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富士登山競走の中止対応がこのほど公式HPにて発表されました。沖縄県の緊急事態宣言延長を受けての中止、それでも返金なしとのアナウンスが一転して現金返金となりました。
昨年物議を醸したRUNPOによる返金問題、苦情が多かったからか、私がブログで取り上げたからか(それはない)、今回はRUNPOによる返金ではありませんでした。
あれから一年経た今年の返金対応、それは納得いく誠意ある対応となりました。
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富士登山競走の返金について
原則として返金はいたしません
今年はエントリー時にこのアナウンスでした。大会中止で返金されないとのことで、数多くのランナーが参加を躊躇しました。
しかし発表された内容は、現金返還、優先エントリー、参加賞の送付と、覚悟を決めてエントリーした者としては中止でも満足感ある内容でした。
昨年の対応と真逆
昨年と今年の返金対応比較
エントリー時 | 中止時 | |
2020年 | 返金あり | RUNPOで返金 |
2021年 | 返金なし | 現金で返金 |
「中止ならば返金対応」との立ち位置が昨年、今年はエントリー前から「返金なし」との塩対応でした。
ただ昨年はいざ中止となったらRUNPOによる返金、今年は原則返金なしが中止決定後に現金返金となりこれは神対応と言えます。
おそらく初めから現金返金を考慮に入れていたとは思います。エントリー数を意図的に減らしたいからなのか(実際は抽選でしたから希望者多し)返金なしを標榜していました。
返還額
返金金額
種別 | 返金額 |
五合目コース | 参加費13000円の内10000円 |
山頂コース | 参加費18000円の内14000円 |
返還金額は開催が迫ったため経費が掛かっているので、誰もが望む全額返金なんてことは当然ありません。
それでも必要経費を差し引いた額は、五合目コースで3000円、山頂コースで4000円の返金額です。
返って来ないと覚悟してエントリーした者としては、約4分の3も返金していただくのですからありがたい限りです。
※2021.8.14追記:返金手続きをされないと昨年同様RUNPO返金
次回の優先権
次回大会優先エントリー権を今回のエントリー者(落選者含む)に付与するとのことです。
そうでなくても国内屈指のクリック合戦が繰り広げられるこの大会、次回優先エントリー権(有料)をいただける意味するところは大きなものです。
参加賞等
私自身はエントリー代が無駄になっても、最悪来年のエントリー権はもらえると予測してエントリーに踏み切りました。
それが返金ありとなり、実質4000円(山頂コース)で参加賞や優先エントリー権をもらえる型となります。
これはお得感ありです。そもそも返金なしを受け入れたランナーなら、この対応にクレームを言うランナーはいないと思います。
失ったものは少なく、得たもの多し
人気マラソン大会は例外なくランナーの意見を汲み取り、前年の不満点を改善してきます。コロナ禍にあって昨年中止になったにも関わらず富士登山競走はブラッシュアップして来ました。
硬派なこの大会が愛される理由がここにあります。こういった対応だからこそ、来年も安心してこの大会にエントリーすることができるのです。
今週末に予定されていた山頂コースに向け、完走ギリギリの実力の私は、中止発表までしっかり鍛錬していました。坂道トレとスタミナ強化、実践の戦略を練ってきたことは決して無駄ではなかったと自負しております。
中止発表となり実際は落胆しました。しかしこの返金に関わる誠意ある対応に救われた気がします。大会関係者におかれましては、コロナ禍で二転三転と大変な運営の中で数々の配慮に感謝しております。
2021年元日の多摩湖から