普段夜のランニング時に身に付けているライトは、四季を通して環境に強い小型のLEDライトを愛用しています
でも最近になってヘッドライトを初めて装着してランニングに出かけてみた結果、想像を超えてこれはこれでアリだと思うに至ったという話が今記事にてお伝えしたいことです。
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ヘッドライトはペツルのティキナを購入
我が家の押入れには大会で使用するテーピングやら、使われずに眠っている賞味期限が近い補給ジェルやらが乱雑に保管されています。
コロナ禍のおうち時間で板についた掃除魂に火がつき整理整頓していると、何やら見慣れないものが出てきました。
トレラン大会に必要だったので購入
2019年秋トレニックワールドの参加ルールでは、夕方以降に夜間走行の可能性があるため参加者の必携品となったヘッドライトが出土したのです。
スポーツ店で店員さんに大会内容を話して相談したところ、大会レベルから初心者ならこれで十分と進言され素直に購入したヘッドライトでした。
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幸か不幸か日が暮れる前にゴールできたので、バックパックに忍ばせたヘッドライトは一切使用していません。よって未使用のままずっと1年半以上保管庫に眠っていました。
そんな未使用品を前にしてもったいなく、街灯が無い多摩湖摩湖周辺 (多摩湖自転車道) を試走してみたくなったのが事の始まりでした。
ペツル・ティキナの特徴
購入したヘッドライトの特徴を以下見ていきましょう。
ルーメン(lm)
明るさの単位ルーメンは大きければ大きいほど明るいもので、200ルーメンもあればランニングには差し支えないとのこと。それがこのティキナは250ルーメンもありますから安心です。
メーカー
ペツルはフランスのメーカーで、登山用品を扱う店舗に行けば必ず置いてあります。特にヘッドライトを主軸に世界的にビジネス展開している企業で知名度は高いです。
操作
操作はボタン1つ押すだけ、あとは照射角度を場面に合わせ3段階に調節するのみです。街灯がある街中では明るさは1番下でOK、角度も1番下向きで第三者に十分存在を知らしめることが可能、面倒くさい操作は一切ありません。
近距離用
ランナーが真っ暗闇を走る機会は、真夜中に疾走するトレラン大会などを除けば極めて少ないものです。ですから遠く離れた距離まで照らす必要はなかく、コスパ高いティキナが近距離照射に向いていてワイドビームモデルとなっています。街中の暗い夜道、足元を照らすことに全く不自由しません。
重量
重量81gなのでおでこに乗っていても重さをほとんど感じません。むしろ重さよりも、バンドの締め付け具合に四苦八苦しました。調整が上手くいかないと、締め付け感が強くて痛みを伴います。
汎用的
ヘッドライトのエントリーモデルなのは間違いなく、キャンプやハイキングなどでも活躍場面が広がります。また停電や災害時でも役立ち、非常用として1つ確保しておけば有事の際に安心です。
価格
価格は実店舗やネットショップを覗くと、どこでも3000円以下といったところでリーズナブルとなっています。
※ヘッドライトには防塵性や防水性の数値があるのですが、ビギナー向けで高スペックを要求しない今回はスルー
ランニングでヘッドライトは少数派
夜間走っているとライトを身に付けているランナーがひと昔よりずっと多くなったことは以前話しました。今では大抵のランナーが腕や足に何らかのライトを装着しています。
そんな中でヘッドライトはかなりの少数派です。どちらかと言うとランニングキャリアが長い人が付けている印象があります。それはフォームを見て分かります。
対向車、対向人に配慮
照射角度は3段階で調節可能と述べました。ただ私的にはこれがクセモノだと確信しています。
誰もいない山道のナイトランならまだしも、街中使用を想定した場合、ヘッドライトは下に向けないと対向者がとにかく眩しいのです。まるで車のライトを遠目にしているみたいです。
車よろしく自転車もそう上向き照射は、対向してくるランニングやウォーキングにとって眩しくて仕方ありません。だから私は下に向ける意識を持ちます。
1番下に調節したところ
冬に使用すると
厳冬期の夜間に使用するといつものランニングシーンが一変します。
ハァハァと息を吐く度に玉手箱から煙が出るが如く、光に反射した吐息で目の前の視界が真っ白な世界に包まれます。
多摩湖西側は湿度が高いと霧がよく出ます。この日は極寒で湿度が高い日、霧と自分の吐息で幻想的な光景が広がるランニングとなりました。
ただ反対に夏はヘッドライトを付けてランニングする気には到底なれません。ランニング中にありとあらゆる虫が自分に向かって飛んでくる様を容易に想像できるからです。
結論：ヘッドライトはランニング使用時アリ◎
普段GPSウォッチに冒頭の小型LEDライトを付けて夜走っています。
ランニングコースのほとんどの区間に街灯がありますから、ヘッドライトという仰々しいものは素人には要らないと考えていました。
ただヘッドライトを使うと暗い夜道では、前方の視認性が抜群に良いことは紛れもない事実です。
実際に真っ暗闇で最も光源が明るい設定にしてみると、自分自身が強烈に明るい灯台になった気分になれます。
もちろんそれは電池の残量にもよるのですが、己の存在をライトで誇示することを目的とするなら以下となります。
ヘッドライト＞携帯LEDライト
加害者にも被害者にもならない快適なナイトランには、ヘッドライトを装着して走る選択肢は十分アリ◎と結論付けます。
