湘南、鵠沼海岸でラン後に海に浸かる

https://running-is-traveling.com

役立ち話

走りやすい季節到来、ランニングと寒冷順化

2020年10月23日

上の写真は猛暑のワンショットですが、あの夏の江ノ島は今となってはもう遠い昔の話です。

灼熱の海沿いランニングを懐かしく思う今日この頃、秋も深まり朝晩の気温がグッと下がってきました。

いよいよ暑さが遠ざかりランニングしやすい気候になり、家を出ると寒いと感じる時期になってくると「寒冷順化」という言葉が思い出されます。

以前暑熱順化については書いたのですが、それは暑さに体を慣らす意でした。今回はその反対のお話となります。

冬の狭山公園をランニング

雪でもランニング

 


スポンサーリンク


 

ランニングにおける寒冷順化について

郡山をランニング

 

寒冷順化とは

 

「寒さ」に慣れて「順応する」

 

これが寒冷順化が意味するところで、文字の見た目そのまんまです。

気温が安定せず乱高下する秋には、夏の暑さに慣れた身体はすぐには順応できません。

順化がうまくいかないと身体への負担が増えて体調不良の原因になったり、運動パフォーマンス低下を引き起こす可能性があります。

雪ん子
体の冬支度なのだ

 

元々備わっている

そもそも恒温動物である私たち人間は、発汗することで体温を下げて熱を放出したり、毛穴を閉じることで熱の放出を抑えたりして体温を一定に保ちます。

暑さや寒さへ順応は、元々身体に備わっている機能なのです。

個人的には「暑さ→寒さ」より、「寒さ→暑さ」の方が馴れるまで時間が掛かると感じます。

春先のフルマラソンでは発汗による心拍数上昇によりペースダウンを余儀なくされます。20℃前後まで気温が上昇してベストタイム更新を狙って何度も撃沈してきました。

 

機能不全

普段から空調設備が整った屋内ばかりで過ごしていると、本来人間に備わっている機能 (暑熱順化や寒冷順化) が衰えてしまいます。

季節の変わり目に体調を崩しやすい方はインドアで閉じこもるのではなく、暑くても寒くても積極的に外気に触れることで、気温の変化に身体を慣らすことが季節の変わり目の最善策となります。

多摩湖自転車道の紫陽花を眺めてのランニング

 

ランナーは寒冷(暑熱)順化に強みあり

走るという性質上外気に触れながら運動することとなるランナーは、走らない方達より季節の変化による寒暖差に対してスムーズに順応することができます。

屋外に一年中身を置くため体に備わる機能を積極的に働かせています。ですからランナーは気温変化への順化に強みを持っているのです。

ランニングは常に発汗を伴う運動、言い換えれば常に熱をコントロールしていると言えます。

秋になって急に走りやすくなりペースが自然と上がることは、寒冷順化がスムーズに行われている証左となります。

雪ん子
よって1年を通してランニングを推奨

 

雪の村上市元旦マラソン

 

参考記事
冬ラン中に雪だるま
夏ランニングにおける暑熱順化について

なんじゃこりゃと思いながら上の写真を見て下さい。 実はマラソンは上の写真のように雪だるまが似合う季節のスポーツです。なのですが、今は夏真っ盛りです。   この酷暑下でランニングしていると嫌と ...

続きを見る

 

      注目サプリ

      ランニング良著

      ランニング良著2

アクセスが多い記事(直近3ヶ月)

あおもり桜マラソンのゴールシーン 1

2023.4.19 更新   スポンサーリンク フルマラソンでベスト記録を狙う大会はどこ   2024年1月〜5月 主要フルマラソン大会情報 2023.4.19 現在 新規更新は点 ...

四万十ウルトラマラソンの絶景 2

2001年からダイエット目的で走り始め、後に2009年からマラソンにどっぷり浸かった筆者がこの8年半で出走したマラソン大会は、完走証を頼りに調べると34レース※でした。 これが多いのか少ないのか分かり ...

京都マラソン2020前日 3

この秋※多くの大会が予定通りにランナー募集を開始し始めたことは、ここ2年間コロナ禍により大会中止オンパレードを嫌が上にも経験したランナーにとって朗報となりました。 しかし蓋を開けてみると、コロナ前と比 ...

コース作成にキョリ測は最適 4

アプリ「キョリ測」はスマホで利用する前、パソコン時代からもうかれこれ10年近くお付き合いある間柄です。 「キョリ測」は自らの好奇心のなすがまま、思いついたまま自由自在にランニングコースを作りたい欲求に ...

メタスピードエッジプラスのレビュー 5

2019年から積極的に購入してきたNIKE厚底シューズ、そんな相棒に飽きが募り浮気心が芽生えたのは昨年おかやまマラソン (2022年) を走り終えた辺りからでした。 マラソン大会をいくつか走ると、長ら ...

-役立ち話
-