見える場面は決してお祭りではなく、東京多摩地区のマラソン大会で撮影した写真です。
狭い歩道にテキ屋と人ごみ、そして公道ではランナーが必死にゴールを目指しています。これが青梅マラソンにおけるゴール前の風景でした。
山間部へ行っても続く賑やかな応援は、気温18℃という高さで格闘するランナーの背中を押しました。
ハーフでもフルでもない30km大会 (10kmもある)に参加、非根幹距離なのにシーズン佳境期に16000人もが参加する理由がわかってしまいました。
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青梅マラソンとは

完走メダル
1. 歴史
市民マラソンの先駆けとして1967年から始まった伝統ある大会で、2026年で58回を数えて東京都青梅市の年1ビッグイベントとなっています。
青梅マラソンは知名度が高く首都圏で知らない人はいないくらいです。ランニングに1mmも興味がない知人や同僚でも皆知っていました。
ここ20年弱は遠征マラソン好きとして2月は忙しくて無縁、それでもずっと参加したいと思っていた大会でした。

街をあげて歓迎 (青梅線河辺駅前)
2. コース
青梅市街地から多摩川上流の山間部へ向かって折り返して戻ってくる、アップダウンと変化に富んだ30km陸連公認コースです。
まずは結論から言うと、苦しくて楽しいコースということです。
往路は上り基調の中にアップダウン、復路は下り基調にアップダウンが連なるイメージです。

ガーミンログより、往復で綺麗な対称
スタート地点から折り返しまでの高低差は85mですが、私のTATTAデータでは獲得標高は200mでした。
基本的にはスタート後とゴール前以外は、上りか下りしかないタフなコースと思って差し支えありません。
強いてあげるなら難所は折り返し前と21km地点の上り坂でしょう。特に21kmからの上りは結構な斜度で長めです。
でもこれを越えれば下り基調と平坦メインなので、順調に走れたランナーならラストスパートが効きます。

皇居ランでお馴染みのモニュメントが青梅にも
(ゴール脇)
3. 賑やか

ゴール前
青梅マラソンはエントリー数が16000人 (10kmを含む) 、これは全国に数ある大都市型フルマラソン大会もあっと驚く参加人数です。
ランナーは日本全国から集うのですが、やはり地元 (多摩地区) の参加者が圧倒的に多く、それに伴う応援者も多数なので声援が飛び交うように聞こえてきます。
それでもスタート前の会場やブロック整列、ゴール後の動線や出店もゆとりを感じるから不思議です。
これは更衣場所や手荷物預け所、トイレやスタート位置、そしてイベント場所が絶妙に分散しているからと推測します。

見えてる範囲全て会場
運営には細かい配慮があり、例えば仮設女性トイレのドアが列から見えないようになっていたり、帰りの駅入り口を積極的に入場規制することで、並んでから15分程で逆にスムーズに乗車できました。
また基本的に手荷物預けは更衣室に置いておくタイプですが、有料手荷物預け (500円)※ や貴重品預かり (200円) があり、ランナーに選択権が用意されている点が好評でした。
※有料手荷物預けの袋 (クロネコヤマト柄) がとにかく大きい

女性トイレ入り口に目隠し (でも男性は正面)

列が長蛇の入場規制でもそんなに並ばない
プライベート結果

2月中旬でこの気温 (ゴール時)
地理的に自宅から近いスタート位置ですが、各地へ遠征する観光マラソンが旬な時期なだけに今年まで15年近く縁がありませんでした。
今期シーズン (2025-2026) は、秋田・横手から始まり山口・防府(広島と福岡も同時に訪問)、そして鹿児島・指宿まで楽しんだのでもう予算オーバーです。 (カミさん談)
ここ青梅は東京マラソンのペースを確認するレースで、東京が控えているメンタル面から気持ちが入り過ぎてアップダウンを気にしないペースで刻んでいきます。
しかし当然無理が祟って折り返してすぐに攣り症状が現れます。
午後になって気温がグングン上がった影響か、それとも疲労がすでにピークになったのか分かりませんが、待ち焦がれた下り基調でペースダウンを余儀なくされます。
その後に轍で脚を取られた瞬間に完全に攣り、後続に邪魔にならないよう路肩まで移動しました。ここで佇むこと約1分。
大事な前哨戦なのに16kmでジエンドとは情けなくなりました。
その後は何とか緩ジョグペースまで回復し、ゴールまであと14km位どう走ろうか?と考えていたら目の前にエイドが迫ってきます。
躊躇することなく立ち止まってモグモグタイム、うまし。
その後もレースには程遠いペースで進み、大量発汗も重なり戦意喪失していきます。そしたらまたエイドが見えてきます。
焦っても仕方ないので再び立ち止まってモグモグタイム、うまし。
水分と食べ物を摂取したら、その後は何だか走れる体調へ上向いてきました。
潰れても2時間半以内でゴールしたいとの目標だったので、残りはキロ5で粘ると決断してからは頑張れました。
この暑さでは公設エイドが少なく感じても、豊富な私設エイドに散々助けられ、そのおかげで終盤はしっかり粘れました。
ゴール後は上腕から肩にかけてザラザラと塩を吹き、コンプレッションタイツは汗が白く浮いたゼブラ柄となりました。
でもどうやら現時点 (当週の水曜日) で2026年の東京マラソンは高温予報、青梅マラソンとほぼ同じ気温だけに最終ロング走としてはとっても価値がある練習となったみたいです。

どこにでもいる猛者は青梅にもいた
いや〜また参加したい度

野口さんのコマネチでゴールを迎える
老舗大会に参加して感じる安定の運営はここ青梅でも健在、やはり長く続いている大会は洗練されているのです。年配の係の方が多く活発で頼り甲斐がありました。
賛否両論ありますがスタート時間 (11:30) が遅く前泊が必要なく、首都圏近郊から当日移動が可能なタイムスケジュールがありがたいです。
長年続いたQちゃんのハイタッチは、野口みずきさんのコマネチに変わってしまったのですが、変化に富んだコースは走り甲斐が大いにあり、時期的にフルマラソンの練習としても実用的な大会となることをお伝えします。
いや〜また参加したい度

応援に熱が入る
