昨日4月22日は2021年富士登山競走の開催判断日でした。
コロナウイルスは変異をして感染拡大が未だに続いています。週末にも緊急事態宣言が発令されるなかで、おそらく先を見越して早めの中止発表だろうと多くの挑戦者は思ったはずです。
それがなんと開催との判断です。ただスタートラインに着くまでには、まだまだ不確定要素が色々ありました。
※追記:2021.6.18 残念ながら中止となりました
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開催決定、ただし確定ではない
今年の大会についての詳細はまとめると以下の通りです。コロナ禍ですから一昨年までと同じ形態にはなり得ません。
富士登山競走2021
・定員の削減、規模を縮小
・参加権は昨年エントリーしたランナー
・東京オリンピック開催により前倒し:開催日2022年7月16日(金)
・五合目コーススタート午前9時(以前は8時半)
・前日受付不要
・大会中止の基準
昨年エントリーしたランナーにエントリー権が与えられ、今年から新たに挑戦したいランナーは残念ながら参加できません。
また山頂コースは例年通り午前7時ですが、密を避けるスタートなのか、五合目コースはスタート時間が繰り下げとなっています。
そして気になる開催最終判断日は2021年7月1日です。
以下の「大会中止決定基準」に該当する状況になった場合は、大会が中止になることがありますので予めご了承ください。
・令和3年7月1日時点で日本のいずれかの地域で緊急事態宣言が発令しており、また大会当日までに緊急事態宣言の発令が見込まれる場合
・山梨県からイベント開催の自粛が指示されている場合
・山梨県において、新型コロナウイルス感染症に関する診療体制がひっ迫しており参加者の緊急時の対応が難しい場合
公式HPより
この中で1番可能性があるのは、自治体からの自粛要請ではないでしょうか。最近では表参道Women's Runが渋谷区からの要請で中止となりました。
その他前回の2019年大会からの変更点に、競技中のヘルメット着用があります。これも頭に入れといて損はないかと思います。
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富士登山競走のヘルメット着用義務化|大会で配布されるものを予め購入
※2020年、2021年大会は中止となりました。よって2022年以降の大会にお役立て下さい。 日本一過酷な大会、それは富士登山競走だと私は思ってます。 ゴールが日本一高い場所という付加価値は唯一無二、 ...
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参加費の返金はしない
最も躊躇してしまう参加条件は、原則として返金はいたしませんとの文言でしょう。
昨年はエントリー開始時に、「中止ならば返金対応」とのアナウンスがあり参加に踏み切れました。しかし今年はエントリー前から「返金なし」との発表です。
中止になった昨年は、最終的に運営費を差し引いてランポで返金されました。
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富士登山競走の返金がRUNPO、ランポって何だ?
5月1日、新型コロナウイルスの影響により、2020年富士登山競走の中止が発表されました。 収束の兆しが未だ見えないなか、致し方ないと諦めは早かったものです。 あれからひと月が過ぎた6月1日、中止による ...
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また2021年はエントリー代金が値上げとなりました。コロナの影響でスポンサーが減っている傾向があり、今後開催のマラソン大会は軒並み値上げされる見込みです。
エントリー代
2020年 | 2021年 | |
五合目コース | 10500円 | 13000円 |
山頂コース | 15500円 | 18000円 |
おそらく抽選
定員が削減された影響で抽選となる模様です。
昨年のエントリーが山頂コース2500名・五合目コース1276名でした。今年は人数を絞って山頂コース1200・五合目コース800人です。
仮に昨年エントリーしたランナー全員が返金なしリスクを負いながら今年もエントリーした場合、抽選倍率は山頂コース2.08倍・五合目コースは1.5倍です。
都市型フルマラソンの抽選に比べれば屁でもない数字です。実際の倍率はこれよりは下、返金なしに躊躇したり、コロナで遠慮するランナーがどの位出るかによります。
そもそも昨年の渦中で、このとんでもなく異質な大会に参加表明している猛者たちですから辞退は少ない※のではと推測します。そうだと山頂コースは2人に1人しか参加できません。
※追記:追加当選が相次いだことからどうやら辞退者多かった模様
全部承知済みでエントリー
名古屋ウィメンズマラソンはコロナ禍で開催が危ぶまれる中、26000円もの高額参加費を払ったランナーが報われました。緊急事態宣言の網の目をくぐり抜けた形です。
先の状況は誰にも分かりませんが、7月1日の最終判断日に開催されることを願ってエントリーします。
抽選結果次第ですが、今出来ることをやるのみ。地道に坂道練を続けて結果を待ちます。
※追記:2021.6.18 残念ながら中止となりました
普段コースの多摩湖からてっぺんを望む
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