暗がりランニングという不運が重なった自己の責任と思います。
摩擦が少ない路面では、安心して走れるグリップ力がシューズに求められる要素、だと身をもって理解できました。それがこのペガサス37には期待できないのです。ダメなものはダメなのです。
練習用のペガサスターボ2、レース用のズームフライ3がどれだけ優秀なランニングシューズだったか思い知らされます。
でもでも、合わなくても次の練習用シューズを購入するのは来年(2021年春)です。それまでは家計を考慮して我慢します。
いやペガサス37はクッション性が抜群なのは間違いないので、緩ジョグ専用シューズとして疲労抜き用に使い倒します。
今回はあくまでも私個人の意見です。このシューズが合う方もきっといるはずです。
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ペガサス37はゆるジョギングに最適(8ヶ月間使用して)
印象が悪いものは私はレコメンドしません。 間違いなく以前にそう言いました。目一杯下げておいて、8ヶ月の時を経てこれでもかと上げるレビュー記事になっています。 8ヶ月という時間で印象が大分変わってしまっ ...
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