それって秋バテじゃない?
不意に言われてみれば?が頭の中をぐるり回り、冬バテも春バテも耳にしたことありませんし、バテるのは暑さや食欲不振に陥る真夏の話ではないのですか。
夏バテは何回も聞いたことがあるのですが、「秋バテ」という文言は生まれて初めて聞いた言葉です。
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ランニングシーンに秋バテ登場
夏が過ぎ去った後に
こんな状況は春から数えて一体何ヶ月ぶりでしょうか?
最高気温が25℃近辺となり明らかに涼しく感じられ、2時間ランニングに費やしてもランパンはサラッと乾いているではありませんか。
6月下旬から始まった酷暑は9月の頭になりようやく鳴りを潜め、ランパンから汗が滴り落ちることがやっとなくなりました。
今年暑い夏の期間におけるポイント練習はゼロで全く着手していないのですが、自分なりに総距離に関しては走った方だと自負しています。
その疲れなのか9月になって、何だかダルくて強い疲労感を常日頃から感じるようです。
秋バテの原因
今回のお題である秋バテの原因として考えられることは、自律神経の乱れと寒暖差による影響とされています。
秋バテ症状
ダルさ、疲労感、頭痛、食欲不振、便秘など
自律神経の乱れによる
自律神経の乱れとは交感神経と副交感神経が暴れることで、要は精神的にも肉体的にも不安定な状態が続くことを指します。
活動的な行動では交感神経が優位になり緊張気味、逆に副交感神経が優位となると心身ともにリラックスした状態となります。
これらが乱れることで循環器や呼吸器系統などに悪影響を及ぼし、秋バテの症状が現れることになります。
寒暖差による
朝晩の気温が20℃を切ってくると、着るもの1つで汗を掻く暑さを感じたり、ブルブルと震える寒さを感じる差が出るようになります。
高温への耐性である暑熱馴化が十分に進んだ身体にとって、9月は夏と秋が同居して気温差が激しく体温調節がうまく機能しなくなります。
身体が暑さと寒さに同時に対応できない状態、そんな日々が続くと秋バテになりやすくなります。
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夏ランニングにおける暑熱順化について
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秋バテ対処法
秋が訪れて何かピリピリしている状態だなぁと自覚したら、それは交感神経が働き過ぎているので自律神経を落ち着かせるよう努めることです。
つまりは自ら率先してリラックスした状態を作り出せばいいのです。
認識している自分に合った方法で改善すれば良し、誰にだって特別なリラックス方法を1つは持ち合わせているはずです。
有効な秋バテ対処法
・スーパー銭湯へ
・セルフマッサージで
・睡眠時間を長めに
・バランス良く栄養を摂って
・ウォーキングを
・山登りを
・家族旅行を
どれもリラックスを目指し気分転換となる行為です。
スーパー銭湯まで赴き時間をかけてゆったりと入浴したり、今日こそは敢えて走らことはせずいつものコースをウォーキングしたりして、リラックスデーに注力して心を落ち着かさせます。
また秋の味覚に舌鼓を打ちながら、栄養に偏りがないか食べているものを自らチェックしてみます。
疲労回復が見込める豚肉や芋、豆類に含まれるビタミンB1はランナーならば普段から積極的に摂取したい栄養素となります。
これらの対処法の中で個人的に好みなのは、スーパー銭湯の広い浴槽での瞑想タイムです。
水面と湯気を眺めながら時折目を閉じて、ぬるめの炭酸泉にて呼吸と心を整える時間が至極のリラックスタイムとなります。
全シャワーヘッドがミラブルが素敵なスーパー銭湯
夏の名残惜しさ
夏バテ知らずで精力的にランニングに取り組んだ8月、その見えない疲れの蓄積が9月になって秋バテとなって表層化するケースが典型的です。
他の3つの季節と比べて夏が圧倒的に大好きなので (暑さには弱い・・) 、こうして秋を迎えた時分、活動的かつ精力的に動いた夏への名残惜しさが精神的に影響しているのかもしれません。
ただ秋になっての寒暖の差は大歓迎で、元々身長があり活動エネルギーが多くて発汗が多い部類なので、少しでも涼しい気候はいよいよ待ってましたというところです。
まとめ
こうしてようやく涼しくなりスピードを上げても走りやすくなり、いよいよギアを数段上げ速いペースの練習に取り組む心積りができました。
しかし気持ちとは裏腹にイマイチ調子が上がらないのは、それが9月や10月なら秋バテを疑っても良いのです。
秋バテを自認したら自律神経の乱れを整えることに専念し、心を落ち着かせるため精神面でリフレッシュを図る必要があるということです。
ランナー目線で言えばお仕事や家事を終えたら、お風呂にゆっくり入って栄養バランスが整った食事を終えて早々に寝るべきなのです。
秋バテの症状が見えているのに暴飲暴食、特に長時間に及ぶお酒の飲み過ぎには特に注意を払います。くれぐれも深酒しながらの夜更かしはしてはいけません。