まだ開催確定ではなく予断を許さない状況※ですが、本命レースの東京マラソンへ向けてピーキング(=テーパリング※)を開始しました。
Landing on
ピーキングとは飛行機の着陸イメージに似ています。巡航速度を落としていき高度を徐々に下げ、スタートラインがある新宿都庁前の滑走路へ向け3週間をかけてゆっくり着陸態勢に入っていきます。
着陸したらそのままスタートの号砲と共にGo around、再び42キロの旅立ちの始まりとなります。
できることなら身も心も最高な状態で旅に出たいものです。
※2月18日一般ランナーの参加が決定
※記事内ではピーキングとテーパリングは同意
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改めてピーキングとは
以前ピーキングについての記事にて、時はコロナ前の2019年つくばマラソンへ向けての調整の話でした。その時は結果的に記録は出ず失敗に終わったのですが、経験値自体は間違いなく上がったと思いたいです。
そして簡潔に言えばピーキングとは疲労抜きのことです。
フルマラソンに向けて鍛錬してきた身体には、数ヶ月分の目に見えない疲労が蓄積しています。ピーピングはその蓄積を解していく過程でもあります。
厄介なことに本名レースが近づき気が張っているため、ランナーはその疲労に気付きにくいことです。
定番のピーキング
本命レースへ向けてどんな調整をすればいいのだろう?と考え込んでしまうランナーの方多いです。私がそうでした。
巷に溢れるピーキングは何となく自分に合わないみたい、って思ってるランナーも多いことと思います。私がそうでした。
スタート時にコンディションを最高な状態に持っていく計画、一般市民ランナーができうる範囲内でよく知られているピーキングは以下の通りです。
〈定番のピーピング〉
・3週間前からスピード練習は行わない
・直前までストレッチを欠かさず、身体の柔軟性を意識
・レース3週間前は30km走、2週間前はハーフ、1週間前は10km走を入れ調整
・脂肪代謝を衰えさせないようレースペース走を行う
・体重管理として消費エネルギーと摂取エネルギー量の出し入れに注意
・原則として距離を落として運動強度は落とさない
・直前のカーボローディング
上記がピーキングの定番となりますが、その中でも特にレース3週間前の30km走、2週間前のハーフ、そして1週間前に10km走をする調整はあまりにも有名です。
試行錯誤を繰り返して自分のものへ
実はその有名な3週前30Km走、2週前・・・・という調整は自分には合わないものでした。というか毎週必要以上に一生懸命走ってしまい、疲労が抜けるどころか増大しまう始末です。
あたかもこのピーキングがレースへの参加条件に思えて、やらねばとレース前にすでに疲弊してしまってました。
反対に積極的に取り入れているピーキングは、多くの市民ランナーが採用していると思しきレース直前に向け強度は落とさず距離を落としていく戦法です。20キロのペース走を10キロに置き換える感じです。
よってフルマラソン前のピーキングは誰かの猿真似結構、色々と試行錯誤と実体験を重ねて、自らのピーキング法を醸成していくべきだと考えています。
現在の私のピーキング
以前「疲労抜きのを優先、物足りないくらいに走らない」というこだわりピーキングを試しました。
でも現段階で、3月21日ランナーズフルマラソンチャレンジまでシーズンが続きそうな気配です。
今は気温が低くく、強度が高い練習に取り組みやすい状況が続きます。ですから「通常営業」を基本にして距離を落としていくつもりです。
距離を落とせば蓄積した疲労は自然と減少していくと見立てています。
睡眠時間増
1月下旬に行った最終ロング走の感触が良好だったので、その際に気を付けたことを重点的に今回も再試行してみるつもりです。
それはとにかく睡眠時間を確保するつもりです。
20代の頃は徹夜でカラオケや麻雀、翌日寝なくても結構体は動きました。でも40代半ばにもなると、体力面で疲労回復を優先しなくてはいけなくなりました。
それを補う手段のひとつが睡眠時間を増やすことです。毎日10時間睡眠とはいかないまでも、最低7時間は確保できるよう生活を調整していくつもりです。
禁酒
体調を整えるために普段以上に睡眠と栄養面に気を使うのはもちろん、これに加えて今回は東京マラソン当週に禁酒するつもりです。
昨秋肉離れになった際、筋繊維の回復を最優先させ内臓面でいらぬ負担を掛けぬよう数日間禁酒を試みました。
その結果が意外過ぎるもので、朝からすこぶる体調が良く、肉離れは驚異的スピードで超回復しました。この時の体験が忘れられず再試行です。
1週間も禁酒してフルマラソンに挑んだ経験がないので、禁酒が少しでも糧になる要素となれば、それはそれで次回に活かせるかなと思っています。
打ち上げまで我慢
本命レースをベストコンディションで飛び立つために
睡眠時間や禁酒、栄養に気遣い体調を整える。もうこの際ポジティブに何だってやってやろうという気持ちです。
東京マラソンまで1ヶ月を切ったのですが、なにせ本命レース自体が3年ぶりなため向き合い方を忘れています。そのためずっとテンション高めで推移していますが、久々に味わう緊張感をいい意味で楽しんでいます。
このまま気を緩めず身体からのささやかなサインを見逃さず、残り3週間しっかりとコンディション調整をしたいと思います。
そして万全でスタートラインに立ち、肝を据えてTaking offです。
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