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マラソン大会

別府大分毎日マラソン|ここは自己ベストをガチで狙うレース

2018年2月9日

関東圏から別府大分毎日マラソンにはるばる初参加してきました。

飛行機利用のマラソン遠征は幾度かありますが、羽田発の飛行機丸々1機がランナーで埋め尽くされている光景は初めてでした。

雪ん子
右も左も外見がランナー

 

歴史と格式ある別大をシーズン最大目標にし、日々練習に励んで挑むランナーが日本中から大分に集まってきます。おそらく羽田空港からだけではなく、各地からの大分便はこんな感じだったのではないでしょうか。

遠征費が馬鹿にならないので今シーズンのフルマラソンはこれにて終了、個人的にここを最大目標として練習を積んできました。

最後ですから並々ならぬ想いで挑んだので、これまでより記事が非常に長くなってしまいました。2019年以降別大に参加するランナーの役に立てれば幸いです。


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別大はベスト記録更新を狙うレース

大会当日の早朝、スタート会場であるうみたまご行きシャトルバスに乗り込んだその時から何となく感じていました。

明らかにバスの中に和やかな表情はなく、今日記憶に残る1日を刻もうと内に秘めたランナー達の姿がありました。

どこか他大会の朝とは違うその雰囲気は、スタート整列を終えた頃最高潮を迎えました。

別府大分毎日マラソン、うみたまご

 

4000人がガチレース

別府大分毎日マラソンの高速コースは、平坦基調ですからガチでベストタイムを狙うのにもってこいのコースです。

そもそも別大はサブ3.5以上の走力がなければ参加できない大会です。それなりに練習を積んだ猛者しかいない大会ですから、当然ここは全参加者がベスト記録更新を狙っている稀な場となります。

 

集団走の恩恵

持ちタイム順に並んでスタートするので、同じ走力のランナーが前後に並び別大は集団走になりやすい傾向があります。

スタート後は体験したことがないくらい実にスムーズで、他大会で頻繁に遭遇するスタート直後のドン詰まりはまずありません

さらにサブ3.5以上のランナーはレース巧者ばかりなので、ハイペースでどこまで行っても目標とするランナーが必ずいます。

ペースを引っ張ってもらえて、集中力を途切らさずにレースを進めることができます。

また今年のように風が強い気象条件ならば (例年風は強いが) 、実力が拮抗した者同士の集団の中に入ってしまえば壁を作りやすく、向かい風対策をとりながらベスト記録を狙う算段が整います。

 

仲間意識も生まれてしまう

スタートからずっと一緒に前後を走っていた名も知らないランナー、レースの終盤にもなると、彼・彼女に対してライバルというよりも同志と感じるようになります。

これはベスト記録を皆狙っているからですが、同じ走力のランナーがゴールまでずっと近くにいる状況は別大ならではなものです。

 

別大前日受付|ランナーの広場

前日受付は別府のビーコンプラザで行われます。

大半のランナーの宿泊先は別府か大分ですが、大会当日はどちらからでもストレスなくシャトルバスで会場まで移動できます。

また前日受付会場には、他大会にはないクロークサービスがあるので、ホテルチェックイン前にスーツケースなどの大きな荷物を持ったまま受付会場を訪れることができます。

ここは飲食する可能性が高い受付会場、これは遠征ランナーにとってはありがたいおもてなしとなります。

 

食券がありがたい

午前中の便で大分空港に到着してしまうと、13時からの前日受付には少々時間が空いてしまうのが難点です。それでも受け取れる250円×2枚の金券は十分な価値があります。

地元の食材を扱った出店が多数、これだけで十分な食事となります。受付会場にて地のものを堪能できるお得感は、遠くから訪問のランナーにとってお得感満載と感じました。

4000人のランナー皆が利用するお得券ですから、地元への経済効果だって馬鹿にはなりません。

競技色が色濃い別大マラソンですが、いい意味でこの会場だけはよくある市民マラソン大会の様で和やかな雰囲気でした。

別府大分毎日マラソン前日受付会場で飲食

 

マラソン大会、前日受付って誰にとって必要なの?

全国から集まる全てのランナーが前日受付の必要があります。

ここでは前日受付の是非をとかく言うつもりはありませんが、やはり必要性に乏しいと言わざるを得ません。

ランナー目線で考えれば受付でもらうものは、全て事前郵送でいいじゃありませんかと思えてきます。

食券が使える出店だってレース後で良いのではと思え、その方が回復込みでランナーにとって嬉しいサービスだと思います。

別府大分毎日マラソンスタート会場のうみたまご

 

別大、過去10年の気温と風速について追記

只今2020年で2年ぶりの追記になりますが、2010〜2019年まで過去10年間の大会当日の気象記録をたどってみました。(気象庁のHPより調査)

 

最低/最高
気温(℃)
正午の
気温(℃)
15時の
気温(℃)
風速(m/s)
2010.2.7 -0.7/9.0 7.3 8.9 2.1~3.4
2011.2.6 6.5/13.4 10.4 11.3 2.5~2.9
2012.2.5 -0.9/9.0 7.2 8.3 0.8~2.1
2013.2.3 3.7/13.1 11.0 11.9 2.7~3.4
2014.2.2 10.5/16.2 14.9 14.5 1.8~3.0
2015.2.1 2.3/9.4 6.5 8.9 3.0~3.2
2016.2.7 0.9/8.0 6.0 7.6 1.6~2.5
2017.2.5 8.0/15.6 11.3 13.0 0.8~1.9
2018.2.4 -0.2/4.5 2.4 3.9 3.9~7.1
2019.2.3 2.5/19.0 12.6 18.6 1.5~3.7
平均(Av.) 3.3 / 11.7 9.0 10.7 2.1~3.3

 

まず正午と15時の気温を参照としたのは、別大のスタート時間が正午ジャストなことと、15時前後なら大抵のランナーがまだ走っていると思われたからです。

 

天気は安定している?

平均値だけに着目すると正に冬の気象だと見て取れるのですが、細かく個別に表を眺めてみると、年によって結構なバラつきがあることに気づきます。

どちらに転がるかは年によりけりですが、最高気温が10年で3回も15℃を超えている現実は見逃せません。

気温が15℃以上にもなると発汗が目立ち始め、同時に心拍数が上がって通常は記録が狙いづらくなります。そんな可能性があることを考慮しておいても損はありません。

参考記事
越後湯沢秋桜ハーフマラソンは暑い
マラソン(走ること)と気温|パフォーマンスへの影響大

  『あぢぃーー』   フルマラソンでベストタイムを狙う勝負レースを決め、そこから長期に渡ってトレーニングを積んできた日々、それなのに迎えたマラソン大会当日の予報が気温20℃オーバ ...

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気温は運次第

私が参加した2018年2月4日は最高気温が4.5℃、朝の最低気温は氷点下になり大分のイメージとは程遠い雪が舞っていました。

また一転して昨年2019年は最高気温が19℃で、ベストパフォーマンスを発揮しづらい気温となりました。

これはどの大会でも言えることですが、レース当日の気象条件はやはり神頼みとなります。

 

侮れないのが風

別大に無風はないと覚悟しておいた方が身のためです。

これはコースが海沿いを中心に設定されている影響が強く、海風の影響を受けやすいことに起因しています。

突出して風が強く低温だった2018年大会、こんな悪条件にピンポイントで参加してしまうのが天候運に恵まれない私なのです。

脚攣りの原因はいくつかありますが、参加した2018年は終日気温が低く35キロからの向かい風と寒さが原因と思われる脚攣りをレース後に発症しました。

 

別大の寒さ対策

上記のように2018年別大当日は、数十年に1度の寒波が九州に襲来とのニュースがTVから聞こえてきます。

予想最高気温が4℃、最高風速7mで体感温度は氷点下に達する何とも厳しいレースコンディションでした。

それでもカテゴリー上位の選手は屋内でスタートまで待機、カテゴリー4でも簡易テントと観光バスが用意されていたのでスタートまで何とか寒さをしのげる環境を用意していただけました。

 

カテゴリー4の待機場所をめぐる混乱(2018年)

寒さに人一倍弱いカテ4の私はスタートまでの時間を観光バスで過ごすため、大分駅発のシャトルバスをほぼ始発(予定発車9:00からですがバスの座席が埋まり次第、定刻前でも発車)でスタート会場に向かいました。

スタート会場にて待機していたバスがわずか3、4台だったためキャパオーバー、寒い中で列に並ぶ羽目になってしまいました。

この時点で前日からの計画が狂い焦りそうになりました。しかし今自分に与えられた環境下で出来ることをするしかない、と開き直って係員の誘導によって簡易テントで待つことにしました。

そんな中、前日受付でもらった案内書の内容と当日の係員の誘導に違いがあり、カテ4では一時混乱を招いていました。

そもそも更衣バスは17台と記されていたのですが、送迎を終えたバスが合流したとしても明らかに少なく、バスもテントも飽和状態で中に入れず、しょうがなく寒風の中で準備しているランナーがとても可哀相でした。

別府大分毎日マラソン、カテ4のテント内

スタートまでテント内で待機

 

更衣テント内での寒さ対策

 

  1. シート
    ブルーシートが敷かれていますが、真冬ですのでアスファルトからの冷気が直に伝わり底冷えします。
    レジャーシート、アウトドア用のシート、新聞紙、雑誌などをお尻に厚く敷く必要があります。
  2. 大量のカイロ
    日本の冬の必需品で体のあちこちに貼るのは勿論、その中でも特に大事なのは足先です。
    体育座りをして足でカイロを踏む格好で足先の冷えを抑え、ブランケットなどを足に巻きつけ底冷え対策を万全にします。
    カイロは普段使っても2個くらいでしょうが、こんな特別な大会ですから豪快に6、7個使ってとにかく体を冷やさぬようにします。
  3. エマージェンシーシート
    エマージェンシーブランケットとも言い、約1000円でネット購入できます。
    こんな薄ぺらい物で効果あるのかと懐疑的でしょうが、さすがの救難用で断熱効果は抜群、100円カッパの数倍の威力を実感できる代物です。

 

これこれ〜
エマージェンシーシートがマラソンのスタート前防寒に最適
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暖かい日のスタート前は

時たまほんの短い時間ですが、日が差すとテント内はまるでビニールハウスのように暖かくなります。参加した2018年と真逆に温暖な天気なら、テント内はかなり暑くなることが予想されます。

初めての参加で勝手がよくわからない感じでしたが、もしも太陽が出ていて暖かい午前中なら、会場入りする送迎バスの時間をギリギリまで延ばしての会場入りをお勧めします。

ポカポカ陽気の屋外での着替えなどマラソンの最終準備を外で済ませれば、手荷物預けからトイレ、ラインナップまでストレスフリーでスタートを迎えらことができると想定できます。

あと大事なのは正午スタートですから、いつものマラソン大会と違ってホテルでギリギリまで寝ていられます。

どうせスタートは所定の位置ですから、早め行動のポジション取りはこの大会には必要ありません。

 

ホットジェルがこんなに役立つとは・・

正直言うと今までホットジェルを使用したことはありませんでした。

この日初めて使用したのは試供品で、それが2セットあったので試しに持参したものでした。

極寒のテント外に出るのをためらっていたので、手荷物預けの11時ギリギリまでテントに篭りました。ホットジェルを塗るタイミングをテントを出る直前に設定しました。

元々超のつく寒がりな私は、スタート直前の数分だって寒風にさらされたくないのです。

満を持してジェルを塗りたくって寒空の下に出た時、ホットジェルがこんなにヒリヒリ暖かいものだとは知らなく、これは今後冬のフルマラソンで使えると確信しました。

 

極寒のレースはこんなユニフォーム

ランナーたるものマラソン当日のフニフォーム選択は、気象条件に影響を受けるので非常に悩ましいものです。

低温かつ強風が予想される中で、今回は1週間前から相当悩みました。大分と別府それぞれの地点予報と毎日にらめっこです。

走り始めれば体温は上がるが、風が強いとレース後半に体感温度は確実に下がります。長袖にするか、インナーを増やすか、ポンチョをスタート後しばらく着て走るかなど、アレでもないコレでもないと熟考を重ねることになります。

今回の天気予報の特徴として、1週間前から日毎に最高気温が下がっていく予報で、それがユニフォーム選択を困難なものとしました。

結果からいうとこんな極寒コンディションでも、Tシャツにランパン、手袋、帽子、アームカバー、足のゲイターがメインで、これにノースリーブTシャツにインナーとしてプラス1枚増やすだけで向かい風が強く吹く35キロ付近まで気温4℃でも普段通り走れました。

むしろ失敗だったのは防寒用に用意したasicsのビニールポンチョ、カイロを3枚(腹、腰、背中)、首に加工したエマージェンシーシートを巻きつけたままスタートしたことです。

まさかの1キロも走らないうちに汗が出てきて、暑さの余り脱いだり取ったりして体温調節しました。

これらを投げ捨てる勇気がなく、最初の給水所6キロ地点まで手に持って走り、これはこれでストレスを溜めての序盤戦となりました。

 

事前に寒い日に本番仕様を試した

別大の5日前に2℃まで気温が下がる夜があったので、本番仕様の格好で走って試走としました。

この格好でも1キロ走れば体が温まることが分かったので、本番もゴールまで何とかなると高を括っていました。

しかし、35キロからの強烈な向かい風を浴びてから状況が一変、体温は下がる一方で手足もかじかんできます。

あの日の練習は無風の中で行ったので、今思えばあまり意味がなかったかもしれません。

低温の強風でこんなにも体感温度が変わるとは・・・これは後の祭りでした。寒さ対策で身につけていたものは序盤に捨ててしまったので、できることと言えば自分の息で指先を温めることくらいしかありません。

そうでなくてもマラソンで1番キツいラスト5キロで筋肉が冷えきってしまい普段通りの動きができなくなり、気持ちとは裏腹に終盤に失速です。

ランネットのレースレポを読んでいると、同じようなランナーが実に多かった模様です。

 

自分を褒めても良いのでは

しかしあの極寒の気温と強風下でよく走り切ったと、もっと自分を褒めることが大切なのではないかと思います。

フルマラソンの勝負所、レース最終盤のペース大幅減は精神的にキツイものがあります。実際ガーミンを見るたびに『なぜだー』を繰り返していました。

ガーミンの記録からキロペース約5〜10%程、低温・強風下ではタイムが落ちるものと思われます。

もし次に同じようなレースになった時は(もう経験したくはないけど)、焦らず対処できる経験値は得たようです。

 

別大のコース戦略

この前走った奈良マラソンとは全く逆のコース形態で、良く言えばほぼフラット、悪く言えば面白みに欠けるコースと言えます。

コースの印象は個々人で違いますが、実際に走ってみた感じでは予め様々なメディアで言われている通り、この別大コースは間違いなくベスト記録を狙える高速コースです。

 

基本はフラットだが何点か注意

このコースを走ってみて気になった点をいくつか挙げてみたいと思います。

別大国道のバンク:折り返してスタート地点に戻って来た辺りから、カーブの内から外側にかけて傾斜がつけられていて非常に走りづらく、特に足首に負担がかかるので、調子が上がってくる中盤なのに慎重に走る姿勢が要求されます。

荒れた路面:舗装面が荒い箇所が散見され、気になりだすと意外とストレスになります。

32キロからのラクダ:平坦基調の別大コースもここだけはアップダウンがあり、レース終盤なので脚に堪えます。折り返した後の上り頂上を過ぎたら残り約5キロ、さあラストスパート準備です。

 

ランナーってマナー悪い人結構いるよね?

ランネットの書き込みにあるように今回ランナーのほとんどが感じたことは、給水所の紙コップ散乱の酷さが筆頭でしょう。

実際に私自身それを感じた1人です。しかし本当のところはどうなんでしょうか?

 

別大特有の理由では・・

おそらく原因は別大特有の集団走が理由だと思います。どのレベルでどこまで走っても集団でのレースが続いていくのが別府大分毎日マラソンです。

ベストタイムを狙う集団が給水を終えて、ゴミ箱めがけて紙コップを投げ入れるところを想像してみて下さい。隊列の中でゴミ箱からちょっとでも離れているランナーは、スピードが出ている中でかなりのコントロールを要求されます。

そこに折からの強風ですから、レース中に風を計算に入れてゴミ箱に紙コップを投げ入れることに神経を注ぐランナーはまずいません。私自身が強風によりゴミ箱に入れることができなかった場面が数回ありました。

さらにみなさんが指摘するようにゴミ箱が小さい上に、最終テーブル後のゴミ箱がすぐに設置されているため、そこを過ぎるとしょうがなく捨てざるを得なかった状況がゴミ散乱につながったと考えられます。

他大会では給水所を過ぎてから50m後くらいに最終ゴミ箱を設置している大会があります。コップを掴んですぐに飲み終えるわけではないので、やはり給水テーブルから離れた箇所にゴミ箱は必要だと思います。

 

盲目的な必死さは嫌いではないですが・・・

確かにマナーの悪いランナーはどの走力でも一定数います。それでも自己記録更新を狙うからといってそこまでモラルを失ってはいけません。

ラインナップの際の割り込み、スタート位置までの移動時の追い抜き、給水の投げ捨て、そしてゴミの散乱は今回は特に目につきました。

このことにランネット上では、特にナーバスに反応するランナーが見受けられたのすが、私自身は特段気になりませんでした。

右前方を走っていた女性ランナーが給水した直後、投げ捨てた紙コップが顔面に飛んで来た時にはさすがに後ろから注意してやろうと思いました。しかし、彼女の方が速いペースで走っていたので格好悪いからやめました。

そのあと抜き返しましたけど、きっと彼女も必死に走っていたんだと思いました。ベストタイムを目指すために、この人は今一所懸命なんだと思うとなぜか寛容になれました。

きっとたくさん練習して今日を迎えたのだろう、と思うと許せてしまえるのです。

本気で記録を狙っているランナーは給水の所作なんて全く気にしていません。いつだってきちんと捨てる人は捨てる、投げ捨てる人は投げ捨てるのです。もちろん大多数のランナーがマナー良く走ってベスト更新を目指していたことも知っています。

結局はモラルのない行為が良いか悪いかではなく、その行為を見た自分が許容できるかどうか、ただそれだけなのではないかと考えさせられました。

別府大分毎日マラソン、スタート会場

 

別大の運営について

他大会の運営は自分自身がしっかりと準備する事でスタートまでのストレスを大幅に軽減できます。でもこの別大の運営は、タイムスケジュールに素直に身を任せていれば基本ストレスフリーでスタートできます。

そう私たちはこの伝統と格式ある大会でベストを尽くして走るのみ、それを十二分にサポートしてくれる体制が整っているのが別大の特徴の一つです。

昨年はカテ4の吹きさらしテントが今年は四方囲まれたテントに変更されたように、前年不満があがった点を改善してくれるランナー目線を忘れてはいません。きっと今年の問題点を来年改善してくる期待が持てるのが別大です。

 

別府大分毎日マラソンの評判(口コミ)をまとめてみた

ランネット口コミより  2018.2.12 現在

 

良い口コミ

  • シリアスランナーばかりでとても刺激になった
  • 待遇の差から上のカテを目指して頑張ろうと思う大会
  • 同じペースの方が多く、目標を見つけやすくとても走りやすい
  • 走り終えたら別府の無料温泉券がある
  • 色々な大会に出て来たが、やはり別格、ここではみんなが真剣勝負
  • 10〜35Kまでは追い風基調
  • 並ぶ順番がタイム順で決まっているので早く並ぶ必要がない
  • 速い方が多く引っ張ってもらえるので、記録が出やすい
  • フィニッシュ後のふぐ雑炊と唐揚げを早くゴールしていつか食べてみせる
  • 寒い中でも待機バスに乗れれば、暖かくスタートまで過ごせる
  • 昨年は待機バスの中で1人が数席独占していたが、今年は係の方がしっかり管理していた
  • 前日受付からゴールまで、アスリートファーストを感じた

 

悪い口コミ

  • 過去数回出場しているが、今回の気象コンディションは調節が難しいかった
  • 受付会場でもらえる資料を見なければ、スタート地点の配置や段取りがわからない
  • 更衣・待機用のバスを増やして欲しい
  • ゴール後、更衣室までの動線が長くて体温の低下が激しい
  • バスが減ったのでバスで支度をする場合は並ぶ必要がある
  • ランナーの実力とマナーは比例しない
  • カーブでバンクが比較的多く脚力が奪われやすい
  • 陸連登録の有無でブロックを分ける意味がわからん
  • カテ4のテントやバスが飽和状態で、ずっと外にいたのが辛かった
  • ゼッケン順に並ばない人が多いので、役員によるチェックが必要では
  • 帰りのシャトルバス待ちが長く、辛く寒かった
  • カテ4のバス・テントの更衣室の扱いが不明瞭で一悶着あった
  • 受付でもらった大会要項を1週間前くらいに事前送付してもらいたい
  • 平坦とはいうが累積標高を見ると北九州マラソン、愛媛マラソンとほぼ同じで、小刻みなアップダウンはある

 

打ち上げするなら予約は必須

大会当日の夜、大分や別府市内の居酒屋はどこもランナー達で大盛況でした。実際のところ別府で人気3店は、予約客がいっぱいで夕方の7時頃は入店できませんでした。

仲間との打ち上げなら予約は必須ですが、個人訪問でも予約した方がお店探しに翻弄されず、ゆっくりとフルマラソンの余韻に浸りながらお酒が進むこと間違いありません。

大分府内城のライトアップ

 

今日はガチ

長年走っていると『今日はMAXガチだな』と思える1日が1年に1、2回あります。

そんな想いのランナー4000人が集まった大会が別府大分毎日マラソンなのです。とにかく参加ランナー皆さんの気迫が凄く、こんな雰囲気でレースを走れることは稀であると感じます。出場してみてこれはもう疑いようのない事実だと断言できます。

 

別大は特別な雰囲気

9年越しにようやく初出場できた東京マラソンのスタート前も一種独特なものがあったのですが、ここ別大は似ているようで全く違う雰囲気です。

スタートラインに並ぶ全員が自己ベスト更新を本気で狙うガチな空気、日々の練習の全て出し切る想い、普段はなりを潜める真剣な眼差し、程よい緊張感、最後まで諦めない息遣い、その一挙手一投足が共感を伴って心地よく感じました。

同じランナーとして、その場の空間を共有できたことに幸せさえ感じました。

 

いや〜また参加したい度

別府大分毎日マラソンは、フルマラソンをベスト更新狙いと位置付け、競技志向が高いサブ3.5以上のランナーは1度出場するべき大会と言えます。

マラソンにて意識が高い系が集ったあの雰囲気は、1度出場したら病み付きになるのは当たり前、そのうちまた・・ではなく、必ずまた走りたくなる大会と言えます。

でもでも大分って遠いなぁ、遠征費高いなぁと感じてるあなた、1年間かけてお金を節約して下さい。ここは参加する価値がありますから。

 


(5段階評価)

別府大分毎日マラソン、別府駅前の像

 

      注目サプリ

      ランニング良著

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