年明け最初の週末に30kmペース走を行う、何とも腰が重い内容ですがこの大会なら頑張れてしまうから不思議です。
周りのランナー達も走ることに対して意識が高く、これから迎える目標のフルマラソ大会に向けて真剣な眼差しです。
私は西東京30Kは2019年と2020年に続きこれまで過去2回参加しています。大まかな大会内容はさほど変わっていなかったので、大会については過去記事を参照して下されば十分だと思います。
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今回参加してみて30Kシリーズは、『フルマラソン本番に向けての練習大会』だとの認識が改めて強くなりました。
今記事では大会概要などは過去記事に譲り、私的結果を報告したうえでこの大会を上手く伝えることができれば幸いです。
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生かすも殺すもあなた次第の30Kシリーズ
翌日に関東圏で最も著名なハイテクハーフの開催があるにも関わらず、2024年大会は1200名ものランナーが参加しました。 (あちらは8000名)
おそらく全てのランナーがフルマラソンの練習として参加、ハーフよりも実践的な30km走を選ぶことは練習目的なら必然の流れです。
そしてランナー各自がこの30km走に何を求めるかが大事です。
早目のペースで攻めたり、ペースランナーに最後まで付いたり、怪我明けの調整や遅め設定のロング走など、目標次第で汎用性がとても高い大会です。
加えて1人で走るよりも極めて高い練習効果が得られる大会が30Kシリーズです。
西東京30Kは特にコースが起伏に富んで練習効果が高い
己を試し
まずスタート前に決めなくてはいけないことは、どんなペースで今日走るかです。
フルマラソンの目標タイムにフォーカスしたり、30km走の過去の走りに当てはめたり、どこまで出来るか攻めるペースであったりと走行ペースを決定します。
もちろん走り始めてから決めても良いですし、全てが練習ですから周りを気にせず自分の練習に徹するのみです。
個人的にはマラソン大会自体が昨年4月あおもり桜マラソン以来 (特殊条件の富士登山競走、四万十川ウルトラを除く) ですから、まずはフルのレースペースよりもちょい速いキロ4:30台を目安にスタートしました。
以前はなかったサブ3.15のペースメーカー設定があったのですが、実力不足からこれに付いて行くと痛い目に遭うことは経験から知っています。
スタート後は久々の大会マジックを肌で感じてキロ4:20、楽にペースが上がったのですが程良いペースに落ち着き早くも巡航速度体勢に入りました。
序盤は風船を頭につけたペースメーカーを見ながらマイペース、中盤は彼らを遠目に見ながら4:30台でどこまで行けるか試してみることにしました。
昨年までの実績ならキロ4:30台で完走したいところです。しかし終盤までこのペースは保てず、残り2周から苦しくなり最終周でパタリと止まりました。
ゴール後の補給も手厚い大会
己を知り
昨年参加した荒川河川敷の東京30Kはキロ平均で4:38、そして今年がキロ4:44でした。
平坦基調の河川敷と地味なアップダウンを6周する今回では遅くなって当然ですが、ビルドダウンの落ち込みが激しかったことによりテンションは下がる一方です。
だたし現時点での自分の実力を把握し、課題を見つけることが30K大会の目的であります。
昨年の猛暑を抜け本格的に涼しくなった10月以降、そこから本腰を入れて11月、12月とトレーニングに没頭してきました。その結果がまさにコレなのです。
フルマラソンは嘘はつかないと言われますが、今フルマラソンを走ったらどの位のタイムで走れるのか、それを把握できただけで参加意義はありました。予測で3時間25〜35分が妥当なラインです。
雨が降りづらい冬の関東、手荷物預かりの運用はこれで十分
己に挑む
一所懸命走って現状を把握し、フルマラソンの予測タイムまで出してみたのですが、それは到底納得できるタイムでありません。
走れば走るだけ記録が伸びた草創期、インターバル走を取り入れて念願のサブ3.5を達成した2013年長野マラソン。
そこから記録は年1で伸びていったのですが、2016年以降怪我に泣き続けました。
それでもコロナ前の全盛期は3時間20分切りが平均値でしたが、コロナ後は脚攣りが酷くあおもり桜ではサブ3.5からも陥落しました。
それを踏まえて次の姫路城そして静岡、ふくい桜と続いていく中、全てベスト狙いではなくまず緒戦の姫路はサブ3.5を達成させ、そこから走破タイムを伸ばしていけたらと思っています。
今後のフルマラソン3戦は3時間半、3時間25分、3時間20分と段階的に挑もうと決めました。こう思えたのも今回西東京30Kに参加した結果です。
駅直結の昭和記念公園会場
いや〜また参加したい度
西東京30KはRUNNETのレースレポを読んでみて以前の評価と変わらず、各ランナーから練習大会として総じて高評価でした。
また初期の頃より運営が安定しているうえ、参加者が大分増加したと感じました。
荒川河川敷の東京30Kまで出向かなくても、多摩地区に在住ならこちらを選んだ方が良いと思うランナーが多くなった証拠です。
全国的に開催されている30Kシリーズの中でも、西東京は規模、コース、ペーサーなどを加味するとフルマラソン前に是非走ってみたくなる大会とお伝えします。
いや〜また参加したい度
東京都立川市、昭和記念公園にて