ピンポーン・・・、インターフォン越しに妻の声
『また落とした?』
ランニング歴が長くなって増えていく汚点、ランニング中に合鍵をもう10個は落としています。学習しない人と思われても仕方ありません。
どうしたらいいのやら、決定的な対策は何かないものか考えられる限り模索してみました。
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もう何回もランニング中に家の鍵を落としている
ランニングに出掛ける時、家の鍵ってどう所持しているのでしょうか?
身内の誰かが在宅であったとしても、出掛ける際は鍵を携帯して行くランナーが大多数だと思います。
ずっと前から走りに出掛ける際は、わざわざキーケースから都度々外して丸リングしか付いていない状態、つまりは裸状態の鍵をポケットに入れて走り始めていました。
走り終えて玄関前で鍵を落としたことに気づきます。あのポケット内に何の存在も感じない違和感がたまりません。
ランニング中に鍵を落とす条件はある程度限られている
経験上ランニング中に鍵(鍵だけではなく小物全般)を落としてしまう条件が3パターンに絞られることに気付きました。(私の場合)
- 音楽を聞いている時
- ポケットの底に穴が空いている時
- アップダウンが激しいランニング時
音楽を聞いている時
ランニング中に物を落とした場合、私の場合は高確率で音楽を聞いていました。耳が塞がることで物を落とした音を聞き逃すのです。
鍵は地面に落ちた場合、必ず何らかの音を発します。なのでイヤホンをしていなければ、ほとんどのシーンで落としたことに気付いているはずです。
だからと言ってランニング中に音楽を聞かなければいいとは言えません。趣味ですから気持ちよく走れる方がずっと大切です。
ポケットの底に穴が空いている時
ファスナー付きだからと言ってまだ安心はできません。ファスナー付きでも落とした経験はあります。
ランニング中鍵はポケット内でずっと暴れています。それが何千回、何万回と続くことで繊維が薄れ徐々に切れて穴が空いてきます。
その穴が大きくなり、鍵がすり抜ける大きさになった時が落とすタイミングなのです。
アップダウンが激しいランニングの時
先日の鍵の紛失はまさにこの条件で起こりました。富士登山競走山頂コースに当選、本格的に坂道練を始めたところでした。
いつもよりキツめのアップダウンの不整地、そんな道中だと上下動の際にふわっと落ちるのでしょう。不幸なことに足下が土と草だったので鍵が落ちた音はしませんでした。
トレラン大会でスマホを落とした経験があります。その時も落とした音が無く全く気付かず、偶然後ろの方が拾って声掛けしていただきました。
トレラン大会の中盤でランナーがバラけていたので、もし前後に誰もいない時に落としていたらと思うと寒気がします。
お代が高くつく
我が家のように1000円以内で再び作り直せればまだいいのですが、最近の高機能の鍵だと結構な厄介事になります。
実家の高機能キーのスペアを作った際は(落としたわけではありません)、5000円オーバーの代金でした。安くないお値段、これで落とすとショックは大となります。
もしも家に誰もいなければ、鍵トラブルのサービスを利用しなくてはならなくなります。それが高機能の鍵だと代金は軽く数万円となります。
そんな無駄な出費はシューズ代に転化したくなります。
ランニング中に家の鍵を落とさない対策
冒頭で述べた通り、ポケットに鍵を裸で入れ、ランニング中に何度もスペアキーを落としてきました。当然鍵だけに、ここに対策のキーポイントがあります。
裸ではなく鍵をどうやって携帯するかに対策は尽きます。幾つかの案を思いつきました。
ファスナー付きポケット
ランニングシャツやパンツには、地味ながら小さな小物入れがついたウェアが結構あります。数年間も使用した後に隠れた小さなポケットに気付くくらい地味めです。
ファスナー付きのポケットなら落ちるリスクは少なくなります。ただ上述の通りチャック付きでも安心はできません。
穴が開いていないか毎回ポケットの底をチェックする必要があります。
リストバンド
スポーツ用のチャック付き小物収容リストバンドなるものをネットショップで発見しました。
手首に付けるだけで見た目、装着感が至って自然で邪魔になりません。ランニング中は一切余計なものを携帯したくないランナー向きです。
ランニング中にかいた汗だって拭けてします。
アームバンド
音楽を聞いたり走った記録を残すため、スマホをアームバンドに入れ走っているランナーを多く見かけます。
その隙間に鍵も一緒に入れてしまえば万事OKです。
ただ個人的には軽量とはいえ片方の腕にしか付けないので、フォームのバランスが崩れてしまう気がしてアームバンドは敬遠しています。
ウエストポーチ
従来型のウエストポーチや伸縮性があるフリップベルトウェストポーチが、便利がゆえに選択肢としてまずは上がります。
特に後者はよりソフトに身体に密着するので、ストレスが少なくランニングの邪魔になりません。
小さ目に見えるものでも結構伸びて大容量となり、小銭、スマホ、IC系カードなどは余裕で入る仕様です。
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ランパンの紐に結び付ける
おへそ辺りにあるランパンの紐、腰回りを締め上げたら鍵も一緒に括り付けてしまいます。
ランニング中に紐が解けるリスクは個人的には低いと思います。ランニング中の腰紐は汗で水分を含み膨張、これだとむしろ解けにくくなります。
ただ、大音量で音楽を聞きながらトイレに、落としたことに気付かないこと。これはありえます。
そもそも鍵を持ってランニングしない
そしてそもそも論。鍵を持って走りに行かなければ、鍵を落とすことは絶対にないということです。
家に誰かいる時は出発後に鍵をかけてもらい、帰宅時にインターフォンを鳴らします。
または防犯上に問題はありますが、鍵付きポストや自分しか知らない場所に隠してランニングに行くことです。
※これは自己責任
家に誰もいないととにかく地獄
私の場合は数回の紛失の際、幸いにも誰かが在宅だったので家に入れないという事態は避けることができました。もし妻と娘が長期不在中に鍵を落としていたらと思うとゾッとします。
真冬のポイント練習後に汗だくの身で鍵がなければ、家に入れなくなり身体が凍えてしまいます。夏ならクールダウンが持ち越しとなります。
そうならないために、今後は上述の対策を取っていきたいと思います。
スペアキーは作ったのですが、今は絶対に落とすことがない「鍵を持ってランニングには出掛けない」案を妻主導で採用しております。