私が記憶している限り、もうかれこれ20年近くこのコースを愛してやみません。それだけ湘南は魅力あるコースと断言しておきます。
夏になるとなぜか無性に走りたくなる湘南サイクリングコース(鵠沼〜柳島)、でもでも数年前から砂浜がコースへ侵食して慢性的に走りづらい状況が続いているのです。今回はそれ関連の話が中心です。
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ここまでの経緯
↑起点がこんな悲惨な時がありました。
この写真は2018.8.12に走った時のものですが、見ての通りコース海側に大量の砂があります。見た目で砂がコースの半分を覆っていて、期せずして脚元に優しい不整地ランが展開されます。
脚には優しいのですが、砂の堆積が多くて歩が進まずストレスを抱えてのランニングとなりました。
ところがちょうど1年経った2019.8.13にはご覧の通りです。
2枚上の写真の反対側から撮影、砂の除去が進んでいます。
2019.8.13
2018年時点で砂の除去を目的とした公共事業の看板が立っていました。なので今年はどのくらい昨年から改善されたのか、自宅からはるばる向かう前から興味津々でした。
工事が終わっており綺麗さっぱり、コース幅が狭まっていた箇所の砂が撤去されていて、ランニングやサイクリングには問題ないコンディションとなっています。
2021.9.13
写真は過去のものと同じ場所ではありません。でも全般的にコースの堆砂処理が定期的に行われています。
湘南海岸沿いの宿命、砂は通年でコースを侵し続けます。
おじさんありがとう
暑い中早朝からランニングしていると、スコップ片手に汗だくでコースの砂を雪かきのようにせっせと作業するおじさんに出くわしました。
おじさんありがとう
私が柳島まで往復して、その場所に戻るまで約1時間以上はあったと思います。その間シャツが汗でびしょ濡れ、肌にピタリと張り付いた状態で一所懸命に砂をかき続けていました。
きっと毎日コツコツとサイクリングコースの整備を、ボランティアとして従事していただいていると思いました。
マラソン大会においても、ボランティアの方々の献身的な姿に感謝の念を抱きます。でもまさかこのクソクソ暑い湘南にて同じ想いを抱くとは思ってもいませんでした。
1つ言えることはこの方、自分のために行動しているのではないということです。
湘南サイクリングコースを利用する全ての人々(サーファー、サイクリスト、ウォーカー、ランナー、地元民など)の利便のために行動しています。
そんな姿を見ると、何気なく湘南までランニングに来て勝手に夏の雰囲気に浸り、自己陶酔しているだけでは恥ずかしい気持ちになりました。
私自身がよそ様のため、それ以上に次世代のために献身的な行動を取っていかなければならないと感じます。
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夏の湘南とランニング
今夏は例年以上に暑く高気温が続き、走りづらいことこの上ない日々が続きました。それでも、大量発汗にへこたれず、精力的に走り込めたのではないかと思っております。 そんな猛暑の中、今まで以上に走っていて感じ ...
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追記:あれから3週間経った日、再び江ノ島へ走りに行ってきました。2019年9月1日、悲しいかなコース上の堆砂が若干増えたような気がします。そんな中であのおじさん、この暑い日も汗だくで一所懸命砂をかいていました。
追記:2020年夏はさらに改善されていました。全体的に堆砂はほぼ解消、台風被害の爪痕も解消されました。
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湘南サイクリングコース(鵠沼〜柳島)最新コース状況
2021年版に更新 夏にひときわ輝く湘南、そこに私が最も気に入っているコースがあります。 日本屈指の海岸沿いコース(自負です)で、何時も傍らに海を望める爽快なコース。 2020年春に訪れた際はコース上 ...
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追記:2021年9月、今年はおじさんに会えなかった残念。
2021年も公共事業で堆砂問題は現在進行中
追記:2023年堆砂に関して工事は続行中、下の写真参照でコース上の砂の影響は多少あり
2023年8月