10月下旬某日の夕刻、5年以上使用している最強LEDライトをガーミンに装着、涼しくなったランニングコースへ颯爽と足を向けました。
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ランニング向きの防水LEDライトをついに見つけた
夜間にライトを携帯するランナーがほんと増えました。特にここ10年で明らかに肌で感じます。 ただし、ランニング用LEDライトは世に数あれど、防水機能付きとなるとネット上でもほとんど見かけません。 雨や汗 ...
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この日気温(16℃) と湿度(60%台) が下がり、いよいよ(ようやっと) 早めEペース走が気分良く走れる季節が訪れました。
若干ライトの電池残数が少ないからか、 照射範囲が狭いと感じますが街灯箇所は多い方なので、ランナーやサイクリスト、ウォーキングしている人には十分気付いてもらえるでしょう。
それが人ならば・・・
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ランニングしてたら暗闇で獣とぶつかった
すっかり日が陰る時間が早くなったことでライトが必携となる季節、いつも走っている近所の自転車 & 歩行者専用道路は、街灯が全く存在しない区間があり暗闇の中を走ることとなります。
前述した通り快調にEペース走中だったのですが、足元が全く見えない暗部区間に突入した時に事は起きました。
経緯
真っ暗闇で走っていると(走る機会は多いので安心感あり) 、何となく前方で落ち葉がガサガサと音を立てたような気がしました。
次の瞬間
「ドンっ」
右脚の爪先に枝よりも何か大きなものが当たったようです。
普段は走路に枝など走行に支障をきたすものが落ちていると、自分が嫌なので転倒防止のため立ち止まってそれを道の脇へ移動させます。
多摩湖自転車道では強風が吹いた後に、結構な頻度で大きめかつ長めの枝が走路に落ちています。
この日はすでに何本かの枝を片付けていたので、またかよと思いつつ時計を止めて振り返り、枝を片付けるために向かいました。
近付くとゆっくりと私から暗闇へ遠ざかって行く生き物の後ろ姿が確認できました。
あの特徴的な尻尾の縞模様からあれはアライグマです。
アライグマ
東京都環境局の発表では、アライグマは東京都全域で確認でき多摩地域を中心に増加中とのこと。
特にここ最近では区内での目撃情報が相次ぎ捕獲もされ東京都全域で確認されていますが、その生息数は全く把握できていないくらい繁殖が進んでいます。
1970年代後半の人気アニメ「あらいぐまラスカル」の影響でペット人気が上がり輸入されたことが発端です。
その後気性の荒さからペットに向かないことで自然に放たれたアライグマが野生化、今では特定外来生物に指定され都は駆逐の方向へ舵を切っています。
厄介者
厄介なのがアライグマは繁殖力が高く気性が荒いだけでなく、外敵がいないために人間を全く恐れないことです。
過去にはランニング中に真っ直ぐ突進してきても避けず、直前でようやく自分が避けたことがありました。
もっと厄介なのは人間の方で、餌付けしている輩がいるということです。
どんな意図で特定の場所にドッグやらキャットフードを置いているのかわかりませんが、野良猫が食べているところを目撃しているので猫に与えているのかもしれません。
それでも結果アライグマが食している光景の方が多いので、この行為は辞めるべきです。
夜道のランニングは最大の注意を
ぶつかった時のあの硬い衝撃と逃げる際のノソノソ感から、おそらく頭部を強く蹴ってしまった直後でアライグマはふらついていたのだと思います。(悪意はないのだよ)
しかしちょっと調べてみて今思うことは、あの時ぶつかるのではなく踏んづけてしまって、アライグマの鋭い牙で噛まれたり、爪で引っ掻かれたりしたら、病原体(狂犬病など) により感染症を引き起こすリスクがあったことを知り怖くなりました。
ということで街中なら可能性は低いと思いますが(これは東京都の話ですが) 、皆様も暗がりでのランニングには足元に十分注意です。
こんなことで怪我してはしょうもないですから。
今回は普段のランニングコースが獣道になっていて、暗がりでたまたまアライグマと衝突してしまったという話でした。