イチロー選手が(以下、イチロー)発言した内容は、これまでずっと嘘偽りない言葉で私の胸を射抜いてきました。
心の奥深いところに響くとはこういうことです。
彼が残してきた実績が背景にあるのはもちろんのこと、培ってきた人格がそうさせると確信しています。
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イチロー名言語録
イチローはMLBのシーズン最多安打記録、10年連続200安打、日米通算4367安打で世界1位と輝かしい成績を残し引退、もちろん誰もが認める一流べースボールプレイヤーです。
彼は現役時代の早い段階から、影響力ある名言を今までたくさん残してきました。その一部ですが私が気に入っている言葉を抜粋してみました。
イチロー語録に対する私の考え
なりふりかまわないで自分の行きたい道を進むこと
年齢を重ねるにつれてこれができなくなります。
無我夢中に突き進めるのは若者の特権なのではなく、どの年代でもいくつになっても死ぬまで追求して良いのではないかと思えてきます。
昔は私も正に若気の至りでした。でも大人になると傍若無人ではなく、周りとの関係性をある程度保ちながらの邁進となります。
ぼくのプレイヤーとしての評価はディフェンスや走塁を抜きにしては測れない。どの部分も人より秀でているわけではないし、すべてはバランスと考えています。
特別に何かに秀でているよりも、トータルバランスが優れている方があらゆる場面で巧者になれるのです。
突出した天才なんてほんの極僅か、凡人はバランスを取りながら方々を高めていくしかないと思います。
まず自分の好きなことを見つける。そうすれば、自分を磨けるし、先へ進める
好きこそ物の上手なれ、とはよく言ったものです。興味があることだからこそ、限りあるリソースを注ぐ気力が湧き継続できるのです。
嫌なことを我慢してやることはもう時代遅れなのかもしれません。我慢して愚痴を言っているばかりでは、置かれた範疇からずっと抜け出すことはできません。
自分を殺して相手に合わせることは、僕の性に合わない。まして上から色々言われて、納得せずにやるなんてナンセンスだと思います。
一般社会では自分を殺して生活することが日常となります。なかなかどうして我で生きて行くことは、現代日本では特に難しいことです。
私はせめて休みの日の自由な時間ぐらい、その時は誰にも合わせない素の自分でいると決めています。
自分自身が何をしたいのかを忘れてはいけません
イチロー語録を見ていくとやたらに「自分」と言う言葉が多いことに気づきます。何よりも自分の意思を最優先して生きてきた証です。
それを自分勝手とか、協調性がないとか言う人は必ずいます。しかし私もですが皆外野を気にし過ぎる傾向があります。
まずは自分という考えに私は異論はなく、それすらできなければストレスだけが増すだけです。
結果が出ない時、どういう自分でいられるか。決して諦めない姿勢が、何かを生み出すきっかけをつくる
地道に練習してきて大会を迎えたって、物事がうまく運ぶことは稀です。
失敗が多くてもそこで腐らず何度も挑戦し、諦めず取り組んだ末に達成できた瞬間は格別なものです。私がマラソンを好きな理由は、そんな得も言われぬ達成感があるからです。
最も好きなイチローの言葉
上述はほんの一例ですが、私が最も感銘を受け、常日頃から心に留めているイチローの言葉があります。
『小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています』
これがマラソン競技にドンピシャで当てはまるのです。いやいや、マラソンだけではなく人生全般に当てはまります。
逆説的に解釈すれば、小さいことを厳かにしなければ目標に近付けると言えなくはないでしょうか?
ポイント練習よりもないがしろにしがちな普段の緩ジョク、それこそが大事なんだと肝に命じます。
夢をつかんだ人が言ってるから重みがある
イチローが発言した言葉を振り返ると、コツコツと積み重ねる重要性を説いたものが実に多いことに気付きます。
少しずつの積み重ねでしか自分を超えていけない
夢や目標を達成するには1つしか方法がない。小さなことを積み重ねること。
長い選手生活の中で積み重ねを追求し、偉大な結果を残してきた張本人の言葉だからこそ重みあります。少しでもそれにあやかりたいものです。
後悔しないために
それは引退会見で放った言葉に集約されていました。
『後悔などあろうはずがありません』
結果を残すために自分なりに重ねてきたこと。人よりも頑張ったとはとても言えないですけど、自分なりにやってきたということはハッキリと言える。これを重ねることでしか後悔を生まないということはできない。
後悔しないために積み重ねるしかないのです。淡々と行動していくしかないのです。
先日45歳になり人生の半分は間違いなく越えたと思えた瞬間、今まで後悔が多い人生だったなぁと思ったものです。行動力が足りなかったと自認しました。
何年先になるのかもうすぐか、人生を終える時後悔はないと言えるよう、悩むならどんどん行動せねばと引き締まる思いです。