趣味としてマラソンを始めてからちょうど10年が経ちました。
色々と体験してきて感じたマラソンのメリット・デメリットについてお話ししていきたいと思います。
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マラソンのデメリットは?
まずはデメリットから見ていきましょう。
マラソンが好きなので最初は悪い点からです。美味しいものは後に取っておく性分です。
我が強い内容となってしまいましたが、個々人のやりようによっては回避できる内容もあるかと思われます。
お金がかかる
「マラソンは走るだけだからお金かからないでしょ?」
誰が言ったか知りませんが、非ランナーから結構よく言われます。奥方に言わせたら真っ先にこう答えます。
「マラソン、マジ金かかる💢」
地方遠征の大会参加を趣味としたが故に交通費、宿泊費が多額になりがちです。
先日出場した富山マラソン2019は、新幹線代を節約するため車での遠征としました。そんな遠征費諸々の内訳は次の通りです。
富山マラソン2019遠征費
金額(円) | |
エントリー代 | 10000 |
燃料代 | 7300 |
高速代 | 14500 |
宿泊代(2泊) | 12300 |
合計 | 44100 |
※100円未満は切り捨て
上記の他に食費やおみや代が掛かってきます。そこは個々人で差が出るのですが、私自身が地のものを好むので土産代は結構使う方です。
遠征1回で片手以上使っていることを考えると、マラソンはやっぱり高価な趣味と言えます。だって高スペックのGPSウォッチが買えちゃいますから。
新湊大橋
シューズやらソックスやらランシャツやら
お金がかかると言えば、ランニング時に身に付けるものにかかる出費だってバカになりません。
最近ではシューズ代金がそうです。ちょっと前までは高くても15000円くらいでした。それが今はその倍です。
NIKE1人勝ちの独壇場であるランニングシューズ業界、スタートゾーンで見渡すと右の左もナイキシューズ。それはもうすごいシェア率です。ちょっと前までのアディゼロ旋風は何処へやら、業界の移り変わりの速さを肌で感じます。
またソックスは本番用は別として、普段はユニクロで全て同じ色・デザインのものを購入しています。1枚穴が空いた時に代用が効くからです。
ズームフライ3
風邪を引きやすい
とにかくキツい練習(インターバル走とかロングペース走とか)をすると身体の抵抗力があからさまに落ちます。ああ〜落ちてる〜って感じるのはいつもシーズン終盤です。
特に空気が乾燥する冬に風邪を引きやすいランナーが続出します。体調や衛生管理にどんなに気を使っても、ウイルスはナノ世界ですから完全防御はできません。
過去2回インフルエンザに罹ったのは、いずれもロングペース走直後でした。身体が疲弊していた時こそ、ランナーには十分な休息が必要です。しっかり休むこともランニングの一部です。
活性酸素を増やしている
専門家ではないので確証とは言えないのですが、マラソン自体は身体に決して良くないと思っています。
多くの酸素を取り込むことで、活性酸素が一般の方達よりも増加傾向にあります。一般知識として活性酸素の増加は成人病を誘発します。
特に記録更新偏重タイプは身を削って趣味を楽しんでいると言えます。そう考えると5キロくらいのジョギングが体に適した運動量と言えます。
記録更新が走ることのモチベーションとなっているので、こればかりはしょうがありません。
怪我が多い
思い浮かべるだけで結構な怪我をしてきました。筋肉痛から肉離れ、転倒による裂傷、捻挫、慢性的に体のどこかが痛い状態が続きます。
最近では40代半ばにもなると明らかに疲労が抜けづらくなり、適度な体のメンテナスと休養の大切さを知りました。以前にも増して身体を労わるようになりました。
これは20代までは考えもつかず、とにかく気合いで乗り切る昭和のスポ根魂です。何でも達成できると思っていた部類ですが、それはもう通用しなくなっています。
とにかく怪我はストレスとなり、思い通りに走れないジレンマにメンタルが揺らぎます。
マラソンのメリットは?
では次にマラソンのメリットの方はというと、それは間違いなくデメリットを軽く凌駕します。
つまり私はこのために走っていると言っても過言ではありません。
太らない
ランニングを始めたきっかけが減量であると以前に話しました。
普段から走ることで消費カロリーが多いため、年間を通して体重は±2〜3キロ内に収まります。周りからよくスリムと言われますが、「実は昔、83キロあった」と話すと大抵の人は驚きます。
今は食べたいものを食べるし、お酒も毎晩飲みます。それでもランニングさえしていればカロリーの出し入れが容易、それなりに平衡が保たれることを知っています。だから大きく太りはしません。
快腸・快便
ランニングを始める前の20代の頃、不摂生な生活リズムもあってお通じの悩みが尽きませんでした。
3日に1回は当たり前、酷い時には1週間出ないことだってありました。それがマラソンを趣味としてからは1日1回の排便は当たり前となりました。(多い時は1日3回)
当たり前に便意を催す生活が体に良いことは疑いようがありません。
素晴らしい景色に出会える
何気ない普段のジョギングで、地方のマラソン大会で、ロングラン中には普段見ることができない絶景に出会えます。
おおっこれは綺麗だと、心底思えた瞬間がどれ程多くあったかわかりません。
高知県・四万十川に架かる沈下橋
新潟県・飯豊連峰を眺めて
福岡県・大濠公園で花見ラン
山形県・天童、銀杏並木を抜けて会場へ
達成感が凄い
ブログの最初の投稿「はじめに」でこう書きました。
他の追随を許さない圧倒的な達成感に魅せられて、今となっては走ることは、私の人生の中では切っても切れない存在となりました。
この気持ちは今でも全く変わっていません。
怪我をしたり思い通りの結果が出ないことがほとんどですが、コツコツと積み重ねてきたことが実った時、得も言われぬ感動が押し寄せてきます。
マラソンにはそれがあるから、きっとこれからも続けていきます。
東京・多摩湖自転車道で雪見ラン