飛行機は墜落確率が非常に低い安全な乗り物です
記事の前半に述べたことはあっても、見出しから結論を述べたのは初めてです。
別に航空業界の回し者ではありませんから。
一般的な概念として、結局飛行機事故の安全性は確率論で述べるしかありません。そんな結論に達しました。
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特に飛行機で怖かった経験は2回
コロナ禍の今となってはマラソン大会が在りしの日を思うと、全国各地にたくさん遠征したよなぁ、とつくづく感慨にふけってしまいます。
ここ最近の移動手段は飛行機がメインとなっていました。飛行機はそれ程多くは乗ってはいませんが、明らかにマラソンを趣味としたことで全国各地への搭乗機会が増えました。
卒業旅行で
時は1999年春、自ら貯めたお金で卒業旅行へ。大学で最も仲が良かった友人と、お金を落としにラスベガスへ行った時のことです。
成田–ロスアンゼルス直行便は無事離陸し、水平飛行に入り機内は随分落ち着いたものでした。
機内食を食べ終え、友人との会話はお酒が入り弾み、深夜に深い眠りにつきました。
しかし物凄い機体の揺れで目を覚まし、友人と顔を見合わせたあの瞬間は今でもよく覚えています。太平洋上でジェットコースターのように、降下と上昇を繰り返す飛行機に生きた心地がしませんでした。
この時から飛行機は完全に私の中でトラウマになりました。
マラソン遠征で(北九州マラソン)
前日に北九州マラソンを完走した。内容は秋から苦しんだ肉離れを30キロ手前で発症し、意地で走り切ったレースでした。
赤く腫れたふくらはぎを診てもらうため病院へ行った後、搭乗時間締め切りギリギリに福岡空港に到着した私に聞こえてきたのが次のアナウンスでした。
「羽田空港上空は強風のため行き先が変更になる場合があります」
1999年のあの卒業旅行が思い出されます。そしてその1番怖かった経験に匹敵するくらい、北九州マラソンからの帰路は飛行機が揺れました。
福岡空港を発つ時点では、非常に穏やかだったのに東京上空は大荒です。
風が強く気流が不安定、機体が激しく揺れ着陸態勢から再びの上昇で着陸やり直しとなりました。
機長が安全に配慮して判断した結果ですから、素人は黙って座ってろって感じなのですが、ホント勘弁願いたい瞬間でした。
真夏のランニングよろしく、汗でびっしょり。
でも知っているんだ
横揺れはいつだって耐えられます。しかし降下中に下にグッと下がるのだけは苦手中の苦手なのです。テーマパークでも上下動だけは吐き気が襲ってきます。娘に誘われてもタワーオブテラーは率先して乗りません。
でもでも誰も喋っていない機内、あの静けさからきっと俺だけじゃないって悟っていました。
飛行機が落ちる確率
参考
飛行機の墜落確率は0.0009%
(米国家安全運輸委員会(NTSB)の報告による)
「飛行機は最も安全な乗り物」と言われても、基本的に墜落と死が同義なので、私にとって飛行機はいつまでも怖い乗り物です。
飛行機事故で絶命するする確率は、0.0009%つまりは1100万分の1です。実はこれ、もう一つ苦手な雷雨に打たれて死ぬ確率(1300万分の1)と大差ないことがわかります。
かのハーバード大学の算出によれば、交通事故での死亡確率5000分の1より遥かに確率が低いことが分かります。
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どんな気象条件でもランニングに行くは嘘?
今までどんな過酷な気象条件でもずっと走ってきました。 猛暑日に汗がポタポタとランパンから絶え間なく落ちる日、手袋していても手がかじかんだ極寒氷点下の日、意気揚々と走りに出掛け冷たい強風でお腹を下した日 ...
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乗る機会がないので怖がる必要はないのですが、想像するだけでやっぱり飛行機は苦手です。航空機事故の頻度が特に高い離陸と着陸時は、手汗が酷く平静を装うのに精一杯となります。
飛行機事故による死亡確率は1100万分の1、飛行機は安全な乗り物と割り切れる
でもでも、私は極度の怖がりだから確率だけでは不安は拭えません。