トップ画面はあるご家庭が溶かすために歩道に投げ捨た雪、そうなのです雪国において今年の年末年始は極端に雪が少ない年でした。
積雪は関越トンネル前後の豪雪地帯であっても、クリスマス前後に到来した寒波の名残だけの雪のみです。そんな暖かめの信濃路をバードウォッチング目的でLSDとして走ってきました。
典型的な新潟の畦道
地震で大きく揺れた北陸地方、我が実家にて震度5クラスを久々に体験し慌てふためきました。
幸い親類縁者に被災者はいなかったの (津波避難まで) ですが、年始から自然災害や飛行機事故が相次ぎ被災された方々にはこの場を借りてお見舞い申し上げます。
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年末年始は食べ過ぎ飲み過ぎ傾向、ゆえに走り始めはLSDから
昨年12月は結構な質と量のランニングをこなしたことにより (私感です) 、年末年始は箸休めとしてのんびりすると決めていたのですが、No Runだと必ずソワソワし出すのがランナーあるあるだから厄介です。
元旦は二日酔いなこともあり5キロジョグに留めたものの、週末参加予定の西東京30Kに向けて逆算すると、暴飲暴食気味なので帰郷先でもゆっくり長めのLSDを走ることとしました。
雁や白鳥を探して
いかにもの冬の日本海側の曇天
新潟の片田舎で走るLSDだと上の写真の景色がどこまでも続き飽きがくるので、どうせ走るなら雁や白鳥を探すバードウォッチング込みのLSDを楽しむため実家を出ました。
飯豊 (いいで) 連峰を横目に見ながら冬らしい曇天の新潟の田舎道を、股関節を動かして小刻みなピッチで走っていきます。
この辺は毎年根雪 (低温で溶けなく雪が降るたび重なっていく層) が積もり、田んぼは春まで顔を見せないことが多いのですが今年はご覧の通りの暖冬が続きます。
こちらは例年の状況 (2022年)
福島潟までランニング
白鳥の飛来地として全国的に有名な瓢湖まで行けば確実に渡り鳥を見れるのですが、実家からの往復となると若干距離が長過ぎるため、瓢湖は来年以降に持ち越しとして少し近場の福島潟としました。
福島潟とは
新潟市と新発田市にまたがる約262ヘクタールの潟※江戸時代から新田干拓として始まり、今でも治水目的の造成が進む。
国の天然記念物で新潟県のシンボル、オオヒシクイの越冬地で菜の花が咲き誇る春が見頃、多くの昆虫・植物・野鳥の生息場所となっている。
※潟とは海だった部分が、砂により分離した湖や沼
汗だくで到着した福島潟は、遠くまで見渡せる広大な湿地帯で説明通りに多くの鳥が飛来して羽を休めていました。
下の写真は分かりづらいのですが、白鳥が私から逃げて飛び立った瞬間です。
ランドマークのビュー福島潟を目標に走れた
水の駅「ビュー福島潟」がランドマークとなっており走って向かう途中、5キロ以上離れた遠くからでも存在を確認できました。
ここは後日東京に帰る際に日本海東北自動車道からも見えて走った感慨にふけって運転、せっかく新潟まで来たのだからいつも通りではなく、キロ6分前後で股関節の動きに注意してゆっくりと景色を眺めたり、野鳥を撮ったりした3時間弱のLSDとして大正解と思えました。
今年も全国各地へランニングしに行くと決意
ちなみにシンボルのヒシクイはマガン属であり、雁なのは間違いないのですがその全長は84cmもあります。
身体は大きめでそれが黒っぽい白鳥に見え、水鳥の中でも飛来地では白鳥とともに親しまれてきました。
冬だからどっかでヒシクイか白鳥に出会えるだろうと走り出したのですが、最も近距離で多くの白鳥を鑑賞できたのは、目標にした福島潟ではなく今回のLSD最終盤に横切った湿地と化した田んぼでした。
こんな新潟の冬ならではの景色に出会えたことにより、今回の野鳥を求めたバードウォッチングランニングは身を結び、来た甲斐があったと思えるのが旅ラン冥利に尽きるというものです。
これは昨年の四万十川ウルトラマラソンで出会えた景色に通ずるものがあります。
今年もこんな感じに緩めのロング走が心の支え、何か小さくても目的 (景色や食べ物、温泉など) を持って遠出することを心掛け40代最後のランニングライフを楽しみ尽くしたいと思っております。
今年もどうぞ弊ブログをよろしくお願いします。
ヒシクイの群れが末広がりに編隊を組んでいるところを目撃、今年は何か良い事が起きそうな予感がしたからたまりません。