鎌倉〜茅ヶ崎までランニングしていた休日、その最中に湘南国際マラソン事務局からメールが来るという何ともタイムリーな出来事がありました。
メール内容は来年の開催に向けて、9月17日(金)14時に記者会見をライブ配信するというものです。昨年も同様の形で記者会見を開き、コロナ禍の開催に向けての詳細を発表しています。
結局前回は開催には至らなかったのですが、コロナ感染拡大の中での開催への尽力は私の心に刺さるものがありました。
そんな湘南国際マラソン、今週末の記者会見に期待しないはずはありません。
↓実際の記者会見↓
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湘南国際マラソン2022、現時点で分かっていること
現時点で公式HP内で発表されていることを簡単にまとめてみました。
エントリー日(先着)、開催日
エントリーは10月2日先着順(一般は20時から)となります。昨年はエントリー時にアクセス障害が発生、全くつながらない状況が数時間にも及び多くのランナーが混乱しました。
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クリック合戦でふて寝した|湘南国際マラソン2021エントリー
1時間後 エントリー開始から3時間、永遠に続く 504 Gateway Time-out エントリーの奥底まで辿り着いても 504 Gateway Time-out この表示で振り出しへ戻されること数 ...
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アクセスの想定が甘かったとの謝罪文を出したくらいですから、でも今回この点は改善されています。(エントリー時のアクセス障害対策)
そして開催日は2022年2月20日(日)です。やたらと2が並ぶ日ですが、冬の開催で好記録が期待できます。(給水問題はありますが)
大阪や東京に出場しない方は、ここをシーズン最終戦にする選択肢が増えました。名古屋ウィメンズがちょうど良い間隔です。でも私は2週後の東京マラソン2022へのステップとします。※
※東京マラソン2022は中止
医療が逼迫状況なら中止
医療体制がひっ迫したままでは開催ができないリスクがあることも拭えません。
公式HPより
コロナウイルスに対する懸念材料の筆頭が医療逼迫です。これは致し方ありません。
重症患者受け入れが困難だったり、通常の医療を受けられない状況で呑気にマラソンを走っている場合ではありません。
参加条件
・ランナー、ボランティア、スタッフ全員PCR検査
・ワクチン接種2回
ようやく欧米社会で行われている活動条件を提示してきました。これは年明けのフルマラソン大会でも採用する大会が増えると予想します。
社会・経済活動をコロナ禍前に近づけるため、この条件が今現在できうる最善の方法なのでないでしょうか。いつまでもジッとしているわけにはいきません。
PCR検査はマラソン直前の木曜から土曜に指定場所に提出する形です。ここで陽性判定を受けることは色んな意味で死刑宣告を受けるようなものです。そのリスクを取れないランナーはエントリーを辞退しましょう。
マイボトルを持って走る
「マイボトルマラソン」は昨年の記者会見で発表されています。
スタート時から満水のボトルを持って走り、80〜100m間隔でひっきりなしに訪れる540箇所もの給水ポイントで自ら給水するスタイルです。
自分が飲みたいタイミングで取れる給水はどんな感じなのでしょう。もちろんこんなマラソン大会は経験したことありません。コロナ禍での新たな取り組みとなります。
このような具体的な提案をどこよりも早く発表する運営のやる気はランナーとして頼もしい限りです。
東京マラソンに被せてきた
おそらく今年の大会中止を発表する東京マラソン、それが9月17日(金)です。
その日に湘南国際マラソンは記者会見を開き、昨シーズンよりバージョンUPしたコロナ禍のマラソン大会を宣言します。
東京マラソンの中止発表に来年の開催宣言を被せるなんてまるで民間企業のせめぎ合いです。これは面白い展開で個人的にはこういうのは好きです。
前向きでポジティブな湘南国際マラソンがマラソン業界に風穴を開けます。Withコロナのフルマラソンはこの湘南国際マラソンから本格的に始まるかもしれません。
仮に大どんでん返しで東京マラソン2021の開催が発表※されても、湘南国際マラソンは相乗効果を得られる形になります。
どこよりも早くコロナ禍のフルマラソン開催を提唱した昨年も感じました。湘南国際マラソンの実行委員トップにはかなりのやり手が就任している模様です。
コロナ禍で何とかスポーツイベントを開催したいという意欲、それは東京マラソンより間違いなく感じ取ることができます。
第1折り返し地点
※東京マラソン2021は中止ではなく延期と発表