前回の記事に続いて宿探しのネタが続きます。
最近ランナー間で囁かれている驚愕の事実、それは2024年3月開催ふくい桜マラソンの宿が取れないことです。
エントリー中から福井市内 (特に駅近) のホテルは個人手配で壊滅状態、早々に近隣市町のホテルを押さえてキャンセル空きを狙っているランナーが実に多いこと。
12月中旬現在では近隣でもほぼ満室となっており、さすがに第1回目のフルマラソン大会では極めて異例と言えるのではないでしょうか。
スポンサーリンク
県外からの参加ランナーが多い
今週公式HP内で発表されたエントリー状況によると、参加ランナー15263人のうち、福井県内の参加者は約37%とありました。
ということは63%は県外からの参加者という意味でもあり、福井県内初のフルマラソンに県外から約1万人に迫るランナーが参加意思を表明するとは驚きです。
その全員がホテルを予約する訳ではありませんが、少なく見積もってその半分以上、5000人以上のランナーが宿の確保に走ったはずです。これだけ宿泊客が多いと週末のホテルはなくなって当然です。
北陸新幹線開業と春休みが追い打ち
2024年3月16日北陸新幹線は金沢〜敦賀間が開業し延伸されます。これが関東圏から参加するランナーの背中を押しました。
東京駅から新幹線に乗ってしまえば最速2時間51分で福井駅到着です。サブ3を達成していますから、移動手段が多岐にわたるマラソン遠征としては移動時間が短めです。
さらにふくい桜マラソンは3月31日開催で、春休み真っ只中の週末に行われます。マラソンとは縁遠い観光や旅行客とモロ被りしていることがホテル難民の原因と言えるのではないでしょうか。
公式HP内で宿の斡旋はしているけれど・・・
大会運営側は大手旅行代理店と手を組みホテルの斡旋を行っています。前回の記事でも申し上げた通り、これが個人手配でのホテル予約を困難にしている原因です。
-
マラソン大会参加で前泊予定、でもホテルの予約が取れない問題とその対策について
これから冬、そして春に向けてマラソンシーズンが佳境を迎えます。練りに練って決めた遠方のマラソン大会を決めたら次にすること、そうですそれはホテル予約の検討です。 大会前日から満を辞して現地入りする前泊と ...
続きを見る
その斡旋しているホテルにいつもの東横インがあったのですがシングルが11000円、大手代理店を通さず予約した私の場合、同ホテルのシングルが8200円です 。
斡旋のホテルも個人手配の場合も福井市内は全室満室が現状、どちらで取っても部屋を押さえることができたら満足なのですが、その差2900円は決して少ない額ではありません。
午前0時のクリック合戦、初めて土がつくかと思った
クリック合戦といっても今は昔の大会エントリーの事ではなく、前泊するホテルの部屋を奪取する件です。そのふくい桜マラソンの部屋取り合戦が想像の遥か上を行く壮絶なものでした。
弊ブログ内で幾度となく登場していますランナー御用達の「東横イン」、全国どこで宿泊しても内装や各種サービス全般が均一という安心感が最大の売りです。
2024年3月30日土曜日に宿泊予定の場合、会員ならちょうど半年前の9月30日0:00から予約可となります。
-
マラソン遠征のホテル予約、まずは東横イン
幾度どとなく積み重ねてきたマラソン遠征に必須のホテル予約、 あの旅行代理店、あの航空アプリ、あの公式HP・・・ 色々と試した私が伝えたいことは、 >>東横イン公式HP>> スポンサーリン ...
続きを見る
ちなみに午前0時にスタンバイしてのクリック合戦は、大会エントリーも東横インも未だに無敗を誇ります。しかし今回ばかりは敗戦を覚悟しました。
9月30日0:00ちょうどにアクセスすると予約画面に部屋の空きが無い・・・
マジか?
再びアクセスし直すと喫煙ルームが空いていて予約画面に進めたのですが、必要事項を入力した後に先に取られたのか最終画面まで到達せずアウト。
と思いその後何回もアクセスするも部屋は空いておらず。もう0:03分を過ぎようとした時、再び喫煙シングルルームに空きありの表示です。
タイピングは早い方ではありませんが、まるでインターバル走みたく指を高速に動かして入力しなんとかホテル奪取に成功しました。
余談:最近別件でホテルに問い合わせをしたのですが、「あの晩は0時以降問い合わせ電話が凄かった」とのこと、今思えば極端なアクセス集中によりシステム障害が起こっていた模様です。それでも5分もしないで完売、私でギリギリでした。
ふくい桜マラソンは期待値が非常に高くて楽しみでしかない
新幹線利用で関東から、特急1本で関西からも参加しやすい立地条件、ナイキ所属のプロランナー大迫傑プロデュース、そして1年前にプレ大会を開催し準備に余念がないうえに、公式HPが見やすく華やか、コースを辿ると恐竜の形などなど興味に事欠かない大会です。
コロナ明けからメジャー大会であっても欠員にて2次募集が相次ぐなか、決して大きくない地方都市福井 (褒めてます) で勝田マラソンと同等の15000人規模のフルマラソンが満員御礼とは大変珍しいことです。
同じく第1回目のみえ松阪マラソン (2022年) は小さな不備はいくつかあったのですが、それを覆す大会運営に感動する場面が多々あり魅了されて帰って来ました。きっとふくい桜マラソンもそれに負けないくらい完成度が高く度肝を抜く開催となるはずです。
ただしあまり期待し過ぎると大抵は裏切られるものです。自身今シーズンのオーラスは随分前からここと決めていましたから、期待そこそこに旅行とマラソンを楽しみたいと思います。
その日を想像して今は練習に励んでいます。