スポンサーリンク
2021年9月中旬、影響力特大の東京マラソン2021が中止濃厚となりました。
地方大会への影響が計り知れない中で、おそらく今シーズンも主要フルマソン大会の開催は年末に向け中止が相次ぐこととなります。
それでも私の直近の目標は青島太平洋マラソンです。現況から開催の可能性は低そうですが、個人でやれる事はこなしておきたい性分です。そんな想いでコロナ禍をずっと戦ってきました。
個人的に3月6日まで続くマラソン2021−2022シーズンの本格的な開幕です。
開催の可否は置いておいてシーズン1発目の30キロ走は、ロングペース走のシーズン走り始めの備忘録として来年以降のために記録しておきたいものです。
※追記:東京マラソン2021は中止ではなく延期となりました。2021年10月現在コロナウイルス感染状況は下火、年末のフルマラソンは一転して開催の可能性が高くなりました。
スポンサーリンク
シーズン最初のロング走(30キロ強)
暖かくなった5月は富士登山競走の準備で坂道練、その中止以降は梅雨明けとともに暑い中を川沿いランや銭湯ラン、そして大砂走り(富士登山)で楽しんだ2021年春−夏でした。
暦をめくりグッと涼しくなった9月最初の日曜に、フルマラソンに向けての練習としては実に半年ぶり、2月下旬以来となる30キロ強のレースペース走を行いました。
想定ペース
フルマラソン対策の練習と言えば閾値走とレースペース走がメインです。スピード系統は、富士登山競走の中止発表前まで坂道ダッシュはしていました。しかしいわゆるインターバル走はずっと避けています。
こんな逃げの姿勢なので当然ながらまだマラソンペースの身体はできていません。でもペース走ですから想定ペースはとても大事です。
では1年前はどうだったのか?
コロナが始まって大会開催が不透明な先シーズンの出だしの練習データを引っ張り出してみます。調べてみるとそこはキロ5:03で32キロペース走をこなしていました。
それから大会が軒並み中止になっていく中、かすみがうらマラソンを目指した今年2月の33キロ走がキロ4:43でした。
※マイコース取りにより32キロとか33キロに
そもそも走力はフル3時間17分台
流石に1回目からそのペースとはいかないわけで、どの位のペースが妥当なのか?少し悩みました。取り敢えずフルマラソン3時間15分ランナーの早めのEペース走くらいを想定します。
でも調べるのがなんだか面倒臭いし、どんなに積み重ねて練習してもその日の体調には抗えません。だから走り始めてから決めよう作戦に切替えました。
ペース走には不向きなバックパックに手こずり、始めの10キロがキロ平均5:15です。発汗をそれなりに伴う気温20℃オーバーなので、キロ5:15±5秒のレインジを体幹意識で歩かずに走り切ろうと今日のテーマを決めました。
水分を携帯して30キロ走
私が溺愛する東京の多摩湖自転車道は、コース上に公園やトイレ多数で給水箇所がとても多く、ランニングorサイクリングorウォーキング専用コース(沿線住民の生活道)として多くの人に親しまれています。
この日の予報では最高気温が22℃、数日前が34℃だったことを考えると雲泥の差で走りやすい気候です。
それでもマラソンのペース走にはまだまだ暑過ぎます。フルマラソン当日がこの気温なら走る前から諦めてしまうくらいの気温です。
ペースが乱れるので、給水のためにできるだけ途中で脚を止めたくありません。そのためペットボトルとソフトフラスクを入れたバックパックを背負い、手にもう一つソフトフラスクを握ってスタートしました。
この身に付けた1.5ℓ(500ml×3本)の水分が足枷か、前半は安定したフォームとペースを掴むのに少し時間がかかりました。
結果として1回目としては上出来
途中上り基調になり20キロを超えてからキロ5:25付近へ停滞、最初に立てた目標を下回り始めました。このままズルズルペースが落ちたならそれまで、開き直っても歩かずにゴール出来れば御の字です。
ロングレースペース走は(どんな練習でも)最終盤がつらく、そこで頑張らないと練習効果が薄れてしまうことを数年来の経験で知っています。
そして今回はもう一つ確かめたいことがありました。それは現時点の走力ではなく、間接的には走力なのですが、この春からずっとフォーム改造を徹底してきた成果(効果)を知りたかったのです。
手脚の末端は無視(脱力)、体幹と腰回りに意識を集中しました。骨盤に上体が乗っている意識で脱力走です。
最後まで余力があったので春から地道に重ねてきた成果が出ました。こういった長期に及ぶ改善が身に結びついた時は、素直に自己満足に浸るべきだと思っています。
※記事下の著書「最高の走り方」参照
生まれて初めて30キロ走をしたあの時
黙々と30キロ走をこなしている最中、12年前初マラソンに向け、初めて30キロ走に挑戦したことをふと思い出しました。
自作コース15キロを2周すればいい、と軽く考えて家を出たあの日。
走りに飽きが来ないよう、時計回りと反時計回りに1周ずつ。1周目は慣れたものでなんともなかったのですが、2周目の半分つまり23キロ付近から最後まで地獄のような苦痛との戦いとなりました。
息は持つけどすっからかんの脚が全く動きません。苦悶な時間が続き憔悴し切って帰宅、こんなんでフルマラソン大丈夫?と不安が募るばかりでした。
それが今では、何シーズンにも渡り30キロ走を重ねてきた結果、春〜夏のオフ期間のブランクは肉体面のみでメンタル面は削がれません。
こんな感じで考えると結構楽になるものです。係数的(あと○キロ)ではなく計量的(あと○分)に捉えるとなぜか短く感じます。
緊急事態宣言下ではフルマラソンはずっと開催されないことが証明された
緊急事態宣言が延長され、おそらく東京マラソンは報道の通り中止※となります。
※延期でした
大御所の動向にランナー皆がずっと注目していました。しかし多くの地方大会同様、緊急事態宣言下ではフルマラソンは開催されないことが判明しました。
これを当たり前の対応と思う人もいれば、そろそろそんなフェーズではないと考える人もいます。
いづれにせよ決定を下すのは限られたほんの数名、そこにイライラを募っては主体的とは言えません。自分にはマラソン開催の決定権はないからです。微力ながら伝われば・・・との文言も届くことはなく、少しもその数名には響きません。
「嫌ならエントリーしなければいい」というのが基本スタンスで、せっかくエントリーしたのに叶わなかった出走や返金問題は、それは巷で議論される自己責任でしかないと私は思っています。
開催の可否は所詮は結果論、せっかく始めた今シーズン初の30キロレースペース走とは無関係です。ロング走の目標が開催確実ではない東京マラソン2022だったとしても、一つ一つ走り終えた自分に満足できていればそれでいいんです。
結局マラソンは個人的な趣味なのですから。
次のゴールはいつぞや