自分が走っている姿を
動画で見たことってありますか?
マラソンペースで走る自らの姿を見た経験は、長年に渡り走ってきたシーンで1度もありません。
とは言え小学生だった娘の徒競走の練習にて、全力走で50mほどの動画撮影をしたことはあります。しかしフルマラソンのような実践ペースでの撮影は今まで皆無でした。
どちらかと言うと自分のランニングフォームは整っている方 (のはず) だ、と自負していたのでしがそれは完全な勘違いでした。
実際には動画を視聴後に発覚、どっから見ても後傾フォームで走っていたことを思い知らされたのです。
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はっ?!何この俺のランニングフォーム
マラソン大会でよくあるオールスポーツなどの写真サービスにて静止画では見たことがあっても、練習会に参加などすればあるのですが自らが走る動画を見たことがない方が大半のはずです。
さらにこれをマラソン大会中に走る動画と限定すると、ほとんどのランナーが該当せず見たことがないはずです。
東京マラソンの動画(YouTube)があった
YouTubeで「東京マラソン2021」を検索していると、水道橋付近にて全ランナーが通過するまで定点撮影した動画が上がっていました。
誰もが思うことですが動画内の自分を見つけたい衝動に駆られ、先頭集団のキプチョゲから少しづつ時間を追って探し始めました。
動画はトップ集団から2時間台の速いランナーへ進みます。速いランナーほど無理のない美しいフォームで走っていることに関心します。
いたいた
YouTubeをさらに進めると3時間オーバーで走りそうな風体のランナー達、まばらだった間隔が徐々に渋滞気味になっていきます。
レース中に抜かれたランナー達が映り始めたので、当日自分が身に付けていた白いキャップをまずは探します。
そろそろだなぁと思いかけた時、とうとう走っている自分が画面を横切って行きました。
こんな風に走ってるのね私
あぁこれオレだオレだと思ったのも束の間、次の瞬間には眉間にシワが寄っていました。
理想としてきたフォームとはかけ離れた走り方をする自分、スマホ画面で何度も巻き戻してずっと追求して辿り着いた自らのランニングフォームを確認します。
具体的にどうかけ離れていたかというと、主に以下の3点が気になりました。
・スピード感に乏しい
・カチッとしている
・後傾フォーム
スピード感に乏しい
まだ都庁をスタートしてから7キロ付近の水道橋付近、私自身前半は快調に走っていたつもりでも見た目はかなり遅いです。
そりゃトップ選手に比べて遅いのは当たり前なのですが、同じペースで走る周りのランナーと比べても遅く見えます。要するに躍動感に乏しい走り方なのです。
カチッとしている
カチッって分かりづらい表現ですが、身体の動きに柔らかみがないと同意です。人ではなくまるで機械が走ってる雰囲気に見えるのです。
当日は事あるごとにリラックスを言い聞かせて走ったのですが、この動画で確認する限りでは、却ってそれが逆の反応の硬さを誘発した可能性さえ感じます。
それとやはり身体全体が硬いことは、筋肉の柔軟性や伸縮性が乏しいからだと思います。
怪我防止のためにストレッチや筋トレはそれなりにしてきたつもりですが、こればっかりは加齢による影響も考えられます。
後傾フォーム
そして1番驚いたのがこれで、どう見ても後傾フォームで走っていることでした。
自分では骨盤に上半身を乗せ、やや背中を反り気味にして2、3度ほど前傾意識を持って走っているつもりでした。
確かに骨盤に乗ってる風には見えますが、姿勢が立ち過ぎて前傾とは程遠く、ブレーキをかけながら走っている様に見えました。
スポーツにおいて後傾にてプレイする競技は、少なくとも私が手を付けたスポーツでは存在しません。
サッカー、野球、ゴルフ、そしてマラソンと全て前傾で前方向に力を伝達する種目ばかりです。
動画撮影した方がフォーム改善に役立つ
たまたまYouTubeで見つけたとはいえ上述してきた内容は、自分が走る動画を見たからこそ得られた気付きです。
サイトや書籍で2次元的に学んできたことも、3次元で具現化しそれを目で見て確認しなければ血肉となりづらいことを知りました。
ある程度キャリアがあるランナーなら、フォームに関しての知識はゼロではないはずです。ですからマラソンペースで走っている映像を撮影して、自分の走りを1度客観視することをおすすめします。