この日本にはマラソン専門のコースがあるという。
知ったからには走りたい衝動にかられ、向かった場所は静岡県は大井川。その名は「リバティ」
そこからさらに足を伸ばし、素晴らしい泉質の川根温泉まで走ってきました。
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まずは今回のコース全容から
ガーミンの記録より
島田駅→リバティコース→蓬莱橋→折り返しの起点0.0キロ地点→折り返しの17.9キロ地点→一般道→川根温泉
上の写真の通り島田駅をスタートとして大井川方面へ向かいます。川に辿り着いたら進路を左に取り、河川敷を河口方面の起点を目指します。
起点を折り返して北上し新東名の高架下まで走り、リバティコースを全制覇します。その後は一般道で川根温泉へ向かうコースとなります。
ちなみに大井川を渡った形跡がある所が蓬莱橋となります。
しまだ大井川マラソンのリバティコースを試走
今回のロング走は半分以上「しまだ大井川マラソンinリバティ」のメインコースとなっています。さながらこの大会の試走の様相を呈していました。
個人的には、今年の開催日は富山マラソン参加予定(2019年10月27日)なので参加するのなら来年以降となります。
今後のしまだ大井川マラソンを走る方の一助になればと思います。
大井川リバティコースとは
一級河川・大井川の河川敷に整備され、国内初で唯一のマラソン専用コースです。マラソン好きはそんな有名なコースを放ってはおけません。
距離的に東京、名古屋から日帰りランニングが可能ですから、ぷらっときて走って温泉入ってお土産買って帰ることができちゃいます。
大井川リバティはサイクリストにも人気
マラソン専用で整備され走りやすい路面は、当然サイクリストにとっても快適な環境となります。
訪れた日は平日にもかかわらず多くの自転車に追い抜かれました。平日でこれですからきっと週末は混み合うのでしょう。
信号がないので自転車はビュンビュン飛ばします。ランナーは急な進路変更だけは危険なので十分注意します。
島田市と言えば
島田茶と小饅頭
リバティコースの特徴
全長17.9km(第1期工事区間)が完成している
河口付近のリバティ起点0Km地点
反対の17.5Km折り返し地点
ランナーの足跡が見える
距離表示が500m毎に設置されている
距離標あり
主な施設として地点ステーション7ヶ所(トイレ、水飲み場)、競技場3ヶ所(焼津市、藤枝市、島田市)
水道とトイレがセット
コース幅が7m
もちろんすれ違いは余裕
一部区間はウレタン素材で舗装されていて脚の負担が軽減
実際は磨耗していて張替えが望ましい
起伏が少ない
体感として感じられる高低差はほぼありません。一定の速度を保ちやすいのでやはりランニングコースとして最高です。
路面状況はいい
長距離にわたって路面状態が良い場所はそうはない
信号待ち無し、車待ちなし
コレが無いことがどれほど素晴らしい環境かランナーなら知っているはず。
タイムトライアル向き
コース幅が広いのでよそ様の迷惑にならずにポイント練習が可能です。
JR東海道線島田駅からほど近い
お茶を広めた栄西が仁王立ち
ウォーキング、ジョギング、サイクリングまで幅広い用途
幅広い年齢層に受け入れられ、多種多様な運動を存分に楽しめるコースです。
蓬莱橋のたもとに茶屋あり(自販機あり)
木造の橋を眺めながらお茶で一服
今も昔も・・・
何箇所か駐車場あり
無料駐車場は実にありがたい
所々に点在
走路に街灯なし
残念ながらコース脇に街灯を見つけることができませんでした。夜間は諦めて開放感ある景色が望める昼間に走りましょう。
北端で走路が消える
えっ終わり⁉︎、と声が出た場所
蓬莱橋とは何ぞや?
蓬莱橋は世界最長の木造の橋で、ギネス認定され映画やドラマの撮影でも頻繁に使われています。
走っとけ!とばかりに、とりあえず序盤で体力があるうちに向こう岸まで行くことを決断。橋の保全のために通行料は100円、箱にセルフ投入しました。
朝の蓬莱橋に人影はなく、トントントンとアスファルトとは違う着地音が妙に耳に心地よく感じたものです。
渡り切った対岸から島田方面を望むと、ジブリ映画並の幻想的な雰囲気に包まれます。
下の方へ行ってみると、本当に木造で堅牢な作りをしています。
向こう岸まで圧巻の長さ
参考
長さ897.4m「厄なし(8974)の橋」「長生き(長い木)の橋」とも呼ばれる
お風呂なら
走った後のリセットはやっぱりお風呂が一番、おすすめはこの2つです。
ココがおすすめ
リバティはとにかく開放感がすごい
視界が開けていて風景に変化が乏しく、飽きがくるのかなぁと想像していましたが、そんなことはなく終始快調に走れました。
来月に富士登山競走が控えているからなのか、フォームを崩さずに走ることで精神面が鍛えられました。
またコース脇に東海道五十三次の宿標が並んでいる箇所があり、それを読んで進むと飽きがきません。
雲がぷかぷか浮いている
直線的なコースは走りやすい
宿票が東海道五十三次分
200m間隔で点在
第2部は川根温泉を目指す編
新東名の高架近くで突如として途切れたリバティコース、そこから草をかき分け脇を通る一般道に入ります。ここからもう一つの旅の始まりです。
川根温泉までの道のり
一転してアップダウンがある一般道を道なりに行けば川根温泉に到着です。
正確に言うと2回曲がるのですが、道路標識に従えば間違えることはありません。
ここは左折
一般道の危険性
川根温泉までの一般道は、正直言って歩道事情はかなり悪いです。これは想定外でした。
一般道の半分は歩道がなく、路側帯を走ることとなります。県道ですが大型車の通行が多い上に、初夏で草木の勢いが良く狭い箇所は結構危険でした。
路側帯を走る
このような路側帯が極端に狭い場合は、後ろからの車の通行を気にしないと怖くて進めませんでした。
トンネル現れる
以前トンネル内を走ったのは秩父へ行った時の正丸トンネルでした。
それは1918mもの長さでダンプカーやトラックなど、大型車が常に走っていたので恐怖を感じながらのトンネル歩行でした。
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今回の新鍋島トンネルはそれに比べるとたったの739mです。でも歩くには十分な長さでした・・・
新鍋島トンネル
しかし、本当の想定外はここからなのです。トンネルを抜けたと思ったら・・・
なんと!なんとトンネルがまだまだ3個も続いたのです。ストレスがかかるトンネル走行が合計4つはさすがに嫌になります。
トンネル歩行を経験した方は少ないと思いますが、その先に温泉がなければ心はとっくに折れています。
トンネル内の走路
まずはトンネル歩行で必携の耳栓(音楽)とLEDライトを忘れたことに後悔です。結構なスピードで走る大型車が通ると、追い越し時の爆音と風圧で恐怖におののきます。
それでも走路自体は幅があったので、できるだけ左側を通れば歩行は問題ありません。ただ走るのは危険なので、今回も休憩がてらテクテクと歩いて進みました。
ご覧の通り歩く分の広さはあります。むしろトンネルを出た後の走路がない・・・
ランニングで川根温泉まで行った理由
今回、川根温泉まで足を伸ばした理由はm3つあります。
理由
・リバティコース走破だけでは距離不足
・加温・加水なしの源泉掛け流し温泉
・大井川鉄道のSLに乗れる
まずはこの企画自体がロング走を謳っているものですから、リバティコースの総距離30キロ台ではちと短か過ぎます。
そして川根温泉が源泉掛け流しの温泉なのと、有名な機関車トーマスのSLに乗れるからです。
残念ながらこの日は時間が合わずSLは断念しましたが、川沿いを走る大井川鉄道の景色は素晴らしいものでした。
この景色を見にきた
暑い日のランニングには重宝
この日の気温は最高気温が28℃、梅雨の中休みで気温はぐんぐん上がっていきます。
リバティコースに関しては、丁度いい間隔にある水道で給水できます。顔を洗ったり、脚や腕を冷やすことができたので夏でも走りやすい環境が整っています。やっぱり水がそこにある安心感は絶大です。
そして暑い時期にはスポドリを持参したうえでおすすめなのが塩熱サプリです。昨年のロング走やサロマ湖ウルトラでも実践した1時間に2粒口に含む作戦でミネラルバランスを崩さず暑さの中を最後まで走り切れました。
梅味も最近出た
総括
娘「パパ今日何キロ走ったの?」
私「暑い中、50キロちょっとだよ」
娘「うわっ、これぞランナーバカだわ」
・・・・・
実はリバティコースから川根温泉まで走った日は誕生日でした。
生まれた日に何をしたいか?自分に問い詰めた答えが走ることでした。
本当は久々にAmazonプライムで映画鑑賞して1日のんびりと過ごす予定でした。でもやっぱり走ろうと決めました。
さあどこへ行こうか?
静岡県は島田のリバティコースから川根温泉へ、あれこれ調べて行き先を決めてからの行動は早いものでした。
ここへわざわざ走りに来たのは、自分以外の何者でもなく心の声でこの地まで来ました。この先何かに迷った時、この心の声は大きな自信を持って私を導いてくれるはずです。
リバティコースと新幹線
これ撮るのに約10分間の休憩
茶畑が広がるのが静岡県