10月開催(※2022年3月6日へ延期)の東京マラソン2021要項が発表になりました。
各方面で物議を醸していますが、その内容に驚愕とした方が多いと思います。色々と発表になった中で、ランナーにとって1番の難題が手荷物預けがないことこです。
これには困ります。愚痴りたい気持ちが沸々と湧きますが、大人なのでここはグッと堪えておきます。そこで考えてみたところ、自分が出来得る対策が浮かんできました。
東京マラソンが他大会の動向に甚大な影響を与えることは、昨年の中止オンパレードで経験済みです。よって手荷物預け無しが今後のスタンダードにならないことを祈ります。
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東京マラソン2021手荷物預けなしの対策
コロナウイルス感染予防の観点から、以前と同じ様なマラソン大会は今後はもうありません。
それを承知の上で、大会側が示した項目を受け入れたランナーだけがエンリーしなければなりません。それはわかっていても「手荷物預けなし」は想像の遥か上レベルでした。
東京マラソンは2018年大会から「手荷物預けなし」を選択してエントリーできるようになってはいます。それは個人選択の話ですが、2021年大会は全ランナー対象となります。
汗だくのまま着替えがなしや、大雨でズブ濡れ状態で電車には乗りたくありませんし、この行為は公共のルールに反します。
そこで現時点で思いついた策を以下にいくつか示してみます。
⭐︎手荷物預けなし対策7選
- 応援者に頼む
- 宿泊ホテルに預ける
- ロッカーに入れる
- ランステにチェックイン
- バックパックに入れる
- コンビニで受け取る
- 今後のサービスに期待
1. 応援者に頼む
まず誰もが真っ先に思いつき最も現実的なのは、着替え諸々の手荷物を応援者の家族や友人に預かってもらう方法です。
スタート前に着替えを済ませたらそれをゲート前で渡し、ゴール付近でまで運んでもらい受け取る形です。
受け取ったら人目の付かない場所やトイレで着替えるしかありません。これが一般的かと思います。
ただこれは応援者がいることが前提となり、遠方からのピン参加では叶いません。
2. 宿泊ホテルに預ける
宿泊ホテルをゴール付近で予約(前泊、後泊)し、フロントに手荷物を預けてスタート地点の新宿へ向かう策です。
押さえるなら東京駅近辺のホテル、ゴール後に徒歩で帰れる距離が理想です。でも中央線に乗って新宿まで行くくらい何ともないと思うランナーなら、スタート地点の宿を押さえる手ありです。
おそらく参加人数が減る今年であってもホテルの予約競争率は高く推移すると予想します。
今回の手荷物預けなしを受けて、普段なら前泊や後泊しない東京近郊にお住まいのランナーが予約に走ると思われます。
3. ロッカーに入れる
ゴール付近のロッカーに手荷物を入れてスタート地、新宿に向かう方策です。
ロッカーがどれほど確保しやすいかがキモとなります。1番人気の東京駅を避ければ、近場の駅であっても日曜の早朝は確保はしやすいと予測します。
朝イチでロッカー探しをしなければならないのが苦痛です。予め狙い駅のロッカー数と場所をチェックしておく必要があります。
4. ランステにチェックイン
ゴール付近のランステにチェックインし、ロッカーに手荷物を預けてから新宿に向かう方法です。
フルマラソンを走った後、少し歩けばシャワーを浴びられる利便性が最大の魅力です。
ゴールの皇居周辺には沢山のランステが存在します。東京マラソン当日は早朝から営業(2019年実績)する所が多くなります。開店と同時に入店、ロッカーに預けてからスタートへ向かうのです。
ただこれも実用性が高く同じことを考えるランナーは相当数、おそらく早朝から競争率が高くなります。ロッカーが埋まってしまったら途方に暮れるリスクを伴います。
5. バックパックに入れる
バックパックに着替えを詰め込み、背負ったままフルマラソンを走るパターンです。
10月中旬※ですから冬ほどの着替えはそれ程必要はありません。最低限の衣類をバックパック(10〜15L)に入れ、42キロ先のゴールまで共に走ります。
※3月へ延期となり冬服はかさばるので非現実的
ただこれだともはやファンラン、ベスト記録狙いはまず無理だと諦めます。これは記録にこだわらないランナー向けの選択となります。
6. コンビニで受け取る
次の対策は宅配サービスのコンビニ受け取りを利用することです。
ゴール付近のコンビニへ向け、予め自分の着替えなどの手荷物を送ってしまう策です。コンビニでその手荷物を回収し、トイレなどで着替える流れになります。
ただ数日前にパッキングし、ゴール付近のコンビニへ荷物を送らないといけない手間が発生します。
7. 今後のサービスに期待
最後は今後世に出る各サービスに期待する他力本願的な策です。
ビジネスとして成り立つ需要の見込みがあれば、手荷物預かりを請け負う民間サービスが動き出す可能性はあります。
また、ホテルのデイユース(日帰り)プランはコロナ禍ですでに存在するサービスです。ゴール付近のホテルにデイユースプランがあれば狙いたいものです。
チェックイン前でも手荷物を預かってもらえるので、早朝に預けて新宿から東京マラソン。ゴール後そのままチェックインし、お風呂でリセットしてからのんびり過ごすプランがあれば利用したい気持ちになります。
東京マラソンで「手荷物預けなし」には抜け道がある
引用
・スタートエリアやフィニッシュエリアに放置されたものはすべて廃棄いたします
・ゴール後は速やかにお帰り下さい
この文言からスタート付近までは、捨ててもいい上着を羽織って来て下さいと読み取れました。スタートエリアまでは防寒できると踏んでいます。
これは3月初旬開催の東京マラソンでは大事なことです。気温は冬のそれですから防寒対策なしは考えられません。
またゴール後は速やかにって言ったって、着替えをせずに帰宅は現実的ではありません。公衆トイレや人目を避けての着替えが横行するのが目に見えています。
ゴール後は東京マラソンの管轄外でひっそりと着替えれば良いだけの話です。
結局エントリーを選択
先日の名古屋ウィメンズは通常通りに手荷物預けがありました。あちらはスタートとゴールが同じ会場だから出来たと言えなくもありません。
東京はスタートの新宿から、ゴールの皇居まで輸送する運営です。その分人の手を経ることとなり、感染リスクが増すという言い分でしょう。
しかし、手荷物預けをなくすことが感染対策にどれほど効果があるのか疑問は残ります。フルマラソンを走ったことで抵抗力が落ち、寒空の下を帰宅してコロナ感染、こんな顛末だって十分考えられます。
これだけ多くの制限をかけられたって、申し込んでしまうのが東京マラソンの魔力です。やっぱり東京を走りたいという想いが強くあります。不便なくマラソン当日を過ごしたいという一心がゆえの対策案となりました。
文句があるなら出なけりゃいい、という基本スタンスはもちろん変わりません。でも私は走りたい気持ちがそれに勝ってしまいエントリーに至りました。
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