「東京マラソン、ダメじゃん」
妻からそんなLINEが入ったのは、京都マラソンからの帰路、新幹線(こだま^^;)の中でした。
余韻に浸って気持ち良く一眠りした後、寝耳に水とは正にこれのことでした。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、もしかしたら東京マラソン中止とかあるかも?との予想が現実となったのです。
ぷっらとこだまがガクッとこだまに・・・
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東京マラソン一般参加中止について思うこと
京都マラソンを最後まで諦めずに粘り強く走り切って満足してたら、東京マラソン一般参加中止で地に落とされました。
こんなに大きな虚脱感は久しぶりです。
それでもこの判断は賢明だと思います。首都圏で感染者を一気に拡大させるリスクを避けたのですから。
東京マラソン中止(一般)で今現在分かっていること
東京マラソン2020
- エリート枠のみで開催
- 一般枠取り止めによる参加費は返却されない
- 東京マラソン2021の出走権を与える(参加費は別途必要)
- 参加賞は完走メダル以外はもらえる
エリート200人で開催
これは東京オリンピックの最終選考がかかっているだけに致し方ないと思います。記録が狙える高速コースですから盛り上がらないはずがありません。
たった200人での東京マラソン、何も気にせずに選手たちには出し切ってもらいたいです。
ただ政府から不要不急の外出は控えるよう要請が出ているので、沿道での応援は避けるべきだと思います。
自宅でTV観戦の方がマラソンは面白いと思います。
参加費は返ってこない
マラソン界にはある常識があります。
大会中止による返金は一切行わない
まともに読みはしない規約に同意してエントリー(契約)が完了しているのですから、今さら何を言っても仕方ありません。
ある程度走歴があるランナーは諦めも早かったです。
ここまでの準備等に莫大な経費がかかっていますから、大会2週間前で物資や警備等の支払い済みは当然です。
もしこれで返金されたら、都税から捻出されることでしょうし、そうなればマラソンなんて興味がない大半の人から苦情が殺到するでしょう。
そもそも出費が多過ぎて来年以降の開催にも影響します。
昨日からのマスコミ報道を受けて、朝から非ランナーの同僚たちからの質問は、大方返金に関するものでした。
来年東京マラソンに出られる
これは素直に嬉しいです。高倍率の抽選を突破して掴んだ切符ですから、今回限りでは暴動ものです。
冗談はさておき、これは過去に中止となった大会でも採用されていることなので当然といえば当然かと。
今回参加の38000人全員が来年も参加するとは限らないまでも、来年の一般枠の倍率はかなり高くなることが予想されます。
今年はずれた知人たちは早くも諦め模様です。
勝手な予想では、世界のマラソンでは50000人規模だってあります。募集人数をきっと増やしてくると思っています。
また、願わくば来年の参加費は別途必要とのことですが、割引きか免除にして欲しいと言うのが本音です。
※後日、2021年or2022年のどちらかを選べるかたちへ
参加賞とかはもらえる
2020.2.18現在、参加予定だったランナーに記念品として用意されていた、
・ナンバーカード
・計時チップ(大会ロゴ付き)
・ランナーローブ→HP見た限りはバスローブみたいの
・アルミシート
・2020大会公式プログラム
完走メダルは、来年完走したら今年分と併せて2つの完走メダルを首にかけてもらえるみたいです。
過去の完走率から発注しているはずなので、もともと人数分は作成されていないのでしょう。だから今年、記念品として全員には渡せないのだと推測します。
海外参加者にとっても悲惨
昨年の外国籍ランナーは7400人ちょっと、今年はおそらくもっと多かったはずです。
多額の費用をかけて多くのランナーが東京へ向かう予定だったはず、2週間前のキャンセルで費用が全て返ってくればいいのですがそうではないでしょう。
アボット・ワールドマラソンメジャーズ完全制覇を目指しているランナーは世界中にいます。最後の6つ目に東京マラソンを選んでいた方には言葉がありません。
それでも1年後日本に来て思う存分走ってもらいたいです。
他大会も中止へ、今シーズン終了か
大御所東京マラソンが一般枠中止を発表したことを受け、各地のマラソン大会の中止発表が予想されます。
自身もとくしまマラソンをまだ残していますが、開催されるかどうか流動的です。
このまま中止だと今シーズンはあえなく終了、震災の年が彷彿されます。
こんな形でシーズン終了は、マラソンを趣味とする者にとって悲惨の極みでもあります。
我が家ではただ事ではなかった件
京都マラソンから帰宅してリビングに向かい
「東京来年は出れるみたい」と言うと、娘の顔色が一瞬で曇り泣き出しました。
「私は出れないも〜ん(泣)」
そういえば当選した東京マラソンファミリーランは小学6年までの参加資格でした。
来年度から中学生になる娘にとって、最後のファミリーランだったのを忘れていました。
楽しみにしていたのに来年の参加権のことばかり考え一喜一憂していた私、反省です。
感染拡大の背景からやむを得ないとは思うけど
何なんでしょうこの気持ち。
ほとんどのランナーが練習を積んで迎える東京マラソン。誰かを責める気持ちはありませんが、あと2週間に迫っての中止は悲し過ぎます。
昨年の8月の時点で出走が確定したので半年間はここを目標に走り込んできました。
ここまでに参加した大会は全て東京マラソンのための鍛錬と言っても過言ではありません。目標を定めてやってきたのに突然その目標がなくなりました。
いやいやいやちょっと待って、来年の出走権はあります。これは贅沢な悩み、東京マラソンが1年先延ばしになっただけです。
今のところランニングはこの先ずっと続けようと思っています。
走るモチベーションを来年まで持てる幸運を掴んだと思い、また明日から走り始めたいと思います。