フルマラソンを走るに当たり、直前の調整は重要なのはご存知の通りです。
それぞれのランナー独自の調整方法があると思います。
ここは私の備忘録込みで今シーズンの勝負レースである東京マラソン前の調整(練習)を残しておきたいと思い記事にしてみました。
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東京マラソン3週間前の週
マラソン界にはいくつかの定石があります。
周回コースは左回り、レース直前のカーボローディングは必要、フォームは腰高で走るべきなどなど、そんな中のひとつにフルマラソン3週間前に30K走を行うというのがあります。
フル3週間前の30K走
- 本番のペースを掴む
- 走り込み不足を補強する
- 42Kへの距離不安を解消する
- 体調や仕上がり具合を確認する
実際に私もここ数年はこの定石通りにフル3週間前には負荷が高い30Kペース走を入れています。
その後レースまで徐々に練習の負荷を落とし、レース当日にコンディションをピークに持って行く調整を行なっています。(ピーキング)
ただ今回は・・・3週間前に愛媛マラソン走ちゃってます。
早々と2月のレースを決めたくアスリート枠に申し込んだのが昨年8月、その後9月に東京マラソン当選となったので当初より愛媛→東京は中2週と決まっていました。
故障明けの回復期に30K走よりも負荷が高いフルマラソンを勝負レースの3週間前に走ることになります。
なので愛媛マラソンの私の立ち位置はズバリ調整レースでした。
しかし沿道の声援の凄まじさに後押しされ、当初の予定はヤメてかなり頑張って走ってしまいました。
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東京マラソン2週間前の週
強風と足攣りに悩まされたものの、ベストタイムの1分落ちで愛媛マラソンを走り切りました。
当然翌週は疲労を抜かねばならず、この週は週末まで不整地ランニングとロードはジョグで繋いでからEペース走へ移行しました。
幸いズームフライのお陰で脚の疲労度はかなり低く、気になったのは内臓疲労による食欲減退、気だるさでした。
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東京マラソン1週間前の週
この週は勝負レース1週前なのに今シーズン一番攻めた週となりました。
愛媛マラソンが終了した時点で疲労回復した次は、今シーズンやり残していた練習をしようと決めていました。
それが1週間にポイント練習を3回行うことです。
閾値走、レースペース走、インターバル走の3本柱を全てこなすこと、これが東京マラソン1週前に課した課題でした。
当然故障のリスクは伴いますが、故障していなければ1月からの鍛錬期にガッツリこなそうとしていた内容です。
故障が癒えたこの週に敢えて負荷が強いトレーニングをやってみたくなったのです。
このスピード練習のために昨春からフォームを改造したり、Eペース走を積極的にこなしたり、緩ロング走をしたりしてベース部分をしっかり作ってきたのです。
カンタンニハヘコタレマセン
東京マラソンレース当週
とうとう今週末が東京マラソンとなります。
一般での当選から5ヶ月ちょっと、あっという間でした。
昨年末に故障はしてしまいましたが、シーズン全般を通して質が高いトレーニングが出来たと自負しています。
先週のポイント練習3回の疲労が残っているのは織り込み済みです。
ウィークディにこの疲労を抜きながら本番を迎えようという算段です。
雨予報とのことですが気にしている暇はありません。
レース直前まで取れる対策を取って挑みたいと思います。
そして正月に立てた減量計画は思い通り上手くいきました。
3Kの減量はキツイかなとも思いましたが、減量そのものは副次的なものであって、質が高い練習の繰り返しで無理なく減量できると思っていましたから。
今、過去25年で最軽量に仕上がりました。
これがレースにどう影響するかレース後に報告したいと思います。
追記:ベストタイムが出た東京マラソンを走り終え、どこまで減量の恩恵を受けたかは分からず仕舞いです。ただ体が重い感覚がなかったのは事実です。
東京マラソン3日前
レース3日前の木曜日はいつものように最終追い切りです。
ラスト1Kの終いを伸ばして刺激入れをし、気持ちよくスタートラインへ向かう予定です。
・・・が結構な雨降っています。
それでも行くのが私、最後まで変わらずのワタシでいたいから。
というのは嘘です。
土砂降りなので無理はせず明日へスライドしました。
ここまで来たら風邪のリスクを減らすことも大切だと思い、玄関を出てすぐに引き返しました。
東京マラソン2日前
午後からスライドした最終調整を済ませてEXPOへ向かいました。
受付を済ませて向かうは各ブースです。
今年は国際展示場から特設会場へ移り、屋内から屋外へ移動となりました。
関係者の話を耳にしたのですが来年は昨年までのように国際展示場へ戻るとおっしゃっていました。
大雨の初日は大変だったみたいですが2日目の金曜日は晴れて混雑はあっても全般的にスムーズでした。
試供品やらプレゼントやらがとにかく大量にいただけるのがEXPOですが、ほとんどがSNSへの投稿やメルマガ登録を強要されてあまりいい気分ではありませんでした。
それでも次回の参加はいつへやらのせっかくの東京マラソン、たくさんの物品を抱えての帰宅になりました。
東京マラソン1日前
何も焦ることはないのでのんびりと過ごしました。
翌日の補給食の準備をしたり、目標通過タイムをテーピングに記したりして翌日に備えました。
本番の天気予報はこの時点で気温低めで風も強くなく曇り、早くゴールできれば雨に当たらないというもので最高の気象条件です。
特に何もしてないのに20時頃には睡魔が訪れ眠りに落ちました。
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