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役立ち話

ランニングで足の裏にさかなの目|痛いぞ魚の目

2018年2月2日

ランニングを始めてからのこの10数年間にて、一体どれ程多くの種類の痛みを身体で味わってきたことでしょう。

ランニング走り初めの草創期には膝の痛み(いわゆる腸脛靱帯炎)に数ヶ月苦しみ、5、6年前からは両腕周りの筋が慢性的に痛み(腱鞘炎)、そして昨シーズンは丸々肉離れに悶絶し苦しみました。

そうなんです頑張って走っているランナーに痛みはつきものです。

でも今回のお話は見た目はかなり地味、処置せずいるといつまでも痛みが続く「魚の目」についてとなります。


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気付いたらできているさかなの

取り除いても取り除いても雨後の筍のように出てくる魚の目。

ランナーの悩みの中でも群を抜いて皆が苦しんでる項目のひとつです。私はここ5年以上悩んでいます。いや、諦めたと言っていいかもしれません。

そこにあるのかないか外見ではわからない程小さなものであっても、踏み込む毎にチクチクと痛む魚の目に辟易してしまいます。

満を持してスタートを切った後に、違和感ある魚の目に気付いてはもう手遅れです。一歩一歩とジワリジワリと痛みが襲い、やがてそれはストレスの最高潮を迎え走ることが嫌になってしまいます。

ですからマラソン大会前のルーティーンに、魚の目の除去は欠かせません

雪ん子
取り始めると病みつきになる

 

魚の目ができる原因は何?

魚の目は角質層が局所的に厚くなることでできる皮膚病です。正式名称は「鶏眼(ケイガン)」と言います。

魚の目がさかなの目やとりの目に似ていることからこの名称がついたらしいのですが、なんでにわとりと言われても答えを知りません。

 

魚の目ができる原因トップ3

  1. サイズが合わない靴の着用
  2. つま先が細い靴の着用
  3. 走り方(歩き方)にクセあり

 

合わないサイズの靴を履いたことで窮屈だったりユル過ぎだったり、外的刺激が強まることで足裏の角質層が局所的に厚くなることが主要な原因となります。

きっとランナーなら、1.か3.が主な原因と考えられます。

 

こうしてできる

皮膚の角質層の厚さは体の場所によって様々なのは、ご自分のそこかしこの皮膚を撫でたり摘めばわかることです。

自重を支えながら走るランナーの足裏には、常に大きな刺激が加わり続けることで足裏前方の角質層は特に分厚いものとなります。

ランニング時に摩擦や圧迫の刺激を受け続けた角質層は、刺激が1点に集中すると円すい状の硬い芯を作ります

これがまるで闘牛の角のように真皮層に突き刺さり、神経を圧迫し刺激するため一歩々がチクチクと痛むのです。

京都の路地裏の神社にて

京都にて

 

魚の目にならないまでも、走り込みとともに足裏の角質層は分厚くなってきます。これも定期的に、特にフルマラソン前のには爪切りなどで分厚い部分を除去するようにしています。

除去すると足裏がすっきりとし、翌日のランニングがスムーズになります。その変化を確かに感じられるのですから試してみて下さい。

 

魚の目の痛み対策は何?

魚の目は基本的に芯まで取り除かない限り完治に至らず、同じ箇所で何度も再発します。

これがとにかく厄介で、完治を目指すなら皮膚科などの専門医療機関の受診をお勧めします。

 

痛み対策をいくつか列挙

特にランナーは脚全体の状態を普段から気にしているので、大抵のランナーの魚の目は芯が浅い状態だと思います。

痛みが軽度ならば、医者にかからなくても自分でできる範囲内で対処する方法が以下の通りです。

  • サイズが合う靴に変える
  • 先が細い靴は控える
    (ヒール、パンプス、サンダル)
  • クッション性が少ない薄底靴は控える
  • 衝撃吸収のインソールを使用
  • 走り方を見直す
  • 市販薬を使用
  • 魚の目用保護パッドを使用

 

サイズが合う靴に変更

サイズが合ってないランニングシューズの着用が魚の目の主要な原因です。これが1番厄介な難題です。

皆さんもランニグシューズを今までたくさん履いてきたのに、未だベストフィットの靴には巡り会えていない方がほとんどではないでしょうか?

シューズ購入の際はどうしても手探りとなりがちながら、なるだけサイズが合っていて、且つ走りやすそうな感じがする靴を購入すれば問題ないと思います。

私の場合は締め付けが強いとマメの原因となるので、普段履く靴よりも大きめのランニングシューズの購入を心掛けています。

長時間走れば脚はむくむ
雪ん子

 

走り方を再考する

歩き方も含めて姿勢を見直し、ランニング時はブレの少ない重心を心がけます。

脚から伝わる加重バランスを整え、足裏のある箇所一点に負担が掛からない走りを目指すべきです。

取っても取っても魚の目が再発するのなら、ランニングフォームの矯正に着手する価値があると思います。

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市販薬を利用

 

魚の目の一般的な処置法は、市販されているサリチル酸配合のスピール膏薬で2、3日魚の目付近の角質層を柔らかくして除去します。

パッドタイプで入浴後に患部に貼れば、2、3日でサリチル酸の効果で患部が白く柔らかくふやけます。

そこで患部の周囲からカミソリや爪切りで切り込みを入れ、白くなった角質を削って芯を取り除いていくのです。

出血すると細菌感染のリスクが伴うので、無理はせず何回かに分けて処置することも念頭に置きましょう。

 

専用保護パッドの使用

足裏の保護パッドはネットだと1000円ちょとで購入でき、応急処置には最適だと思います。

運動時の痛みを大幅に軽減でき、軽度の魚の目ならば自然治癒だって期待できます。

 

私の魚の目対処方法

私の場合は頻繁に除去しているので軽度のものがほとんどです。出来てしまうものは仕方ないと開き直っています。

除去する際は、爪切りで魚の目付近に切り込みを入れ、定期的に芯ごとむしり取ってしまう荒療治に打って出ます

ただこの方法だと同じようにランニグを続けると、また同じ場所に魚の目が出来てしまうので対処療法なのは間違いありません。

上記のように魚の目の対処方法がいくつかあることは分かりました。根本療法から対処療法まで色々と試して、自分に合った方法を採用すれば良いと思います。

 

追記:2018.5.28

先日知人のランナーが自分で魚の目を取るのは怖いと言い、皮膚科に来院して魚の目を除去しました。

聞いたところでは、私自身がやっていることと同じ処置でした。さすがに私みたく爪切りの使用はないのですが、カミソリで周りに切り込みを入れて芯ごと取り除いたそうです。

軽度の魚の目だと医者に行っても結局処置内容は一緒ということでした。

魚の目除去には爪切りで切り込み

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